↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

55/112

最強の追って

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 朝目覚めてから食事を食べる為に出掛ける準備をしていると、忍者が現れる。

 さて、清十郎と狂史郎の奴め、どうしてくれようか……ん?

 なんだこの忍者の覚えた目は……まさか……



 「取り逃がした。

  っと言う報告ではあるまいな?」

 「申し上げにくいのですが……

  先程様子を見に行って帰って来た者達からの報告によると……

  尾行していた忍者全ての死体を発見したとの事です」



 あいつ等に忍者を倒しきる様な戦力は無かったはずだ。

 いや、清十郎と狂史郎はサムライバトルアリーナでかなり力を付けていた。

 忍者と戦って勝つくらいの実力はあるんじゃないか?

 しかし、忍者が態々(わざわざ)真っ向勝負をするわけも無い。



 「全滅したと言う事だな。

  忍者は何人いた?」

 「八人です」



 「戦って殺されたのか?」

 「相手の戦力から考えて、我々が全滅する様な事はまず御座いません」



 「隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)か」

 「分かりません。

  全員様々な武器による傷が残っておりました。

  隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)なら牙や爪による外傷がみられるかと」



 「そうか。

  引き続き奴等の後を追え。

  戦闘になりそうなら避けて逃げ帰れと伝えろ」

 「御意!」



 他にあいつ等の手助けをしている奴がいるのか?

 同時期に隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)が離反しているし、可能性があるかと思ったが様々な武器か。

 色々な奴に恨みは買っているかもしれんが、忍者を倒す程の者となると分からないな。



 誰が相手だろうと問題無く勝つ事は出来るだろう。

 だが、良い様にやられている。

 ここらで先手を打っておかなければ足元を(すく)われ()ねないか。



 忍者に雪之丞(ゆきのじょう)を呼んで来て貰う。

 


 「お呼びで御座いますか?

  御屋形様(おやかたさま)

 「大方の事は聞いておるだろう。

  清十郎と狂史郎を追え。

  それと、暇している奴等も連れていってやれ」



 「御意。

  抵抗するなら殺してしまっても?」

 「いや、手は出すな。

  隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)が一緒にいる可能性が高い。

  もしくは謎の戦力を秘めておる」



 「分かったっす!

  それじゃあいってくるっす!」

 「気を付けろよ」



 あいつを追わせればまず情報が閉ざされる事はないだろう。

 戦闘になったとしても、雪之丞(ゆきのじょう)が逃げれない相手がいるとは考えられん。

 謀反(むほん)者達の事はあいつに任せて、俺は金策を練るか。



 グレード3のIDを作った時に結構な金が吹っ飛んでいっちまったし、仁帝神農(じんていしんのう)が抜けた事によって結構な打撃を喰らっている。

 一応越後屋に手は回す様に伝えてはいるが、あいつも忙しいだろうしな。


 

 俺は忍者達が作ってくれた世界地図を広げる。

 忍者達が集めてくれた情報である他の国の事もある程度は把握している。



 この西治帝国領の他に同じような場所が五つある。

 以前脳内アナウンスで同じような場所は十あると予想していたが、残り四つは地底や海、天空なんてのもあるかもしれない。

 ファンタジーだからな。



 とにかく地上にあるのは五つだ。

 その内の一つ、水の国カルトリア。

 最初にプレイヤー達が訪れる場所だが、豊富な資源があり美しい国。

 つまり金がある。

 一つの国とそこから広がる大都市。

 人口も多いから取引などはNPC同士にやらせればいい。



 この国と貿易をして金を取る。

 勿論(もちろん)あの手この手でこちらが得をする様に(はか)らうつもりだ。

 他にも、レベルの高いNPCに潜伏させて、強盗や盗みを組織的に行って貰う。

 敵国だし、どうなっても構わん。

 (しぼ)り取れるだけ(しぼ)り取ってやる。



 早速色々と準備を整える。

 貿易用の品はかなり前から用意させてあるから問題ない。

 荷物を運ぶ荷車も護衛も発掘隊の時に作ってあるから大丈夫だ。



 早速行商人をカルトリアに向かわせた。

 そして、服部半蔵率いる自警団にも動いて貰う様に伝える。

 あいつ等も数が増えているしな。

 潜伏して裏社会を牛耳(ぎゅうじ)るように命じた。

 


 忍者の話しではあの国の王は変わっていない。

 最初からプレイヤーなのか、まだ成り上がっている所なのかは不明だが、貴族と王には気を付けておけと告げている。



 一応王の情報を聞く限りはプレイヤーかどうかわからない。

 民からの人望は厚く、聖人君主(せいじんくんしゅ)らしいが、王がお人好しであれば、こちらも動きやすい。

 


 西治帝国領(さいじていこくりょう)以外の国とは離れているので、同じようなプレイヤーからの害意(がいい)には(さら)された事もないだろうし、上手くいくはずだ。

 本当は俺自身で乗り込みたいんだが、制限されて西治帝国領(さいじていこくりょう)から動けないからな。



 さて、今やれる事はやった。

 後は時が来るのを待つのみだな。



 パンパンと手を叩き忍者を呼ぶ。



 「ペットショップの具合はどうだ?」

 「忍者屋敷にて珍しい(たか)が生まれたとの事。

  ペットショップの方ではまだ生まれておりません」



 「でかした。

  では予定通りペットショップで大量繁殖させろ。

  珍しいのが生まれたら、珍しいペット同士で交配させて、更に珍しいペットを産ませていけ。

  いらない奴から売りに出して、一定数溜まったら殺せ。

  珍しいペットが生まれて量産出来たら十倍の値段で吹っ掛けろ」

 「御意!」



 リアルでは酷い事をする奴がいたもんだと思ったが、ゲームの世界だからな。

 色が違うだけでも購入する奴等はいるだろうし、珍しい色の可愛い見た目のペットがいるとなるとそれなりに噂も広がるだろう。



 この世界でペットを飼ったら流石に心が痛みそうだし、俺はペットを飼わないけどな。



 時間もあるし町を一つひとつ見ながら代官と将軍に話を通して、地道な金策でもしていくとしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。