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写真撮影。

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 公式対人戦から三日が経ち、俺は支配した国の施設やNPCを一から見直して整理した。

 拠点周りも充実させたので、遠出する時でも今までよりは快適になる。

 整理し始めるととことんまで(こだ)りたくなってくるが、そんな事をしていればいくら時間があっても足りないので、程々で止めて置く。



 そして、対人イベント後、公式からの重大発表があったんだが、これはスキルリセットのアイテムの販売だった。

 課金アイテムなので俺達は普通にやっても変えないが、プレイヤーがゲーム内で販売していたのでそれを四つだけ買った。



 公式対人戦の後に毎回販売する様なので、その内値下げもするだろうし今は四つで十分だ。

 早速自分自身で使ってみる。

 各支配者のスキルを一つのキャラ事にリセットしなきゃいけねえと思ったら一つで全部リセットするんだな。



 余った分はとりあえず忍者に渡して、倉庫に保管しておいてもらう。 

 さて、スキルを振りなおす。



 闇皇帝には武器と防具の能力を向上させるスキルがあるので、これを中心にスキルポイントを割り振り、自分を含めた味方の能力を向上させるスキルがいくつかあるので、それ等に全て割り振る。


 名誉貴族となったギルド長は味方にモンスターを倒させるスキルが中心だ。

 そんなものはいらないので、スキルポイントを割り振らずに今後の成長に期待する。


 聖女の能力は優秀で、味方の状態異常の抵抗を高めたり、回復効果を向上させたり、全ての属性に対する耐性を高めたりと、スキルポイントがいくらあっても足りない。

 とりあえずその全部にバランスよく割り振る。


 魔王の能力はモンスター系の味方の能力を向上させる。

 まだまだ稼ぎが必要なので、その能力を中心に割り振って後は自分の強化にポイントを割り当てる。

 主にソウルリーパーのライフスティール効果上昇と、一撃のスキルダメージを上げるスキルに割り振った。



 スキル振りも終わったし、執務室に行くか。

 ニースが戻って来たのは昨日の事で、用があるから話を聞いてくれと頼まれていた。

 いい加減色々と整理したかったから一日時間をくれと言って、待ってもらったんだが、ニースの用ってなんだろうか……?



 出来れば全員に聞いて欲しいと言う事だったが、ひょん太郎はアニマを連れてリオフレッドに向かっているし、ショコラはタナトスのレベリングに出掛けている。

 残った俺と、バタカフェだけになっちまったが、まあいいだろう。



 執務室に入ると、バタカフェとニースが待っていた。



 「リリちゃん!

  忙しい所ごめんね!

  まずは貢ぎ物! 

  全部受け取って!」



 そう言ってニースはホルスを召喚して、鞄から色々な物を出して譲ってくれた。

 貴重なロゼッタストーンやら魔眼の書が複数あるし、こんなに貰っていいのか?

 


 「ありがとう、本当に良いのかな?」

 「大丈夫!

  他に使う事も無いし、全部使っちゃって!」



 と言ってるので遠慮なく貰う。



 「それでね!

  これ持って来たの!」



 ニースが良く分からない道具を持っている。

 見た感じはアステカとかで発見されたオーパーツみたいな質感で、人の目の形を模している。

 ちょっとエジプトのラーの目に似ている気もするな。

 なんだこれ?



 ニースが「動かないでよー」と言ってその目を俺の方に向けるとパシャっと音が鳴った……



 ニースの手元には一枚の写真がある。

 何かと思えば、カメラだったのか。

 ニースは取れた写真を俺に見せて、サイズを大きくしたり小さくしたり、俺の隣に並べて同じ大きさにしたりと色々と見せてくれる。



 色々な服を着て撮影したいみたいなんだが……仕方ねえ、少しだけ付き合ってやるか。



 撮影に使う場所はスカイサン・ドナートにある撮影する為だけに作った塔で、部屋ごとにガラリと雰囲気が変わっている。

 早速俺とバタカフェに色違いのドレスを着させて、様々な角度から撮影している。

 俺は撮影なんてされた事もねえし、慣れてないんだが、隣にいるバタカフェが色々とコツとかアドバイスしてくれるので、ポージングなどは全部任せている。

 


 どんどん服を変えて色々な背景をバックに撮影されていくんだが、心なしか徐々に服が際どい感じになっていっている様な気がする。

 バタカフェは全然動じていないと言うか、元々際どい格好が好きな奴だからな。



 「これは……服なの?

  下着じゃない……かな?」

 「大丈夫!

  撮影用の奴だから全然大丈夫だから!」



 何が全然大丈夫なんだよ……

 バタカフェもスッと着替えちまってるけど、流石にこれは駄目だ!



 「こういうのはちょっと……駄目かな」

 「ご……ごめんね!

  嫌な事するつもり無いから!

  それじゃあ、今度はこっち!」



 そう言って連れて来られた部屋はスーパー銭湯みたいに色々な湯舟がある風呂だった。

 全部洋風な感じで色々な照明やらカーテンやらが付いている。

 そして、手渡された衣装は水着とバスタオル。

 まあ、下着よりはマシか……



 水着を来てバスタオルを巻いてそのまま湯につかる。

 マナー違反?

 ゲーム内では俺達は汚れてもしばらくしたら綺麗になるし、撮影が目的だから構わない!



 ニースが気のすむまで撮影をさせた後、三人でゆっくりと湯舟に浸かる。

 お湯は気持ち良いし、のぼせる事も無いから最高だな!



 「カフェタソもリリちゃんも一緒にこのゲームを始めたの?」

 「そう、妹はあまりゲームが得意じゃなかったけど一緒にやろうって誘ったら着いて来てくれた」



 「そうなんだ!

  カルトリアなら別々の場所でスタートしてもすぐに見つけられるしね!

  雪ちゃん達も一緒に始めたの?」

 「元々別のゲームをやっていた時に知り合った。

  それでお互いを見つけて一緒にプレイする様になった」 

 


 「そっかー!

  でも、凄いよね!

  同じギルドに登録したら、リアルの世界に戻れなくなるでしょ?

  それなのに、いい関係が続いているって超凄いよね!」



 ん?

 なんでニースがそれを知っているんだ?

 全員とずっと一緒にいるわけでもないし、見えない場所でログアウトしていても不思議じゃないだろ?


 ニースのこの言い方だと確信を持って言っている様に感じる。

 最初からずっとソロでやってるもんだと思っていたが、他に仲間がいるのか?

 


 「皆リアルの世界より、ゲームの方が好きだから……かな?

  ニースもお友達と一緒なの?」

 「最初は五人いたんだけどね……

  今は二人だけなんだ。

  皆すぐにやめちゃった」



 なんか聞きたくない話だが、もう一人の存在は気になるな。

 


 「もう一人はお友達?」

 「私の小さい頃から世話をしてくれている執事よ。

  残りの三人は友達だったのかなぁ……アハハ」



 「その執事の人はニースの事大切に思ってくれているんだね」

 「ううん。

  お金の為に私の世話をしているって本人がはっきり言ってるわ。

  会って見る?」



 「うん、ニースのお世話をしてくれている人なら、挨拶くらいはしておいた方が良いと思う」

 「それじゃあ、会わせてあげる!

  着いて来て!」



 ニースが友達の分のガチャの金を用意したのかとか考えたら、ちょっと気が滅入って来るな。

 執事は残ってくれたみてえだけど、主人に金の為とか普通は言わねえと思うしなぁ……



 どんな奴か会ってみないと分からねえが、ニースの持っている戦力を見誤る訳にはいかねえ。

 どんな奴なのかちゃんと見ておこう。


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