イアンの街 って感じ(2)
大漁の釣りも終わり、魚の最低限の処理をした後、釣り場を後にした。
宿の裏庭に戻った時には、殆どのメンバーが揃っていた、普段なら最後ギリギリまで採集に拘る職人が何故だと思っていたが答えは簡単で、海中ではモンスターも出てくるらしく(ここでは単体らしいが)早めに死に戻りしたメンバーが準備しているとの事だという。
海は採集場と思っていたが狩場でもあるみたいでびっくりした。
海に出るモンスターは基本、ギルマンという半魚人、獣人の人魚さん達と、どぅ違うかというと、人魚はメインが人間、ギルマンはメインが魚・死に戻りしたメンバーの話を聞くと、魚に人間の手足を付けたモンスターが襲ってきたらしい。
う~んナカナカイメージできないけど、泳げタイヤキ君か?そんなのに殺られたのかお前ら?
何か納得できていなかったが、今日の収穫を料理しようと、今日の宴会会場へ入って料理をしようとしていた時に声を掛けられた。
「セイ~何か釣れたのか? ん、あ、俺?ふっふ~ん見ろよ♪この大物を!!」
と見せてきたのは、ウツボ?それと小型の鯛か?お前は死に戻りみたいだが、中々の漁果だなイクスよ。
しかし見よ俺の素晴らしい大漁の釣果を!! 俺の素晴らしい釣果を見たイクスは、あろうことか
「おーいセイそんな雑魚で何をするんだよ?ダシ用の煮干でも作るのか?」
アフォか?お前はこの食材を知らないとは、まぁウツボなんぞは美味そうとは思わないが多少は興味がある。
自分の知らない食材・味これはリアルを生きる自分にとっての最後の新世界への冒険なのだから……今はアプリ内なんだけどね。
『これの価値が分からんようでは、お前は二流よ!! 料理になった後で、ほえずらをかくといいわ』
釣りの醍醐味は、大物との駆け引きもあるが狙った魚を釣ることにある、狙った魚を釣るそれは当たり前の様に思われているが、現実はそぅ甘くない俗にいう外道と言われる対象外の魚が釣れるのだ。狙った魚を釣るのが《釣る》と言うのだ。
今回、俺はこの雑魚と言われた魚を狙っていた、まぁそれを狙ってくる大物も対象にしていたがそれは不作に終わったのは事実だ。
しかしイクスお前が雑魚呼ばわりしたこの魚は俺が狙っていた本命の魚だその理由は分からないのか?決して雑魚ではないのだ。
置き竿で釣れた(これは狙ってなかったから《釣れた》と言うんだよ)魚たちとは違うのが分からないか?
《七回洗うと鯛の味》という言葉、お前は知らないのか? それなら思い知りやがれ!!!
お前の取った
ちんけな鯛とどっちが上か思い知れ!!小鰯をなめるなよ!!
いきこんで勝負を申し込んだのだが、
「オレ料理スキル取ってないから、味勝負なんか出来るわけないじゃないか?」
『・・・はぁ?お前料理もできないのに偉そうになってるの?馬鹿か?結婚なめるなよ?結婚とはのぉ~
スパンッ
「何かセイ言いたいことあったのかしら?」
・・・・・・いえ、ありません
その後、俺の調達した食材は俺が料理することに(当たり前だ)、イクスが取ってきた食材はルリさんが(イクスの監修のもと)調理が決ってしまった。
まぁいい俺の今日の収穫が雑魚か? 思い知るがいい




