各個撃破 って感じ (2になるのかな?)
ショートですが視点の切り替えが上手くできないので^^;
次回はセイ目線(前回の続きから)の話になります。
出来る限り早めにUP……できるといいな^^;
----------サブロウ目線--------------------------------------
我らに向かってくる敵を見ても恐怖は無い、飢えと病に苦しんだあの頃に比ぶるるば強敵が向かって来ようとも、そよ風がそよぐが如く我らの心は穏やかなままである。
『ゆくぞ!三八小隊の新しい兵器力受けてみよ。撃ち~かたはじめ~!』
自分の号令で砲撃が始まった、今回の護衛の依頼の報酬で入手(予定)の新しい兵器(試作機の)”連射砲杖”、コの字に3人が座り真ん中に6連の砲が丸く繋がっている新型兵器である。
上方から見ると”山”の時に見えるこの連射砲杖、三八式銃槍に無い連射性のある兵器の相談をしつつ開発を続けていた兵器である。
左右の者がお互いにトリガーを引き合い”ブリット”を発射しあえるこの兵器、訓練次第で連射がどんどん早くなり、さらに”普通素材”で作ってもらっているので威力は数倍に上がっているのだ、現時点で最強の兵器と言ってもよい品物と思う。
ただし、弱点も多々ある。まずは3人いないと使用できない点である威力・性能を考えてもこの点はいかしかたあるまい。
次に運用の不自由さである、この連射砲杖の大きさ重さは通常持ち歩けない、今回は魔力属性のジン伍長がいたから持ち歩けただけで、自分も含め現状ではジン伍長以外運用は不可能であろうが今後の作戦会議で騎乗動物を購入して荷車での運用でないと持ち歩けない代物である。
そして最大・最後の弱点、高出力の反面、連続使用が不可能なことだ、工房衆の親方さんら曰く「冷却できなく砲が歪んでしまう」らしいが今回の照準手は自分なので水魔法+(水魔法の上位種)氷魔法でラジエーターの代わりをすることで、その弱点は多少は現在緩和されている。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ
火を噴き続ける連射砲杖、敵も回避しようと動いているが逃がしはしない、フットレバーとハンドルで出来る限る狙いは外さず連射を当て続ける
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黒い靄を纏った敵が倒れこみ光の粒となって消えていった、しかしこれで油断するのは素人だ。
『ジン伍長・ザキ兵長周辺を目視で敵影確認…急げ!!』
「こちら、異常ナシ」
「自分、異常発見できません」
敵は殲滅できたか!ここは今作戦に参加した全員に報告したほうが良いであろうな、レイドチャットで全員に報告をした。
「我ら敵の殲滅に成功セリ、我ら敵の殲滅に成功セリ」
レイドチャットに歓声が響き渡った。
『セイ殿、貴殿の索敵に異状はまだありますか?』
「あ…ジャミングが消えていますから討伐完了と思っていいと思います」
このPK殲滅作戦はこれで完了したのであった。




