思わぬ収穫 って感じ(2)
遅くなってすいません 次回は出来る限り早く書けるように頑張ります。
宝箱も取り外せそうではあったが、それはやめておいた。
ダンジョンの仕様がわからないため、宝箱を取ってしまっては、次回からクリア報酬がもらえない可能性もあるからだ。その後試しにもう1周ダンジョンを回ったが、ボス部屋の入り口のドアが今度は、鉄でキッチリとした枠組みのしてある木のドアだった。
サクッとボスを倒し、ドアを取り外し鑑定すると”魔木としなる木のドア”だった。ダンジョンの壁も黒曜石で出来ているみたいなので、掘っても面白そうではあるが万能ノコでは構造上掘れないので諦めた。
ドアを回収できるので、これだけを狙ってダンジョンに入っても十分黒字である。ちなみに今回のクリア報酬は”黒真珠”だった、黒くて丸いから魔晶が出たと一瞬喜んだが、違っていたので少しガックリだ。
ダンジョンを出て強制睡眠まで時間が無かったので、ダンジョンの入口にある安全地帯で睡眠をとる。起きた時に空腹枯渇メーターが0になっていて、HP・MPがラスト1メモリになっていたので驚いたが、このアプリは餓死がないのだろう。急いで食事をとり治療薬を使い回復させる。MPは休憩をとって回復させて行く。MPも半分回復させたところで、ルヌの街に帰還した。
街に帰って向かうのは工房である、万能ノコをダンジョンで使うのを工房衆に言っていたので成功報告だ。
「おっ セイじゃないか。ダンジョンでのリベンジとやらはどうだった?」
声を掛けてきたのはゲイルだったが、報告の前に万能ノコの作成に携わったメンバー全員を集めてもらった。
工房衆だけでなく、マスカレイ・ライナスも集まってもらい全員で追加料金を払い個室に入ってもらう。何かあるのかと全員不思議な顔をしていたが、黙っていう事を聞いてくれた。
全員がそろったということで、俺は報告をすることにした。
『ダンジョンへのリベンジは成功で、クリア報酬の宝箱の南京錠は万能ノコで切断出来た。基本材料を切れる道具の作成は成功でした』
それだけのことで全員集めて、個室料まで使わせたので皆、納得出来ないようなので話を続ける。
『で、ダンジョンを鑑定してもう1つ気になったことがあったんで試した結果がこれだ』
とアイテムボックスから”黒曜石のドア”と”魔木としなる木のドア”を取り出した。
『これボス部屋の入口のドアだけど、取れたから持って帰ってきたんだけどどう思う?』
とニヤっと笑ってみたが、全員ボー然と固まったまま………
「「「「な、なんだって(ですって~)」」」」
一瞬間が開き、個室の中で叫び声が鳴り響いた。
『ダンジョン自体も黒曜石で出来ているから、採掘用の道具を作ったら掘れるかもしれない。 ただし少し前に掲示板を見て確認したんだけど、ボス部屋のドアが無かったって報告があったから俺が取った、この2枚の可能性が高い……で、皆どうする?』
再びニヤッと笑って見せる。
「お前、自重しろよ」
との言葉もあったが、全員ヤル気みたいだ。レイドクエストは出なかったが(当たり前か)俺たちはダンジョンから採集する作戦に移った。
俺をはじめ戦えるメンバーは、ダンジョンに向かい取れる物は取っていくことに(無くなってはマズイので宝箱には手を出さない事)そして、戦いが苦手のメンバーは、掘れる道具を開発することになった。
一応ダンジョンの違いで、違う素材が出るかもと言うことでPT用ダンジョンにも向かうメンバーもいたが、難易度が高くクリア出来なかったみたいで死に戻ったようであったが、デスペナが終わった後にギルドで
【1人をPTダンジョンクリアまでの護衛、ボス部屋でPT解散:成功報酬1人2000YAN(ランナーではないがYANの管理します)】
という依頼を出して数回クリアして調査した結果、分かったのはソロダンジョンでは”黒曜石のドア”・”魔木としなる木のドア”・”木のドア”が発見され、PTダンジョンでは”堅い木のドア”・”鉄のドア”が発見された。
依頼で出したYANの管理は、ダンジョン入口の安全地帯に1人金庫番用メンバーを待機させてクリア後にボス部屋でPTを解散し、入口で金庫番から返すという作戦を取ったので完璧なYAN補完体制なので問題も起きなかった。
やりだしたら自重なんてしない、取れる物は取っていく俺達であるが俺以外に魔力属性はいないのでドアは現地で分解して持って帰っている。
ドアの素材で”ひも””帆布””皮”が無いので諦めていたが、”ひも”だけがダンジョン内の矢が飛んで来る罠に使用してあるのが分かり”罠解除”スキル持ちが集めている。
工房でも基本の道具である”基本のツルハシ”の開発に成功しており、ライナスなどはソロ用ダンジョンで中に入ってすぐのところで壁を掘って黒曜石を乱獲?している。
ダンジョンで分かった事は、ドアは無くなる。トラップに使ってあった素材は取っても無くならないし、壁は取りまくっても変化はないみたいだ。ドアが尽きるまで確保に突き進む俺たちであった。




