ときめき!バレンタイン♡前夜祭だぞ♡
すみません、風邪をぶり返したため、やらかし防止対策として浮かれポンチな日常パートを数話ぺったんします
2月である。
読者諸君! に、が、つ!といえば……なんの月か、わかるかな?かな?
そう、バレンタインだ!
本名義理友情etc……様々な名目のチョコレートが飛び交うあの素晴らしき日だ!
え?まだまだ14日は遠い?
わかってない、わかってないにも程があるぞ!
ソシャゲ勢にとっては14日なんてただの飾り。2月上旬には……あるいは1月の終わりにはすでに、スタートダッシュをキメているものなのだ。
バレンタインイベやガチャはもう始まっているのだ!!
私は毎年ガチャ開始期間に推しに貢ぐお菓子を準備し、一緒に食べるべくガチャを回す。ガチャが推しじゃなければそれはそれで残念だけれども、それでもバレンタインは尊いものだからとりあえず回す。
正直当日にはだいぶ力尽きてしまうくらいには全力を出してしまうものなのだ。
まあ大抵のイベントはそうやって過ごしている。
さて、ということで今私はお菓子を作っている。
アリーシャちゃんには会えるかわからないから貢げないけど、ナナリーちゃんと校長が菓子パをしたいと仰せなので、そちらで食べるのだ。
まあ会えるとしても手作りのお菓子を渡すなんてできないけど。嫌でももらってくれちゃいそうだからなおさらね。
「セレスちゃぁん、あたしこれ焼いて来ますねぇ」
プロか‥…?と呆然とするくらいやたら凝った形のクッキー生地を片手に、ナナリーちゃんがふわふわした足取りでオーブンに向かう。
その様子を見て、私も自分のお菓子に向き直った。
さて、私が作るのは3品。マカロン、マドレーヌ、タルトである。
ちょうど焼きあがったタルト生地から重石を取り除き、鉄板で冷ます。
その間にマカロンを作ろうと思う。
まずは卵白をメレンゲ状にして、粉を入れてからマカロナージュ、鉄板に並べたら乾かしてから高温で数分焼いてから低音でじ〜〜っくり。
工程だけ見ればすぐ終わりそうだけど、乾燥時間がまあまあ長い……ので!その間にタルトにクレームダマンドを入れて軽く焼き、冷ましておく。
ぽくぽくぽく、ちーん
焼き終わってもまだまだマカロンは乾燥しない。
ので、とりあえずマドレーヌの生地を作り、型にバターを塗っておく。
……まだ乾燥しない。
「今日ちょっとしっとりしてますしねぇ〜」
重力を感じさせない、素晴らしい繊細さの飴細工を片手にナナリーちゃんがにこにこと除き込む。
「やっぱりですか……今日、雨も降ってないのに……」
「うるう年ですからねぇ」
「は?」
うるう年って……そういう年だっ…け…?
「う〜ん、飴も溶けちゃいそうですぅ」
「こんなに寒いのに!?」
「将棋盤が飛ぶので?」
「飛ぶので!?」
じゃああたし、アップルパイ焼いて来ますねぇ〜と去っていった背中を見送って、私はガチャで有り金を全部とかした人の顔でマドレーヌを焼いたのだった。
マカロンは数時間後にちゃんと焼けました。
続くぞ☆




