↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お題小説  作者: シマー
PR
2/3

ML

お題はメンズラブ。大人はエロい(爆)と、いうイメージです

 体が…痛い。


 きしむ体を無理矢理に起こし、ベットから這い出る。


 


「橘(たちばな)さん…もう帰るんですか?」




 隣で寝ていた後輩の土屋(つちや)が声を掛ける。




「ああ…、もう充分だろ?」



 俺はわざと冷たい視線を土屋へ向けた。



「体…、辛いなら泊まって行けばいいのに…。」


 見透かされた気がして顔が熱くなる。




 着替えをしている傍らで、奴は布団の中から顔を出しフニャッと笑う。


 この人好きしそうな笑顔、その顔で俺に声を掛けたんだ。




『橘さん…俺にもやらせて。』




 ノンケの癖に。

 興味本意で俺に手を出した土屋が恨めしい…。



 むしろ、これをチャンスと感じて土屋を受け入れた自分にも腹が立つ。


 これ以上一緒に居ると、好きだと告白してしまいそうだ。




 心も傷付く前に、帰って忘れよう。




 着替えを済ませ帰ろうと振り返れば、目の前に裸の土屋が立っていた。



「やっぱり、帰さない。」


「えっ?」



 ぐんと、腕を引っ張られベットへ押し倒される。

 両腕は押さえ付けられ、俺を見下ろす土屋。



 視界いっぱいに土屋の顔が写る。



 困惑しつつも、しっかり土屋を観察してしまう。




 さらりとした黒髪、相変わらず薄く笑みを浮かべている口元…。





「っ…退けよ。」


 バカにされてる様で、無性に腹が立った。



「嫌だ。」


 そう言って、俺の今着た服のボタンを器用に外していく。



「き、興味本意ならっ…!!二度もしなくていいだろっ?!」



 動揺で、声が震えた。

 

 


 すると土屋は、



「ん~、まぁ一度目は興味本意だよね…。」


 そう言って首筋に唇を這わす。


「っ!!」



 正直な感想に、ショックを受けた。


 抵抗する気力すら奪う。




 

 それでも土屋の唇が触れる場所に、いちいち反応する体。




「ん…っ…」



 音を立てて口付けられる度に悔しさと、面映(おもは)ゆい気持ちが交差する。





 土屋は唇を離し、

 


「でも、二度目は…」





 俺の顔を見てフニャッと笑い、





「好きだからするんじゃねーの?」





 そう言って唇を塞がれた。




「!!」




 なんて狡(ずる)い告白…。




 体が甘く痺れた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。