決勝戦開幕! 地球1個分の質量「デス・綱引き」
初めての投稿です。
誤字脱字が多くなると思いますが、よろしくお願いいたします。
途中で、脱線することもあると思いますが、ゆっくりと見守ってください。
作品の内容が前後することが多々あると思いますが、大目に見て頂ければ、うれしく存じます。
では、参ります!!
## 第8章:決勝戦開幕! 地球1個分の質量「デス・綱引き」
ピピーーーーッッッ!!!!!
「――システム・アナウンス! ついに、ついにこの時がやってまいりました! 『マッスルマギア杯・団体トーナメント』最終決勝戦のビルドを開始します!
泣いても笑ってもこれが最後のフレーム! 勝ち上がったのは、バグ技の嵐でスタジアムの物理エンジンを狂わせ続けた【チーム・おバカ調律師】!
そして、迎え撃つは、この第四ステージの絶対守護神にして、筋肉のイデア……四天王【マッスル・プロテイン(プロエティン)】だァァァッッ!!!」
十万人の観客の「フンッ!」「ハッ!」というポージングの風圧で、スタジアム全体のレンガ(背景アセット)がガタガタと小刻みに震えている。
スタジアムの中央にレンダリングされたのは、太さ3メートル、長さ100メートルを超える、真鍮と黒鉄のワイヤーで編み込まれた狂気の綱――【地球1個分のデス・綱】だった。
その綱が地面に置かれただけで、あまりの「高質量データ」に耐えきれず、大理石の床に「バリバリバリ!」と網の目のようなグラフィックのひび割れ(衝突エラー)が広がっていく。
「オーホッホッホ! 待っていたぞ、15コマのパラパラ漫画ども、そして……裏切り者のプランナー、アカリよ!」
スタジアムの上空から、ぬるぬるとした完全な120fps(超・高リフレッシュレート)の神々しい動きで、巨大な金色のプロテインシェイカーの玉座に乗った四天王【マッスル・プロテイン(プロエティン)】がフェードインしてきた。
彼の肉体は、もはや人間の形状を維持していなかった。
右腕のバイセップス(二頭筋)に「100万ポリゴン」、大腿四頭筋に「500万ポリゴン」が集中して割り当てられた、文字通り【筋肉の過剰レンダリング(バグの巨像)】。その肌はヴァルガの改悪コードによってどす黒いプロテイン色に染まり、瞳には「プロテイン:100%」の文字が不気味に明滅している。
「アカリよ、お前が作ろうとしていた『みんなが笑顔になるスポーツ(バージョン1.0)』など、ただの処理の無駄なのだ!
筋肉とは、破壊! 質量とは、正義!
この地球1個分の質量を持つ『デス・綱』を1ミリでも引っ張ってみせるが良い! お前たちの貧弱な腕のシステムコードが、最初の1コマで耐えきれず、一瞬で消去される様を、神々の特等席で見せてみろォォォッッ!!!」
プロエティンが玉座から飛び降り、地響きを立てて綱の端をガシッと掴んだ。彼の120fpsの動きに合わせて、空間全体の重力データがギチギチと音を立てて圧縮されていく。
「くっ……近くにいるだけで、肉体のフレームレートが吸い取られそうだわ……!」
レイラが18歳の美しい額に汗のパーティクルを浮かべ、蒼海石の杖を地面に突いて耐える。
「マスター、敵の質量パラメータをスキャン。……計測不能(無限大)。通常の物理演算のコマンドでは、1マイクロメートルも綱を動かすことは不可能です」
ノワールが耳のデバイスをパタパタと動かし、冷静に「勝率0%」のログを弾き出す。
「ガハハハ! 地球を引っ張る綱引きとは、ドワーフの神話でも聞いたことがねえ! よし、坊主、ワシらの腕のポリゴンがちぎれるのが先か、お前のそのマヌケな緑のカゴが神々の仕様をブチ壊すのが先か、一世一代の大勝負といこうじゃねえか!」
ゴルドンおじさんが、黄金ハンマーを背中に背負い、覚悟の笑顔を浮かべた。
「うん! みんな、位置について! ――アカリちゃん、君の作った『世界で一番楽しいスポーツの仕様書』を、今すぐボクの30Lのカゴの中に全部インポートして!!!」
「了解よ、イサナギ! プロエティン、目を覚ましなさい! 私たちの本当のスポーツのグラフィック(情熱)を、今ここで完璧に書き換えて(レストアして)あげるわよォォォォォッッッッッ!!!!!」
アカリが涙を拭い、瞳の炎のテクスチャを限界突破させて叫ぶと、彼女の胸の奥から、かつてプロエティンと共に夢見た【誰もが笑顔になる、カラフルな大運動会プログラム(100ギガバイト)】の光のログが、私の背中の緑色の買い物カゴへと一括マージされた!
『――システム警告。買い物カゴの内部に、大量の『楽しげな歓声』と『おバカな応援合戦のエフェクト』が進入。……カゴの斥力メーターがスポーツ仕様へとアプデされ、限界駆動を開始します!』
カゴのフタから、「プシューーーッ!」と、今度は加齢臭ではなく、眩しい虹色の「紙吹雪」と「応援の太鼓の音(ドンドコドン!)」が凄まじい勢いで噴き出し始めた。15コマのタイムラインが、神々の黒いノイルをぐんぐんと押し返していく。
『レディ……ゴー(ピポーッ!)!!』
運命の決勝戦の合図がスタジアムに鳴り響いた!
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## 第9章:大逆転のディレクション! 「100万倍・大運動会エクスポート」
「フンッ!!!!! 滅びよ、15コマのゴミデータどもォォォォォッッッッッ!!!!!」
四天王プロエティンが、120fpsの滑らかな超絶パワーで、地球1個分のデス・綱を「グイッ」と自分の側へ引き寄せた。
その瞬間、スタジアム全体の時空が「ミシミシ……!」と歪み、私たちの足元のタータントラックが、地球の引力バグによってプロエティンの側へとズブズブと吸い込まれ始めた。
引っ張る以前に、世界の物理エンジンそのものがプロエティンの筋肉の質量に敗北し、画面全体が「白磁の無色(バージョン2.0)」へと強制フォーマットされそうになる。
「う、腕が……! 引っ張ってないのに、綱に触れてるだけで私の構成データが向こう側に吸い取られていく……っ!」
レイラが悲鳴を上げる。
「クク……、真祖たる我が、まさか『筋肉の重さ』ごときにログアウトさせられそうになるとはな。少年、そろそろカゴのネジを抜かねば、我らのタイムラインが完全にフリーズするぞ!」
ドラキュラが、重力でボロボロになりかけたマントを翻しながら叫んだ。
「チェルシー、今だ! カゴのスポーツモード、最大出力のネジをぶち抜いて!!!」
「任せときな! 神々のプロテイン仕様なんて、あたしの特製スパナで全パーツ『バラバラのスクラップ(ジャンク)』にしてやるよォォォォォッッッッッ!!!!!」
チェルシーが空中へ大ジャンプし、私の背中の買い物カゴの底にある、アカリの熱血エフェクトで真っ赤に染まった「スポーツ用リミッターネジ」に向けて、巨大スパナをガキィィィィィン!!!と力任せに叩き込んだ!
『――致命的な仕様書き換え(スポーツハッキング):
天才メカニック・チェルシーの工具により、買い物カゴの『質量圧縮バルブ』が完全開放されました。……これより、カゴの中に蓄積されたアカリの『大運動会プログラム』を使い、地球1個分の質量データを【世界で一番マヌケなスポーツ用具】へと強制リライト(バグ変換)します!』
**――キュィィィィィィィィィィィン(世界中のプロテインを吸い込む音)!!!!!**
「ターゲット座標――プロエティンが握っている、地球1個分のデス・綱のすべての質量パラメータ!!! ――**ボクのカゴの全ての『おバカな楽しさ』を、ゼロ距離で逆噴射しろォォォォォォッッッッッ!!!!!**」
パガァァァァァァァァァァァンッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
私がカゴのフタを全力で開放した瞬間、10Lのホワイトホールから音速で逆噴射されたのは、光線でも魔法でもない。
画面全体を「赤、青、黄色、緑」のフルカラーの紙吹雪で埋め尽くす、圧倒的な物量の『大運動会用・超巨大玉入れの玉(100万個)』**と、**『パコーン! パコーン!というマヌケなピコピコハンマーの打撃音ノイズ』のハイパー・ギャグ・ストリームだった!
『オブジェクト衝突エラー(テクスチャの強制書き換え):
プロエティンの握る『地球1個分のデス・綱』の構成データに、100万個の『玉入れの玉』のグラフィックが強制インジェクションされました。……システムは地球の質量を維持できなくなり、重さパラメータが【マイナス1000万トン(風船仕様)】へと大暴走を起こします』
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッ!!!!!!!
「な……ななな、何だとぉぉぉぉぉッッ!? 私の地球1個分の重厚な綱が……私の美しい筋肉の結晶が……、何だこの『ピンク色の柔らかいゴム紐』に書き換わっているのはぁぁぁッッ!?」
120fpsで踏ん張っていたプロエティンの顔面が、驚愕で真っ青にバグり散らかした。
なんと、カゴから放たれた大運動会の情熱(お笑いバグ)によって、地球1個分の重さがあったデス・綱のグラフィックが、一瞬にして【バラエティ番組の、引っ張るとケツにゴムがパチンと当たる『マヌケなゴム紐』】へと、マヌケな音を立ててバグ変換されてしまったのだ!
「よし、みんな! 綱の重さがゼロになったよ! 最後の仕上げは、アカリちゃんの特訓の成果……【15コマ全員同期・熱血おバカ引っ張り(グランド・スラム)】だァァァッッ!!!!!」
「「「「「「「「せーの、で……オーーーーエスッッッ(大爆笑)!!!!!!!!」」」」」」」」
私、レイラ、ノワール、シルフィア、ドラキュラ、プロメテウス、ルミエル、ゴルドンおじさん、そしてチェルシーとアカリ。
9人の最高の仲間たちが、バージョン1.0のフルカラーの情熱を一つにマージし、15コマの中割りの1コマの狂いもなく、ゴム紐を一斉に「グイッ!!!」と全力で引っ張った!
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## 第10章:あっけない(?)幕切り、そして本当の笑顔のレストア
パチンッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
ゴム紐が限界まで引き絞られた瞬間、プロエティンが握っていた側の端が、彼のバグった大胸筋の手からツルンッ!とマヌケに滑り落ちた。
そして、時速3万キロを超える猛烈なスピードで、ゴム紐の塊がプロエティンの自慢の100万ポリゴンの顔面のド真ん中へと、「パチーーーーン!!!」と、この世で一番いい音を立ててクリーンヒットしたのだ。
『クリッピング・スタック:
四天王プロエティンの顔面の座標に、時速3万キロのゴム紐(バラエティ仕様)が直撃。……システムはあまりのマヌケな衝撃(ギャグの物量)に耐えきれず、過激派の筋肉洗脳コードが完全破損を起こします』
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッ...ッッッッッ!!!!!
「ギ、ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!?!?!?(ボクの100万ポリゴンの大胸筋が、ただの“ゴムパッチン”で吹っ飛ぶなんて、そんな仕様書聞いてないよォォォッッ!?)」
プロエティンは、120fpsのエレガントな悲鳴を上げながら、スタジアムの遥か彼方、スコアボードの裏側の画面外まで、一筋の光の残光(星のグラフィック)となって、マヌケにキラリと光りながら吹っ飛んでいった。
あまりの衝撃波と処理の重さに、世界のレンダリングが一瞬「カクッ」と止まり、次の瞬間――。
スタジアム全体を満たしていた不気味なプロテインの霧が完全に晴れ、代わりにフェードインしてきたのは、空いっぱいに広がる、本物の『大運動会の虹色の花火』と、濁りのないフルカラーの青空だった。
「……あ、あれ……? 私、なんであんなに頑固な筋肉になっちゃってたんだっけ……?」
スタジアムの裏側から、全身のバグったポリゴン数が正常(通常人間仕様)に戻り、頭のネジの洗脳がすっかり解けたプロエティンが、頭をさすりながら、昔の優しい笑顔(バージョン1.0の質感)でトボトボと歩いて戻ってきた。
「プロエティン!」
アカリが猛ダッシュで彼のもとへ駆け寄り、その手を強く握りしめた。
「よかった……! 元の、みんなを笑顔にする最高のスポーツプランナーに戻ってくれたのね!」
「アカリ……すまない。私は神々の『見栄えと効率最優先アプデ』に目が眩んで、スポーツの本当の楽しさ(ゲーム性)を忘れてしまっていたよ。……ありがとう、チーム・おバカ調律師の諸君。君たちの15コマのパラパラ漫画、最高に熱くて、最高に面白かったよ!」
プロエティンが深々と頭を下げると、スタジアムを埋め尽くしていた十万人の観客たち(みんな筋肉の肥大化が直ってスッキリした体型に戻っている)からも、割れんばかりの歓声と、笑顔のログが一斉に大爆発して鳴り響いた。
『――システムログ更新。第四ステージにおける全住民の「笑顔の解像度」が、0%から999999%へと異常カンストを記録。……これに伴い、本ステージのボス・プロエティンの調律(討伐)を完全完了と認めます!』
「やったわね、イサナギ! 5日間の滞在と、この大運動会(団体戦)、私たちの完全優勝(大勝利)よ!」
レイラが私の手をギュッと握りしめ、18歳の最高に美しい笑顔を輝かせた。
「うん! 見たか、天の上の過激派プランナー様たち! 地球1個分の重さがあったって、ボクたちの15コマのチームワーク(ギャグ)があれば、たった一本のゴム紐(笑い)で、地球ごとひっくり返して全員を大爆笑させられるんだ! 滅亡なんて、絶対にさせないからね!」
私は背中の通常の30Lサイズに戻った緑色のカゴをポンと叩き、青空の向こうにある、まだ見ぬ「第五のステージ」の接続グリッドを見据えて、最高にワクワクとした独立デベロッパーの瞳をギラつかせた。
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## 第11章:全てのステージのその先へ(未完成の未来へ)
スタジアムの中央に、次なるステージへと続く【光のハイパー・パッチ・ゲート(第五ステージへの次元接続門)】が、大容量のロード画面と共に、堂々とその姿を現した。
神々の穏健派デベロッパーからのテキストウィンドウが、私の目の前にパッと浮かび上がる。
『――第四ステージ、完全調律(団体戦優勝&プロエティン救出・完了)。
イサナギよ、お前たちの紡いだ『無限チャーハンのデータ圧縮』、そして『地球1個分のゴムパッチン大噴火』のログは、我々神々のメインフレームに最高のギャグデータとして深く刻まれた。
過激派の神々も、今のこの住民たちの晴れやかな15コマの笑顔を見て、世界のフォーマット(滅亡)の予定表を、完全に白紙(未定)へと書き換えざるを得ないようだ。
さぁ、5年の猶予のロード時間は、いよいよ最終章へと近づいている。
次なる第五ステージの読み込みが完了した。……最後の試練、お前が世界の「存続」と「滅亡」、どちらに味方するのか、その最終デバッグの瞬間を、我々神々は心から楽しみにしています』
「ふん、神様たちも随分とボクたちの次のギャグをワクワクしながら待ってくれているみたいだね!」
私は鉄剣をシャキーンと鞘に納め、新たなる仲間のチェルシー、アカリ、そしてレイラたち最高のパーティ・アセット全員を見つめて、力強く頷いた。
5年の月日を経て、より強く、よりハイレゾに、そしてよりおバカに進化した最高の仲間たちの解像度は、今や神々のどんな理不尽な最新パッチをも一瞬で大爆笑のバグ技へとハッキングするほどに進化している。
「みんな、いこう! 次の第五ステージのゲートが完全に開いたよ! 神々がどんなステージを用意していようが、ボクたちの最高の『おバカディレクション』で、世界中の人と一緒に大爆笑して、完璧に調律してあげようじゃないか!」
「ええ! 私たちの本当のセカンド・シーズン、次のステージでも、最高におバカな大逆転(お祭り騒ぎ)を見せてあげるわよ、イサナギ!」
レイラが力強く頷き、私の手を握りしめる。
チェルシーもスパナを掲げ、アカリも瞳の炎を燃え上がらせる。
フルカラーの鼓動を取り戻した私たちは、容量30Lの緑色のカゴを背負った私を先頭に、新世界(ワールド5)のゲートの向こうへと、一筋の光の残光となって、今度こそ完全にワクワクしながら、力強く大ジャンプ(ロード)していくのだった!
『――第五ステージのインポートを開始します。次なる世界は、なんと【全編・超本格的アップルパイ建築・ベーキングディストピア】!? 次回もどうぞ、お楽しみに!』
みなさま、どんな風に感じてもらったのでしょうか?
少しでも面白いかもと思って頂けましたら幸いです。
励みになりますので、☆☆☆☆☆をチェックしてもらえると嬉しく存じます。
これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
この作品を読んでくださる方がいていただけて、とても、うれしくありがとうございます。頑張って新しいアイデアを入れ込んでいきますので、よろしくお願いします。




