熱血筋肉都市「マッスル・オリンピア」
初めての投稿です。
誤字脱字が多くなると思いますが、よろしくお願いいたします。
途中で、脱線することもあると思いますが、ゆっくりと見守ってください。
作品の内容が前後することが多々あると思いますが、大目に見て頂ければ、うれしく存じます。
では、参ります!!
## 第1章:第四ステージの初期化――熱血筋肉都市「マッスル・オリンピア」
「――システム・アナウンス。これより【第四ステージ:大気中プロテイン濃度85%・全画面超熱血筋肉スポーツ都市マッスル・オリンピア】へのインポートを完了しました。本ステージは、前ステージの『蒸気機関都市スチーム・バビロン』でのセーブデータおよび、新規加入アセット【天才少女メカニック・チェルシー】のデータを正常に引き継いで構成されています」
光のハイパー・パッチ・ゲートをくぐり抜けた私たちが、次なる大地へと足を踏み入れた瞬間、鼻腔を突き抜けたのは、焦げた石炭の匂いでも白磁の無機質な無臭でもなかった。
それは、圧倒的なまでの――「汗と、湿布と、プロテインの匂い」だった。
「うわっ……何これ、空気が妙に熱くて、呼吸するだけで胸筋がパンパンにビルドアップされそうな気がするわよ!?」
18歳の高解像度ポリゴンとなったレイラが、思わず鼻をつまみながら、周囲の景色を見渡して目を丸くした。
私たちの視界にレンダリングされてきたのは、見渡す限り「巨大なスタジアム」と「トレーニングジム」が融合したかのような、超巨大な赤レンガと大理石の都市だった。
街のいたるところに、不自然なほど巨大な「ダンベル型の彫刻」や「プロテインシェイカーの噴水」が設置され、空を見上げれば、雲の代わりに「巨大なスコアボード(電光掲示板)」が、現在の街の総カロリー消費量をリアルタイムでパチパチとカウントしている。
「ほう……。ここはドワーフのむさ苦しい熱気とはまた違う、奇妙なエネルギーに満ちておるな。床のレンガがすべて、衝撃を吸収するタータントラック(陸上競技場の床)の素材で出来ておるわい」
ゴルドンおじさんが、愛用の黄金ハンマーを地面にトントンと打ち付けながら、感心したように髭を震わせた。
「マスター、周辺をランニングしている一般住民アセット(NPC)のグラフィックを確認。……全員が例外なく、シス三頭筋および大腿四頭筋のポリゴン数が、通常の人間キャラクターの『約16倍』に増量されています」
ノワールが耳のデバイスをパタパタと動かしながら、無表情に恐ろしいデータを読み上げる。
通りを横切っていく街の住民たちは、老若男女問わず、全員が派手なチームジャージやタンクトップを着用し、一歩歩くたびに「フンッ!」「ハッ!」と、無駄にキレのあるフレームワークでポージングを決めていた。
「アハハハ! イサナギ、見て見て! あの散歩されてる犬のアセットまで、無駄に胸筋が割れてて、15コマのキレキレな動きでスクワットしながら進んでるよ! この世界の仕様書、完全にプランナーの頭のネジが全部プロテインに置き換わってる!」
シルフィアが宙を舞いながら、筋肉質のトイプードルを指差して爆笑した。
「チェルシー、新しい世界の居心地はどうだい?」
私が尋ねると、前ステージから正式に仲間に加わった赤髪の天才少女・チェルシーは、背中の巨大スパナをガタガタと揺らしながら、腰のオイル缶ポシェットを叩いた。
「最高にイカれたグラフィックだね! あたしのゼンマイ式加速パッチの駆動効率が、この街の『熱血エネルギー(マナ)』と同期して、いつもより1.5倍ぬるぬる動くよ! でもさ、イサナギ、この街のシステム構造(仕様)、ちょっとのんびりしすぎじゃないかい? ほら、空のスコアボードを見てみなよ」
チェルシーが指差した先には、巨大な文字でこう書かれていた。
【次回・マッスルマギア杯 団体トーナメント:開幕まであと5日】
「――なるほどね」
仕様書(万年筆)をサラサラと走らせていたルミエルが、眼鏡をクイッと上げながら皆に説明を始めた。
「過激派の神々(プランナー)も、前回のステージでイサナギに背景の歯車を1万個も逆噴射されたせいで、グラフィックエンジンの修復に手間取っているみたいなんだ。だからこの第四ステージでは、プレイヤーをすぐに戦闘に引きずり込むんじゃなくて、【最低5日間の滞在期間】を強制的に設けて、街の雰囲気を味わわせながら、じっくりとイベント(大会)に向けてビルドアップさせる仕様にしているんだよ」
「5日間もこの街に滞在できるのか! よし、それなら決定だ!」
私は背中の緑色の買い物カゴ(30L・通常主婦仕様)の紐を締め直した。
「前回のスチーム・バビロンでは、四天王がすぐに襲ってきたせいで、街の観光もショッピングもろくに出来なかったからね。今回はこの『マッスル・オリンピア』の街に最低5日間は腰を据えて、街の雰囲気をじっくり味わい、美味しい(?)プロテイン料理を食べ、小エピソードを回収しながら、5日後の団体トーナメントの優勝(ボス討伐)に向けて、じっくり腰を据えて冒険しようじゃないか!」
「「「「「「「オーーーーッッッ!!!!!!!」」」」」」」
こうして、私たちの「筋肉とスポーツに彩られた、5日間ののんびり(?)街滞在ライフ」が、最高のレンダリング画質で幕を開けたのだった。
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## 第2章:滞在2日目・食堂「マッスル・炭水化物」での悲劇と喜劇
「ねぇ、イサナギ……。私、もうプロテインバーと鶏胸肉のグラフィックは見たくないわ……」
滞在2日目の昼、レイラがホテルのロビーのソファで、完全にライフ(気力メモリ)がゼロになった顔でうなだれていた。
それもそのはず、この『マッスル・オリンピア』の街の飲食店は、どこに入っても「高タンパク・低脂質」のメニューしか存在しなかった。メニュー表を開けば、
【水分を極限までカットした、ささみの塩茹で(テクスチャ解像度:極上)】
【大豆プロテイン100%練り込み麺(噛みごたえ:レンガ並み)】
といった、およそ18歳の女子が喜びそうにないおバカな料理アセットばかりが並んでいたのだ。
「ククク、レイラよ、我が血(水分メモリ)の乾きを癒すために頼んだトマトジュースが、まさかの『ヘモグロビン強化・鉄分プロテイン(ドロドロの泥水仕様)』だった時の我の絶望に比べれば、ささみなど天国ではないか……」
ドラキュラが、胃もたれを起こしたような顔で漆黒のマントを丸めて隅っこで震えている。
「あはは、二人とも情けないねぇ! ほら、あたしが街のスクラップ場で見つけてきた、この最高に美味そうな『マルチビタミン配合・潤滑油』を飲んで元気出しなよ!」
チェルシーが、本当に美味しそうに謎の黄色い液体をストローでチュウチュウと吸っている。サイボーグ化した彼女の肉体には、これが一番のご馳走らしい。
「よし! それなら、ボクがこの街の裏通りで見つけた、唯一『一般アセット向けの隠れ家食堂』に行ってみよう。名前は確か、【食堂:マッスル・炭水化物】だ!」
私が提案すると、レイラとドラキュラの目が一瞬で15コマの輝きを取り戻した。
通りを歩くこと10分。たどり着いたのは、暖簾の代わりに「巨大なプロテインマフラー」がかけられた、どこかレトロな雰囲気の食堂だった。
中に入ると、ガラガラと威勢のいい音が響く。
「いらっしゃい! ――おっ、見ねえ顔だな。旅のプレイヤー(アセット)か? うちのメニューは、そこらの軟弱なジム飯とはワケが違うぜ! 炭水化物を極限まで詰め込んだ、【バグ盛り・特大メガ米チャーハン】だァァァッッ!!!」
店主のおじさんが、丸太のような太い腕(ポリゴン数過多)で、重さ50キロはありそうな中華鍋をぬるぬるとした60fpsの超高速モーションで振っていた。
運ばれてきたのは、もはや皿ではなく「洗面器」のようなサイズのアセットに盛られた、文字通り山のようなチャーハンだった。
一口食べたレイラの顔が、一瞬で至福のグラフィックへと書き換わる。
「おいしい……!!! ちゃんと油の味がする! お米がパラパラ(15コマ仕様)で、最高のレンダリングクオリティよ!」
「おお……これならば、我の乾いたメモリも一瞬でキャッシュ(満腹)されるわい!」
ドラキュラも、貴族のプライドをかなぐり捨ててレンゲを高速で動かし始めた。
しかし、この食堂が「バグ盛り」と自称しているのには、恐ろしい仕様(不具合)が隠されていた。
「もぐもぐ……ん? イサナギ、このチャーハン、どれだけ食べても……【お皿のグラフィックが1ミリも減らない】んだけど!?」
レイラが途中でレンゲを止め、青ざめた。
「何だって!?」
私が自分の皿を見ると、確かに半分以上食べたはずのチャーハンが、次のフレーム(1秒後)になった瞬間、パッと元通りの「山盛り状態」に強制上書き(リフレッシュ)されていた。
「――あちゃぁ、やっぱりか!」
チェルシーが、チャーハンの底のシステムコードをのぞき込んで叫んだ。
「このおじさん、中華鍋を高速で振りすぎて、料理アセットの『残量カウント処理』のプログラムを物理的にぶち壊しちゃってるんだよ! つまり、このチャーハンは食べても食べても、内部のオブジェクト構造が【無限ループ(常時リバース)】を起こして、満タンの状態に書き換わり続けるんだ!」
「な、何というクソ仕様(大盛りサービス)じゃ……! 腹が、腹の容量が完全に破裂してしまうわい!」
ゴルドンおじさんが、すでに狸のようになったお腹を抱えてギブアップした。
「マスター、このまま食べ残すと、このステージの『フードロス撲滅ペナルティ』により、私たちの最大HPが半分に下方修正されます。……完食、またはシステムデータの改ざんが必要です」
ノワールが恐ろしい警告を発する。
「くそっ、おじさんのサービス精神が牙を剥くとは……! よし、それならボクの買い物カゴの出番だ!」
私は背中の緑色の買い物カゴを取り外し、無限ループチャーハンの皿に向けてガバッと被せた。
「カゴのパッシブスキル――【どんな大盛りアセットも、30Lの規定サイズに強制圧縮】しちゃえェェェェェッッッッッ!!!」
キュィィィィィィィィィィン!!!
カゴの内部の容量制限プログラムが、チャーハンの無限ポップバグと真っ向から衝突を起こし、次の瞬間、洗面器サイズのチャーハンが、パッと一口サイズの「可愛いおにぎり(テクスチャ簡素化)」へとキュートに圧縮されてカゴの底に転がった。
「ふぅ……。なんとか完食(データ圧縮)扱いになったみたいだね」
私が額の汗を拭うと、店主のおじさんは、
「おいおい、俺の無限チャーハンを一瞬で胃袋に収めちまうとは、とんでもねえ大食いコンペティター(調律師)がいたもんだ! 気に入った、5日後の団体トーナメント、お前らのチームの『スポンサー(ご飯係)』になってやるぜ!」
と、豪快に笑ってプロテイン入りの麦茶を奢ってくれたのだった。
何気ない食堂のバグ一つとっても、この街の滞在は最高に退屈しない(おバカな)エピソードに満ちていた。
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## 第3章:滞在4日目・謎の美少女アスリート「アカリ」の特訓(?)
滞在4日目。私たちは街の北側にある【空中トラック・スタジアム】へと、団体戦のルール(仕様)を調べるために足を運んでいた。
5日後に開催される『マッスルマギア杯』は、3人一組で様々なスポーツ競技(1回戦:100m障害物リレー、2回戦:魔導マッスルバレーボール、決勝戦:超重量デス・綱引き)を戦い抜き、勝ち進んだチームが、このステージのボスである【スポーツ統括四天王:マッスル・プロテイン(本名:プロエティン)】と直接対決できる仕様になっていた。
「1回戦の障害物リレー、普通のハードルじゃなくて、途中で『時速300キロの巨大テニスボール』が飛んできたり、『地面のグラフィックが10秒ごとに氷(滑る床)に書き換わる』っていう、最悪のクソ仕様(初見殺し)になってるよ」
ルミエルがスタジアムの掲示板を見て、困ったように眉をひそめた。
「ふん、そんなの、あたしのゼンマイパッチで速度を3倍にすれば余裕――」
チェルシーが胸を張った、その時。
「――ちょっと待ったぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!」
スタジアムの入り口から、バババババッ!!!と凄まじい砂煙を上げながら、一人の少女が猛ダッシュで突っ込んできた。
彼女は私たちの目の前で、不自然なほど綺麗な「スライディング(摩擦火花付き)」を決めてピタリと止まった。
そこにいたのは、ポニーテールに青いハチマキを締め、手首に何重ものリストバンドを巻いた、瞳に「炎のテクスチャ(常時アニメーション)」を宿した、いかにも熱血スポーツ漫画から飛び出してきたような新キャラクターの少女だった。
「あんたたちが、噂の『おバカ調律パーティ』ね! 私はこのマッスル・オリンピアの『非公式・熱血鬼コーチ』の【アカリ】よ!
あんたたちの練習風景を陰から見てたけど、全然ダメ! 筋肉に対するリスペクト(ポリゴン数)が足りないし、何より、走る時の『汗のエフェクト(パーティクル効果)』が設定されてないわ! そんな軟弱な初期アセットじゃ、1回戦の障害物リレーで最初の10メートルでデリート(リタイア)よ!」
アカリと名乗った少女は、ビシッ!と私を指差し、背景に「謎の夕日のグラフィック」を強制的に召喚しながら熱弁した。
(※現在、まだ真昼の13時である。背景だけ夕日になるバグらしい)
「え、エフェクトの強制書き換え!? アカリちゃん、君はこの街の仕様に詳しいの?」
私が尋ねると、アカリは腰に手を当てて、フンッと鼻を鳴らした。
「詳しいも何も、私は元々、この街の『スポーツ演出エフェクト担当・プランナー(NPC)』だったのよ! でも、四天王のプロエティンが『試合の勝敗なんてどうでもいい。全員が限界まで筋肉を破壊し合って、最後に一番太い大腿四頭筋を見せたアセットを優勝(仕様)にする』ってルールを改悪しちゃってから、純粋なスポーツの楽しさ(ゲーム性)が完全に失われちゃったの……。だから私は、あんたたちをこの5日間で『最強のバグ技アスリート』に特訓して、プロエティンの頭の筋肉を根性で叩き直してやろうと思って、ずっと待ってたのよ!」
「なるほど! 新たな協力者(鬼コーチ)の登場ってわけね! 望むところよ、アカリ! その特訓、受けて立とうじゃない!」
レイラが何故か対抗心を燃やして、アカリの前に一歩踏み出した。
「いい返事ね! それじゃあ、滞在4日目の特別メニュー……【時速500キロで回転する、超巨大コンクリート製テニスラケットからの、千本ノック(物理演算崩壊仕様)】を始めるわよ! ――全員、位置について(レディ・ゴー)!!!」
「ちょっと待って、それスポーツじゃなくてただの『即死トラップのデバッグ』じゃないのォォォォォッッッッッ!?!?!?」
レイラの悲鳴がスタジアムに響き渡る中、私たちはアカリの容赦ない(バグだらけの)熱血特訓によって、5日目の決戦に向けて、肉体のシステムコードを極限まで鍛え上げられる(ラグを削ぎ落とされる)のだった。
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## 第4章:滞在5日目・決戦前夜の調律(カゴのスポーツ仕様アプデ)
アカリの地獄の千本ノック(※ラケットがスタジアムの壁を貫通して判定が消えるバグ付き)をなんとか乗り越え、ついに団体トーナメント前夜となる「滞在5日目の夜」がやってきた。
街の宿屋のバルコニーから、ライトアップされた巨大な中央スタジアムを見下ろす。
夜空に浮かぶ電光掲示板には、明日参戦する全チームのエントリーリストが、不気味な黒いノイズと共にスクロールしていた。
私たちのチーム名は【チーム・おバカ調律師(15コマ仕様)】。対する敵チームには、四天王プロエティンの直属の部下である、筋肉の塊のような「マッスル四天王(スポーツ選抜組)」の名前がズラリと並んでいる。
「ふぅ……。この5日間、毎日プロテインを浴びるように飲んで、バグ盛りチャーハンをカゴで潰して、コンクリートのラケットから逃げ回る生活だったけど……。不思議と、この街の『煙くさくない、純粋な熱気』が、嫌いじゃなくなってきたよ」
私は夜風に髪を揺らしながら、背中の緑色の買い物カゴを愛おしそうになでた。
「イサナギ、明日の団体戦のことで、チェルシーとアカリが面白い『デバッグ技(改造データ)』を完成させたみたいよ」
レイラが部屋の中から、楽しそうに私を呼んだ。
部屋に入ると、机の上には私の緑色の買い物カゴがバラバラに分解(?)され、チェルシーのスパナによって、何やら無数の「ゼンマイ」と「アカリ特製の熱血エフェクト・コード」が内部にインジェクションされている最中だった。
「へへん、お待たせイサナギ! 明日のスポーツ大会は、神々の設定した『超・重量物理演算(重力が通常の8倍になるバグ)』のせいで、普通に走るだけでも足のポリゴンがちぎれちゃうんだよ。だから、あんたのカゴの『容量圧縮(30L制限)』のプログラムを応用してさ……」
チェルシーが、カゴの底のネジをギチギチと締めながらニヤリと笑う。
「カゴの内部空間に、明日の試合で使う『すべてのスポーツ用具』の質量(重さ)をあらかじめ吸い込ませて、カゴの引力で【フィールド全体の重力をゼロ(無重力バグ)】に書き換える、特製の『スポーツモード・パッチ』をビルドしたわ!」
アカリが、瞳の炎を2倍に燃え上がらせて拳を握りしめた。
「すごいや二人とも! これなら、どんなに過激派プランナーが卑怯な重力バグ(嫌がらせ)を仕掛けてきても、ボクたちの15コマのチームワークで、スタジアムのタイムラインを完全に支配できる!」
「少年よ、我もこの5日間で、トマトプロテインジュースに対する完全な耐性を構築した。明日の団体戦、我が真祖の力(60fpsの超高速俊足)で、敵の筋肉ダルマどもを全員、コートの裏側まで吹き飛ばしてくれよう!」
ドラキュラが、宿屋の鏡に向かって無駄にキレのあるポージング(アカリ直伝)を決めながら不敵に笑った。
「よし、みんな! 5日間の街滞在で、ボクたちのシステムデータ(モチベーション)は最高潮にビルドアップされた!
明日から始まる『マッスルマギア杯・団体トーナメント』、1回戦から決勝戦まで、全員の連携(15コマの絆)で全勝で勝ち進み、最上階の四天王プロエティンを完全討伐して、この世界に本当のスポーツの楽しさを取り戻そうじゃないか!!!」
「「「「「「「「オオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!(15コマ完全同期)」」」」」」」」
宿屋の窓を揺らすほどの雄叫びと共に、私たちは、世界のタイムラインをお笑いと筋肉で塗り替えるため、ついに明日の「大決戦」のロード画面へと、一斉に飛び込んでいくのだった!
(――熱血スポーツ団体戦・前半戦、終了。後半の「怒涛のトーナメント&四天王プロエティン大決戦」へ続く!)
みなさま、どんな風に感じてもらったのでしょうか?
少しでも面白いかもと思って頂けましたら幸いです。
励みになりますので、☆☆☆☆☆をチェックしてもらえると嬉しく存じます。
これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
この作品を読んでくださる方がいていただけて、とても、うれしくありがとうございます。頑張って新しいアイデアを入れ込んでいきますので、よろしくお願いします。




