27 残響
皮は拭かない。
十九番を目の扉に据える。痂が硬化した乳に口づけし、坑は眼窩を向き、眼窩は土の中で輪を覚えた実を向く。いまは乾いたフィラメントが、神経の切り株と容器の茎側を見つけ、一本の線にする。
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走る電荷は、古い視線より小さい。
粉を越える。皮を越える。もう井戸を飲まない実を越える。垂れた半球に着くのは、台所でも箱でもない。水を抜いたあとの、それらの絵の形。光沢のないリノリウム。血のない少年の口。重さのない拳。残響。部屋は分かる。それが属する夜だけが、見当たらない。
九番の瓶の虹彩——遺物。作物よりまだ湿っている——は、それでも答える。二つの目。摘まれたほうと、切られたほう。どちらも穴を見ている。残響が積む。乾いた絵と濡れた絵が切り株に同時に当たり、革化した切り株は、一本の柵線が二つの声を運ぶように両方を運ぶ。
畝がヒトデのピンに逆らって跳ねる。
人形の命令ではない。乾され、保存されたせいでより意地悪く戻ってきた認識。
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二十番を線に足す。
心臓の実。銀の切り株。十一のガラスの遺物の栓が、残響の到達に合わせて収縮し、その収縮がフィラメントを戻って二十一番の開いた最初の瘤へ入る。蓋は斜め。皮の下で内輪が鈍く閃く。三つの実と二つの遺物と一つの眼窩が、同じ乾いた文を話す。従属した時計が、残響だけの印を見つける。鞴がその印で行程し、肺の布がクリックする。唾の残っていない袋。
作物が見る自分を見る。
土。杭。桟の倉。ほとんど扉だけの顔。「すまない」が、かかる口のないまま着く。音の形。粉がファイルして送り返した、台所の事後報告。
土の上の本物の口が、唇で裂ける。
「それは——あの——夜じゃない——」
残響は、どの夜かを問わない。また走る。保存が輪を保つのか、輪の癖だけを保つのかを測っている。等級をつけ、摘み、箱に入れ、乾したあと、男はまだ自分の部分を知るか。返ってくる答えは彼のか、収穫のか。
神経の切り株が細い灰色の糸を燻らせる。熱ではない。信号から乾しの粉が焼け落ちる。背の高い影がその糸を吸う。皮膚のフレアは、これまででいちばん小さい。データ。夕食ではない。祈りでもない。あるいは水の抜けた、その全部。
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線は据えたまま残す。
十九番から眼窩へ。二十番を接続。二十一番が輪に乗る。遺物の目と遺物の心臓が、同じ乾いた回路の上。倉が、古い竪琴の弦には細すぎる音を唸る。
ハワード・フーバーは残響であり、残響が落ちていく井戸だった。
絵は印ごとに着き続け、そのたび平らになり、日々というより区画図に近づく。
次の処置は、紙が尽きるまで地図をたどる。
あるいは、倉の下の土が、かつて名だったことを忘れるまで。




