24 苞
最初の実を選んだ。
拳ほどの瘤。いちばん古い。坑はまだ瓶の目を向いている。影のひとつが棚の棒を二本支え、重みが外れても株が傾かないようにする。もうひとつが円形の切削器——腹と起源を抜いた、瓶の蓋の口——を、銀に面した面に当てる。
** ∇∥//HSK ‡//☉-KETH ||∴//GRD **
切削器は打ち抜かない。
*剥く*。
瘤の蓋が、濡れた輪になって外れる。外側は面、内側は空洞に詰まった肉。脳でも巣でもハワードでもなく、三つ全部。梅色の襞に銀の髪が走り、中央に洗礼盤の金黒の小さな井戸。蓋が実を離れても、従属した時計を保つ拍。匂いが上がる。サイロと腐った牛乳と、殴ったあとの台所。ガラスの果樹園が鳴る。家に窓が開いたように。
灯籠の漏れの中で苞の蓋を持ち、内板を読む。
すでに書いてある印。肘の小板ではない。年輪。時計がハワードの半球に圧した暗い輪の、縮小。作物は、男の時間を皮に残していた。
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等級。
フィラメントが、開いた瘤の露出した井戸を味わう。背の高い影が、什一の盆でしたように表面を吸う。匂いの渦が顔の坑へ入り、皮膚の残光が一度フレアする。厨房ほどの室と同じフレア。品質だったのか。交わりだったのか。次の数値だっただけなのか。
その剥きを、自分のものではない顎から歯が抜けるものとして感じる。
神経の切り株の絵が、開いて中を見せる瘤を示す。瓶の目も示す。二つの小さい実が坑を、最初の傷へ向ける。等級付けは株が自分にすることであるかのように。井戸から袋へ走る根が引く。盤が落ちる。蒸留器が十七番を満たす。一瞬透明で、それから輪で濁る液。液体の苞。
畝の口が動く。
「それは——お前らの——ものじゃない——」
切削器がより浅く据わり、二度目の皮を取る。今度は帯。実の赤道を回る。帯は十八番へ入り、ガラスが閉じたあとも巻き続ける。摘まれたことを認めない皮。記録器が棚を離れ、その容器を環にし、縫い目を開け、土の外から等級を味わう。
小さい瘤は開けない。
目の大きさ。心臓の大きさ。丸のまま。株が取られた蓋のほうへ一度傾き、棚の棒が手首の井戸と足首のピンで開いて直立に戻す。倒伏は避けた。間引きが始まった。
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輪の蓋を実に戻す。封ではない。*載せる*だけ。収穫桶の帽子。縁から中の井戸が見え、刻んでいる。苞は外れ、外れていない。等級は取られ、まだ茎の上にある。
ハワード・フーバーは、残りを歩く価値があるか見るため、畝の端で最初の穂を剥いたあとの畑だった。
影は切削器をロックする。
次の処置は、等級に従う。
実が良ければ、もっと取る。
実が良ければ、畝が終わるまで、立たせておく。




