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彼氏

文化祭当日、菜穂は体育祭の時同様、というよりそれ以上に大はしゃぎしていた。

髪はくるくると巻き、ハーフアップにして頭の高い位置で2つお団子を結い、派手な髪飾りをつけてこの日は出し物の為白地にピンクの花が描いてある浴衣を着ていた。


「うぎゃ~~~カワイイ~~!!♡♡♡」


鏡を見ながらルンルンはしゃぐ菜穂に、同じく派手な格好をした遥も「やーん超カワイイ♡♡ねえ写真撮ろっっ♡」と2人でパシャパシャ。


「お前ら準備手伝えよ...」


絵里奈は看板を立てながら2人を見た。



******



準備が終わるなり、菜穂と遥は大はしゃぎで「みんなと写真撮りに行こ―☆」と言って教室を出た。


「あ、あのとりあえずB組に...♡」


廊下を歩きながら菜穂は恥ずかしそうに遥に言い、遥は「はいはい桐山くんね♡」とニヤニヤ。

2人がB組を覗くと、奥に光の姿が。


「やっば!桐山くん超かっこいいじゃん!!」


遥がそう言い、菜穂は「うぎゃ~~鼻血出るかも♡」とニヤニヤ。

光は以前言っていた通りタキシード姿。


「ちょ、あの手元の白い手袋えろくない???♡」と遥。


「それな!!??♡」と興奮する菜穂。


すると後ろから「あ、汐崎じゃん。光呼ぶ?」と声を掛けられ、菜穂は「えっうん♡」とヘラヘラ。

「うざ」と笑いながら彼は入り口から「光~!彼女が呼んでるぞ~~」と呼び、光は嬉しそうに歩み寄って来た。


「菜穂!来てくれたの」


光に言われ、菜穂は「うん♡♡超かっこいいね光くん♡」とニヤニヤ。

光は「はは、恥ず」と笑ってから菜穂を見て「っていうか菜穂がかわいい」と微笑んだ。


菜穂は「え♡♡」と照れた表情を浮かべ、2人のやりとりを見た遥は「ねえ~~ずるい!あたし結局彼氏できなかったしィィィつらい~~!」と2人に言った。


「はるちゃん、写真撮って♡」


菜穂はそう言って遥にスマホを渡した。遥は「殴るぞっ」と言いながらもスマホを受け取り、「はい撮るよ~~~」と2人をパシャパシャ。


「ありがとう!」と言って菜穂は遥からスマホを受け取り、光の方を振り返り「ソロで1枚頂いてもいいですか♡」とカメラを向けた。


「えっ俺だけ?」と光は苦笑した。


写真を撮り終えると、「じゃあと連絡するね。花火行こうね」と光は菜穂に微笑んだ。


「絶対行く~~♡♡」と言って菜穂は遥と一緒に教室を後にした。



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