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キラキラ初デート

慣れないメイクに、慣れないアクセサリーをつけて、慣れない靴を履いて外へ。

楽しみ過ぎて待ち合わせより30分も早く来てしまった……

気合い入り過ぎて引かれそうだから10分前に来たってことにしておこう、うんうん。


菜穂は風が吹く度に鏡を片手に前髪を直し、そんなこんなで15分が経過。


「菜穂っ」


声が聞こえ、菜穂が「はい!」と立ち上がると、光の姿が。


いや〜〜〜〜〜ん私服姿の光くんも最高〜〜〜〜〜〜!!!!♡♡

オシャレでかっこいい〜〜すき〜〜!!!


「お、おはよう!」


菜穂は緊張しながら微笑んだ。


「おはよう。髪、可愛いね」


光はハーフアップされた菜穂の髪を見て微笑み、菜穂は「えっ!あ、ありがとう!!!!!」と天にも昇る気持ち。

幸せ過ぎてこわい。


「じゃあ、行こっか」


光はそう言って菜穂に右手を出した。菜穂は恥ずかしながら左手で光の手を握り、2人は顔を見合せて微笑んだ。



その日は水族館へ行き、THEデート!って感じのデートをして♡♡

時間はあっという間に過ぎた。


何から何まで紳士的だし終始笑顔だし、ますます光くんを好きになる一方……

足が痛すぎる。


最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪〜〜!!!!

靴擦れってこのこと??????滅多にこんなヒールのある靴履かないから分かんなかったけどちょっと調子乗ったよね〜〜〜〜………


えっちゃんの言う通り、疲れるからヒールのある靴は避けるべきだった……

そんなことを考えながら歩いていると、光は菜穂の方を見た。


「ねえ、ちょっと疲れたし休もうか」


光はそう言って微笑み、ベンチを指さした。


神様...............!!!!!


菜穂はもうほぼ足を引きずりながら「う、うん!」と言ってベンチへ。


「俺、そこのコンビニで飲み物買ってくるから待ってて」と光。


「あ、なら私もーーー」


菜穂がそう言いかけ、光は「飲み物買いに行くもの彼氏っぽいでしょ?すぐだから待ってて」と微笑んだ。

菜穂は照れながらも「あ、ありがとう...!」と言った。


ふぇえええ~~~~~~~~助かったァァァァァ.....!!

痛すぎて死ぬかと思ったよォォ。

今まで彼氏なんかいなかったせいでデートの時にどうしたらいいかとか分かんなくてやらかしたわ...


そんなことを思いながら足をさすっていると「菜穂」と声が聞こえ、菜穂は急いで態勢を直した。


「はい。菜穂これ好きだよね」


光は菜穂の隣に座り、オレンジジュースを差し出した。


「え、ありがとう!うん好き!」


菜穂はジュースを受け取り、光はクスっと笑うと「じゃあ足出して」と菜穂を見た。

菜穂が「え」とポカンとすると、光は菜穂の足を見た。


「靴擦れ、してるんじゃない?」


光はそう言うとコンビニで買った袋の中から絆創膏を出して微笑んだ。


「あ、ごめん!気遣わせちゃって..!!」


菜穂は青ざめたように言った。


「ううん。俺の為にオシャレして来てくれたんでしょ?ありがとう」


光はそう言いながら絆創膏を開け、1枚取り出した。


「ほら、貼ってあげる~」


光はそう言うと菜穂の前にしゃがみこんだ。

菜穂は「あ、ありがとう..」と呟き、靴を脱いだ。

足首は靴擦れで皮が剥け、血が出ていた。光は絆創膏を貼りながら「うわあ、これは痛いね」と呟き、貼り終えて菜穂を見上げた。


「大丈夫?」


「うん、ありがとう..!」


「よかった」


光はそう言うと菜穂の隣に座った。


「痛い時は全然言ってね。そんなに気遣わなくていいんだよ」


光が微笑み、菜穂はきゅーーーーーーーーん♡となり、「ありがとう!なんか、ごめんねえ。私デートとかしたことなかったから、その、緊張しちゃって...はは」と苦笑した。


「そうなの?俺が初めて?」


「え、うん。だって今まで彼氏とかいたことないし...」


「本当?嬉しいなあ」


「え」


菜穂は不思議そうに光を見上げた。


「菜穂の初めて、全部が俺ってことでしょ?こんなに嬉しいことはないよ」


菜穂はそう言う光を見つめ、カァァァァァと顔が熱くなった。


「そ、そんなこと言われたら...!心臓飛び出るよ......!!」


菜穂はそう言って恥ずかしそうに目を逸らした。

光はクスっと微笑む。


「菜穂ってさ、誰とでも仲良いから、告白してくれた時ちょっとびっくりしたんだ。俺のこと好きとか夢にも思わなくて。でもね、あんなに仲の良い他の男の子じゃなくて、俺にだけ好きって思っててくれてたんだなって思って、本当に嬉しかったんだよ。俺は自信がなくて言えなかったのに、すごい勇気出してくれたんだなって。俺、菜穂のこともっともっと知りたいし、大事にしたいんだ。だからもっと頼ってよ」


光がそう言うと、菜穂は恥ずかしそうに光の方に視線を向けた。


「光くん...!私もっ!もっと知りたい!もっともっと話したいし、ずっと一緒にいたい...!」


菜穂が必死に言うと、光は「菜穂、好きだよ」と優しく微笑んだ。


「わ、私も好き...!!大好き!!」


「ふは、かわいい」


光は照れ臭そうに笑った。


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