その辺はナイーブだから....
「ただいまー」
光が家に帰ると、既に楓の靴があった。
光はフッと微笑み、リビングへ。
楓はソファから「あっ、あ…お、おかえり…!」と光を見た。
分かりやすいな、と思いながら光は「ただいま」と微笑んで椅子へ。
楓の視線を感じながらも、椅子にいた湊に「今日当番湊だよね。何にしたー?」と微笑みかけた。
湊は振り返って「ふふん、今日はねー俺がハンバーグ作ったっ」とドヤ顔。
「おー、楽しみ。ね、楓」
光がそう言うと、楓は「えっ?ああ、うん…!」と頷いた。
******
それから3人で夕食を食べていた。
「うわ、湊すごい美味しいね。ありがと」
光はそう言って湊を見た。
「だろー?俺光兄より完璧な男になっちゃうかも☆」
湊がそう言うと、楓は「いや俺は」と湊を見た。
「えー、楓兄は光兄と違って無愛想だし?不思議ちゃんだし??」
「失礼な奴だな、この女好きが」と楓。
「えー女の子のことで揉めてたくせに俺にそんなーーーーーあ…」
湊はそこまで言ったところで手を止め、2人の顔を見た。
「やべ、言っちゃダメだやつだったぁあ〜〜〜…」
湊は小声でそう言ってお茶を飲んだ。
光はクスっと笑い、「湊」と言って湊を見た。
「この間はごめんね。俺たちの喧嘩に巻き込んじゃって...」
光が苦笑し、楓も箸を置いて言った。
「本当ごめんなさい。反省してます...」
2人はそう言って湊に「すいませんでした」と頭を下げた。
湊は「えっ」と笑った。
「もういいって。ださい奴らだな~~~って思ってるだけだから☆」
言われ、2人は気まずそうに顔を見合わせた。
湊は再び夕食を食べながら「ってか兄ちゃんたち..さすがに面白過ぎるよね..!」と笑った。
「仮にその子がどっちかと結婚までいったとしたらさ、兄ちゃんたちどっちかその子の親戚になるんでしょ...!やば、うける...!切ね~~~....!!」
湊がクスクスと笑うと、楓が言った。
「や、やめろよその辺ふわっとさせてたんだから....」
「えーだって本当のことじゃん??え、そもそも同じ子とチューするってこと...!?その先も...??面白過ぎない??????本当、仲の良いご兄弟ですこと~~~」
湊はそう言ってゲラゲラ笑い始めた。
「その辺は本当にナイーブだから触れないで...」と光。
「なんなら俺も混ぜてよォ。ハブくの酷くなーい???兄ちゃんたちとだったら俺選んでもらえる自信しかないわ☆年齢がネックなだけー☆」
湊は笑いながら2人に言った。
「このガキ....」楓は呆れた顔で湊を見た。
「俺らそんなにダメかな...」と光は苦笑。
「ま、どっちとどうなったのか知らないけど、今度家連れてきたら俺にも紹介してよねっ!迷惑かけられたんだからさっ」
湊がそう言うと、光と湊は顔を合わせて苦笑した。
てか、さすがにこの家にってのは気まずくね....???
と、2人は同時に思った。




