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誠実で良かった

楓が和葉や飛鳥と遊び、家に着いたのは22時頃だった。

楓は二階へ行き、光の部屋をノックした。


「兄ちゃん、今いい?」

楓がドアを開けると、光は「うん」と微笑んで振り返った。

楓は中に入り、カーペットの上に座る。


「あのさ....俺、告白した」


言われ、光は「......うん」と優しく微笑んだ。


「..で、ちゃんと振られた」


「...そっか」


「...うん。ありがと、兄ちゃん。話す機会くれて。すっきりした」


楓はそう言って苦笑して光の顔を見た。


「俺は何も」光は首を横に振った。


「..菜穂先輩混乱させちゃったから、何て言うか...悪いけどフォローしてあげてね」


「...うん」


楓はもう1回微笑み、「..まあ、それだけ。一応報告したかっただけだから」と言って立ち上がり、「んじゃ、おやすみ」と言ってドアを開けた。


光は「楓」と言って立ち上がり、楓の前へ。

楓が振り返ると、光は楓の目を見て言った。


「...ありがとう。教えてくれて。楓が誠実な弟で良かった」


「....うん。じゃあ、おやすみ」


「おやすみ」


楓はそう言って光の部屋から出て行った。



部屋に1人残った光はベッドに腰を下ろし、ただ視線を下に落とした。




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