第8話 剣士おめでとう!「無職」(゜д゜)
「おかえりー!」
「随分長かったね、心配したよ」
「マジ?どんくらい?」
「10分くらいよ、何かあったの?」
流石に「神様と楽しく遊んでました!」なんて言えないしな、適当に誤魔化しておくか、
「お告げが中々来なくてな、神様に焦らされてたんだ」
「えー、神様ひどーい!」
ルーの信仰心が下がってしまったが仕方ない、誤魔化せただけ良しとしよう。
「もうここにいる意味もないから帰るわよ!今日の宴会で1人ずつ職業発表してもらうから誰にも言っちゃダメよ?」
「「「はーい!」」」
しかしまさか無職になるとはな、期待してもらってただけに父さんと母さんに申し訳ない。
そこら辺の対策は考えるとするか。
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「それじゃあ3人の職業決定とリアンの学園入学を祝して...」
「乾杯!!!!!!」
子供の職業が決まると必ず宴会が開かれるのが俺の村の風習だ、と言ってもおおかた大人達が酒を飲むための建前だろう。風習といっても集まるのは職業が決まった子どもの家族だけだしな、他の村や街ではやってなさそう。
「よーし!じゃあ1人ずつ職業を発表しろ!」
「はーい!ルーは剣士!」
「僕も剣士です!」
やっぱりルーもランクも剣士だったか、まあ両親は両方剣士らしいので当然と言えば当然である。
「最後ノア!」
「はい!無職でーす!」
「おっし!全員剣s...え?」
すげえ、全員(゜д゜)みたいな顔してる!心なしか背後にパソコンカタカタ民の姿まで見えるわ。
「ノア...お前のLvはいくつだ?」
「4です!」
「年齢は?」
「5です!」
「両親の職業は?」
「両方剣士です!」
「お前の職業は?」
「無職です!」
頼むからその顔芸やめてくれ、マジで笑っちゃうから!
「ナビちゃん、両親が剣士の子どもが無職になる確率はいくつ?」
「約0%、この世界ではノア様だけです」
やってくれたなあのドエロメスガキ神、俺が思ってたよりやべえじゃねえか!そりゃ皆(゜д゜)になるわ!
「...はっ!じゃあノアはわたしたちと学園いっしょじゃないのー?」
「そうだ!父さん、それについての相談が...」
聞いてねえな...仕方ない、可愛い可愛い最愛の娘が起こしてやるとしよう。起きろこの野郎!!!
べチンッ!!!
「いったぁ!?」
「パパぁ♡相談したいことがあるんだけどぉ?」
「ああ、すまん。なんでも聞いてくれ」
よし、思いっきりビンタしたことはバレてなさそうだな。理由の半分はストレス解消だったのは許してくれ
「戦闘職の学園に無職が合格することって出来る?」
正直受験できるかも怪しいと思うが受験さえできればあとはどうにでもなる。何せ実技だからな、魔法抜きでもルーとランクを相手できる今の俺が受からないというのは流石にありえないだろう。将来冒険者になる予定なのに無職の学校でガチガチに勉強させられると魔法の実験もできないし剣術の稽古もできないしで色々と困るのだ。勉強したくないが1番の理由だがな!
「受験に合格するのは無理だな、そもそも受験資格が無いので受けることもできん」
「パパ嫌い」
5歳の子どもにいきなり現実を突きつけるとは、本物の5歳なら今頃大泣きだぞ。
「待て待て!!!合格するのは無理とは言ったが入学が無理とは言ってない!!!」
おっしゃキタァ!!!ワンチャンス生まれただけで俺の勝ちジャァ!!!
「で?入学する方法は!?」
「うーむ...あまりおすすめ、というより現実味がないのだが...」
おい出し渋るなこの野郎、もう一回叩かれたいのかこの野郎。
「わ、わかったから睨むな!」
「よし!」
「えーとな、簡単に言うと学園の先生を1人倒せば入学できるんだ」
父さんの話を聞いたことをまとめると、どうやら毎年自分が無職なことに納得がいかず戦闘職の学園に受けにくるやつが何人かいるらしい。で、現実を見せるために先生がある程度痛めつけて帰らせるそうだ。つまりその先生に勝てば入学を許してくれるかもしれない。
と話してくれた、出し渋ったのは学園の先生がものすんごく強いらしい。大体今の父さんの2倍とか、頭おかしいのか学園の先生達は。
「じゃあその方法で入学すればいいんだね!」
「待て、それはパパが許さん!娘が大怪我をするのは見過ごせん!」
「パパ嫌い」
「わかった!!!ただし一つ条件がある!!!」
この2年で父さんの扱いにも慣れたものだ、というよりわかりやすすぎる。
「ズバリ!その条件とは?」
「明日の模擬戦でパパを倒すことだ」
次回バトル。
多分あと2話くらいで学園編行くと思う。




