第7話 職業鑑定!俺の職業は...?
次の舞台に行くまではバンバン時間飛ばしていきます。多分後3、4話くらいだと思う。
俺が転生してから2年が経った、つまり5歳。5歳といえばそう!待ちに待った職業鑑定の時がきた!
今までは何か疑われる可能性があったので魔法は誰にも見られないようにして実験していたが、職業で魔法使いと出れば流石に大丈夫だろう。もしかしたら剣士、いや魔法剣士とか出るかもしれん!さあ俺の職業はナンジャラホイ!!!
「無職です」
―――――――――――――――
どうやら村の外に神様の銅像があるらしく、5歳になった時にそこで祈ると自分の職業を神様が教えてくれるらしい。
ただし、条件として子供だけで行くこと。この世界の成人年齢は12歳なので12歳未満の付き添いは可能である。ということで
「あんたたち、着いてきなさい!」
「「「はーい!」」」
姉に護衛してもらいながら銅像に行くことになった。道なりに行けば5分で着くし魔物も出ないらしいのでルーとランクと俺の3人だけでいいと話したのだが
「念のため!!」
と母さんに言われた。どうせ俺専用の見張りだろう。
「やっぱりわたしたち3人とも剣士かな?」
「皆んな剣士の家系だからね、そうだと思うよ」
なるほど、ランクの言う通りなら俺の職業も「剣士」の可能性が高そうだな。まあ魔法が使えるなら別に「剣士」でもいいのだが。
「着いたわよ!」
マジで近かったな、てかすごい綺麗!超神秘的!周りが木々と池に囲まれて真ん中に銅像があるとか超イイジャン!しかも銅像の人巨乳で美人だし最高かよ!
「じゃあ1人ずつ順番にいきなさい」
「ルーが1ばん!」
速攻で行きやがった、よほど楽しみだったのだろう。なんなら俺も前日寝れなかったし。
「おわったよー!」
はやくね?祈り始めて5秒経ってませんけど?お手本が見たかったのにちょっと考え事してる間に終わったやんけ!
「じゃあ次は僕が行くよ」
ランクありがとう、こういう時に役に立つんだこいつは。どれどれ、
①銅像の下まで行く
②片膝をついて祈る
③5秒経って終わり
④戻ってくる
なんだ楽勝じゃないか、というより意外に呆気なくて寂しい感じもするが...まあ俺も行くとするか。
「ノアがんばってー!」
これのどこに頑張る要素があるというのだろうか、えーと銅像まで来たから片膝をついて...そして祈る。さてさてどんな感じになるだろうか。
「目、開けていいよ♡」
「うわっ!!」
いきなり耳元で囁かれて驚きのあまり尻餅をつく。こちとら耳まで鍛えてないんだから不意打ちで囁くのはやめろ!
目を開けると目の前に見たことのある女性と見たことのある景色が映った。てかここって...
「君が転生前にきた僕の部屋だよー」
聞き覚えのあるムカつく声はまさか...
「お前ボンクラ神か!?」
「正解ー♪」
姿はポニーテールの白髪で巨乳、いい感じに露出があって女神って感じの服装。銅像の神様そのまんまなのだが声があのボンクラ神なのである。
「どう?銅像の姿をトレースしてみたんだけど、可愛いでしょー!」
ダメだ、見た目は美人なのに俺の息子を無くし永遠の童貞の二つ名を背負わせた元凶だと考えると一気に殺意が湧く。あの銅像も帰りに破壊して帰ろうかな。
「どう?異世界生活は楽しい?」
「息子がいないこと以外は順調じゃクソボケ」
「そんなこと言わないでよー、せっかく職業教えてあげようと思ったのにー...」
さてはこいつが職業を教えてたのか?姉さんもルーもランクも耳が汚されて可哀想に...
「君さっきから失礼だね!心の声聞こえてるんだからね!誰のおかげで異世界生活楽しめてると思ってるの!」
「誰のせいで死んで誰のせいで息子を失ったかわかっていってるんですかねぇ!?!?」
俺に論破で勝てると思うなよ?なにせ前世に魔法があるかないかの論争で完全に勝つレベルだからな!(もちろんあるで議論した)
「...さてさて、それでは君の職業発表をしてあげよう!」
ダラララララ...
露骨に話逸らしやがって!てかどこから鳴らしてんだこのドラムロール...
ジャン!
「君の職業は無職でーす!」
「は?」
ムショク?ムショクッテナニ?オレノシラナイコトバカナ?
「職業が無いと書いて無職でーす」
「ちょっと待テェ!?なぜ?なぜ?WHY?」
普通に考えたら魔法使いか剣士になるはずだ。俺が無職になるわけないだろ!?何か特別な事情があったのか?
「理解できない君のために説明してあげよう!」
①職業に魔法使いを増やそうとします
②思ったより面倒くさかったのでやっぱやめます
③そのままノア君の職業を設定し忘れます
④自動的に無職になっちゃった♪
「というわけで許してニャン♡」
「何が許してニャン♡じゃボケェー!!!」
首根っこを掴みブンブンする。なんだコイツヘラヘラしやがって!管理局がどうだの言い訳こねてるがそんなん知ったこっちゃねえからな!!!
「ごめんって!代わりに君の質問にはある程度答えるから!」
「...ほう?」
確かに異世界に来てから定期的にわからないことが生まれたからな、これを機に全部聞くとしよう。
「じゃあナビちゃんのデメリットは?」
「あーそれね!初回サービスで無しにしといた!」
やっぱりこいつはいい神かもしれん、なんだかんだで俺に優しいしな。
「ナビちゃんの能力設定と定期的に答えられない質問があることについて詳しく」
「ナビちゃんは簡単にいえば僕の使いで、君の体に捩じ込んだ!答えられない質問は知らない方が面白くなりそうだから定期的に僕が口止めしてるよ!」
「テメェこの野郎余計なことしやがって!!!」
再び首をブンブンする、つまりナビちゃんもボンクラ神側かよ!?
「君の味方をするよう言ってあるから意地悪なことはしないよ!あとやめてゲロっちゃう!」
仕方なくブンブンを止めてやる、あと聞きたいことは...
「魔法のデメリットのつき方は?」
「それは僕が雰囲気で決めてるよ!君がデメリットを決めてる場合には威力調整してるし、逆に威力はそのままでデメリットを追加したりするよ。チートを付与したわけでもないし世界の均衡が崩れたら困るからね!」
なるほど、思ったより真っ当な理由だったので許すとしよう。では最後に1番聞きたかった質問をするとしよう。
「ラスト、魔法を他の人に見せても大丈夫なのか?」
「あー...人によるんじゃないかな?基本的には大丈夫だよ!」
ん?基本的にってなn...
「そろそろ時間切れ!これからの君の活躍を楽しみにしてるよー!」
「いやちょっと待t」
そうして俺の意識は途絶えた。
―――――――――――――――
「...っは!」
目を開けると石像がある。戻ってきたのか?とりあえず皆んなの所に戻るか。それにしても...
「ナビちゃん」
「はい」
「あれが上司だと大変じゃない?」
「...はい」
可哀想なナビちゃんである。
今回はわかる人にはわかるネタを入れました。
ヒントは日曜に放送してるアニメです




