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第9話 接戦!親父狩り!(狩らない)

次の日の朝、父さんとの模擬戦の日が来た。ルーやランクとは何度も戦ったがなんだかんだ父さんとやるのは初めてだ。


「ノアがんばれー!」

「絶対勝ってくださいね!」


ルーとランクも応援しに来てくれている。これは瞬殺とかで恥をかくわけにはいかんな、まあ負けるつもりもないが。


「いいかノア!手加減はしないからな!」

「そんなのいらないよー!」


そう言って距離を取るために少し後ろに下がっていく。今不意打ちで攻撃したらワンチャン勝てんじゃね?


「言っとくが不意打ちは無しだぞ?」


バレてますね、さすが俺のことを5年も見てきただけはあるな。


「両方準備はいい?」


今回は姉さんが審判をやってくれるらしい、今日が学園に行くための出発日だと言うのにギリギリまで残っててくれるとは実に優しい姉である。ここまでしてくれる姉さんのためにも負けるわけにはいかない。

ちょっと前に鑑定した父さんのステータスはこんな感じだ。


職業 剣士

Lv 31

体力 ?

攻撃 ?

防御 ?

速度 C

知能 C

幸運 C


Lv差があると一部のステータスが?になるらしいので分からないが一見すると全部Cで知能に関しては俺と同じランク、しかしこのランクはC以上からやたら振れ幅がすごく数値で言うとCになるには100、Bになるには5000とかなりの幅がある(あくまで俺の予想なので詳しくはわからん)。つまり同じCでも下手したら4,500くらいの差があり同じ強さとは限らないのである。まあ俺の方が挑戦者(チャレンジャー)側なので数値が高かろうが低かろうが本気でやることに変わりはないがな!


「では!よーい...はじめ!」

「いくぞノア!」

「未来視!」


やっぱりな!父さんの性格上速攻で詰めてくるとは思ってた、なので俺も速攻で新しく創った「未来視」を使う。この魔法は1秒先の未来を読むことができる。もちろん強すぎるのでその分魔力消費は激しいが、父さん相手に出し惜しみは出来ない!

どうやらそのまま俺の頭目掛けて打ち込んでくるみたいだ。そのまま受ければ「身体強化」を使ってない俺なんてそのままぶっ飛ばされてお終いだ、かといって今「身体強化」を使うのは論外である。魔力消費量的には1回しか使えないからな、使い所をミスったら終わりだ。回避をしてもそのまま2撃目を食らって終わる、これは「未来視」で動きが視えているのでわかる。つまりここでの最適解は...


「オラァ!!」

ガンッ!


剣の横を殴って攻撃を逸らす!予想外だったのか父さんもバランスを崩した、だがこの動きは俺も予想外だ。未来が変わると「未来視」で見た動きとは当然違った動きをする。これが「未来視(こいつ)」の弱点だ。だがチャンスは逃さん!すかさず金的に蹴りをいれる!


ガシッ!

「危ねえなぁ!!!」

ブンッ!!!


足を掴まれて思いっきり投げられた。体勢を立て直す。しかし


「くらえぃ!!!」

ビュンッ!!!


間髪入れずに木刀を投げてきやがった!?剣士が剣投げるかよ普通!?


火炎(ファイア)!」

ボォッ!


なんとか「火炎」で木刀を燃やす、が目の前にもう父さんがいない、どこに行った!?


「背後に注意してください」

(ミラー)×5!」

バリリリン!!!


助かったぜナビちゃん!咄嗟に「鏡」を盾代わりにしたおかげでなんとかパンチを防げたので一撃!を決めたかったが難なく避けられてしまった。やはり「身体強化」しないと無理そうだな...


「ノア!まだ何か隠しているんだろう!?さっさと見せないと終わるぞ!」


何か隠してるのはあっさりバレてますね、てかさっきから魔法に全然驚かねえな!姉さんもルーもランクもさっきから唖然としてますけど!?父さんも少しは驚いてくれません!?いつのまにか木刀も新しいの持ってるし!

でもさっきから動かないあたり俺の隠し玉を警戒しているんだろう、だったらお望み通り出してやるよ!


「アイテムボックス!」


新魔法「アイテムボックス」、開くたびに魔力1、取り出すものの重量(1kgで魔力1)に応じて魔力が消費される(入れる時は魔力は使わない)という恐ろしい魔力食いだがその代わりに容量無限とかいう神魔法!さてさてここからある物を取り出して、からの...


(ミスト)!」

ブワァッ!!!


同じく新魔法「霧」、ただ霧を出すだけ。ようは視界塞ぎである。


「身体強化、半分(ハーフ)!」


ここで隠し玉発動!一気に決める!


「くらえ!!!バカ親父!!!」

「視界を防いだのに真正面から突っ切るとは甘いワァ!!!」

ボキィッ!!!


木刀が折れる勢いで殴られる、だがしかし殴られたのは俺ではない。




俺の服を被せただけの石である。


「ナニィィィィィ!?!?!?」


咄嗟に折れた木刀を捨てて避けきれなかったのか石を抱える。だがその避けきれなかった時点で...


「俺の勝ちじゃボケェ!!!」


そう、俺は「霧」を使った後に「身体強化」を使い「アイテムボックス」から出した服を被せた石を父さんに投げた。そしてすぐさま飛び上がった俺は石を抱えた父さんの頭に向かって...


バコン!!!


一撃!綺麗に決まったな!父さんも倒れた、ということはだ。


「...はっ!試合終了!勝者ノア!」

やっぱバトルが書いてて1番おもろい

でも魔力計算が鬼だるい


現在魔力 100

バトルでの消費履歴

未来視 10

火炎 1

鏡×5 2×5=10

アイテムボックス1+取り出した石と服(10kg)=11

霧 5

身体強化、半分 体力と魔力50%ずつ=50

合計魔力消費 87

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