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第5話 限界ギリギリ?魔物討伐の巻

4話で魔力10→30になってたけど正しくは20→30でした。もう修正してます。

大変失礼しました。

俺が転生してきて1年が経った、稽古を毎日しているおかげかステータスも少しは上がった。もちろん魔法の実験も欠かさず行っているので魔力も上がっている。一向に体力と特攻が上がらないのが不安だが仕方ない。


「ノアー!」


庭でステータスを見ていたらルーとランクが来た。ということはそろそろ稽古の時間だろうか?


「きょうはけいこおやすみだってー」

「え!?なんで?」

「今日は狩りに出かけてるから師匠がいないんだよ」


そう言えば父さんがそんなこと言っていたな。確か姉さんも


「学園に行くまでの間少しでも強くなるわ!」


とか言って狩りに同行していたはずだ、母さんも今日は畑仕事で家を空けている。ということは...


「村の外に出るチャンス...」

「ダメだよ、外には魔物が出るんだから」


ランクに嗜められたがむしろそれが俺の狙いだ。

何せいくら稽古してもいくら魔法の実験をしても体力、特攻のステータスが上がらないのである。もしLvを上げることでしか上昇しないのであれば魔物を倒しに行くしかない。体力はまだいいのだがそろそろ特攻の数値は上げておきたいのだ。


「ルーもいきたーい!」

「ダメ、俺1人で行く!」

「だから村の外に出るのがダメなんだってば!」


このままじゃ水掛け論になりそうだ。ここで使いたくはないが仕方ない...


「スリープ」

バタッ!!


「zzz...」


ここで2人には眠っててもらおう。魔力を5消費、しかも単体にしか発動できないので2回発動で合計10も消費する。燃費が悪いがその分強いので割と重宝しているが戦闘前に魔力を使わされるのはいささかもったいない気分である。


「よっしゃ!行くぞ!」


村の外に出るには2つの出入り口がある、それぞれ正門と裏門と呼ばれているが裏門の近くの方が魔物が強いらしい。まあ今は大人達がそこで狩りをしているので正門の弱い方を倒しに行くとしよう。


――――――――――――――――


「ひっろ...」


村から出るとあたり一面草原であった。所々に魔物がポツンといたり動物がいたりしてまさにRPG気分である。どうせなら強いモンスターと戦いたいが...


「おっ!あれはもしかして」

「ゴブリンです」


さすがナビちゃん、たまに俺の質問に答えられなかったりするけど俺が見たり聞いたりした内容は絶対覚えてるから安心感があって助かる。まずは魔物相手にも使えるか試すとしよう。


「鑑定」


ゴブリン

Lv 1

体力 E

攻撃 E

防御 E

速度 E

知能 E

幸運 E


よし、魔物相手にも使えるみたいだな。the ゴブリンって感じのステータスだし初めての魔物討伐は君に決めた!


「スリップ!」

「ギッ!?」


転んだ隙に頭に思いっきり木刀を叩きつける。攻撃が低いからなのか生きてるのでひたすら叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、よし動かなくなった。


「ゴブリンを討伐しました」


おっ、どうやら討伐したらナビちゃんが教えてくれるらしい、有能すぎるぜ!一番最初にナビちゃんを創ったのは正解だったな、マジグッジョブ俺!

それにしても死体は残るのか、なんかリアルで嫌だな...


「てか武器持ってんじゃん」


多分石斧かなんかだろうがわざわざ鑑定する必要もなし、木刀よりは強そうなので俺が死ぬまで借りるとしよう。とりあえず同じ方法でゴブリンを何体か狩るとするか。


――――――――――――――――


ピロン

「ゴブリンを討伐しました、Lvが2に上がりました」

「やっとか...」


10体目のゴブリンを倒したところでようやくLvが上がった。途中から魔力残量がヤバくなってスリップではなく背後からの不意打ちに変える羽目になるとは...

しかし念願のLvアップなので早速確認するとしよう。


「ステータス変換」


名前 ノア 年齢 4歳

職業 ???

Lv 2

体力 20

攻撃 11

防御 7

速度 15

知能 110

幸運 1


特殊ステータス

魔力 50

特攻 10


おお!やっと体力と特攻の数値が上がった!幸運は変わってないが他は全て上がっているので多分幸運だけ固定値なのだろうか?ステータスに上がり幅があるのは戦い方によって変わるのか、それとも乱数で変わるのか、これは考察しがいがありそうだな。とりあえず今日は満足したし帰るとするか!


「屈むことを推奨します」

ブオンッ!!!


背後からいきなり何かで殴られかけた、ナビちゃんに言われなかったら即お陀仏だった。慌てて距離を取りその正体を確認する。


「あいつは確か...」

半魔(ハーフデーモン)です」


そうだ、全身が黒で2本角、マフラーみたいなので口元が見えない体長1.5~2m

本に載っていた見た目通りだがもっている武器が普通剣じゃなくて大剣になっている。どうする?今の俺では厳しいか?逃げる選択肢も考えた方がいいかもしれない。


「戦うことをお勧めします」

「...マジ?」


多分ナビちゃんの言いたいことはこうだろう。

逃げきれないから倒せ


「鑑定」


半魔

職業 剣士

Lv 5

体力 D

攻撃 D

防御 D

速度 C

知能 D

幸運 E


ステータスはほぼ俺の上位互換、一見したら勝ち目はない。それは半魔もわかっているのだろう、顔が少しニヤけている。普通なら絶望し、死を覚悟する場面ですらあるだろう。そう、普通の人間ならの話である。

俺は異世界でただ1人の魔法使い、それが唯一の勝機。


「やってやろうじゃねえか!下剋上(ジャイアントキリング)!」


そのニヤけた面ゴブリンみたいにボコボコのボコにしてやる!


「身体強化、半分(ハーフ)!」


これは初めての模擬戦の時に使いたかったが使えなかったスキル。デメリットは体力と魔力を消費する、数値は自分で決められて減った数×10のステータスを攻撃、防御、速度に割り振れる。今回は体力と魔力を半分ずつ消費するので今のステータスだと

(10+25)×10=350

これを半分ずつ攻撃と速度に全Bet!


「追い越したぞ!半分野郎!」


制限時間は一律で1秒!それまでに倒す!

まずは速攻で半魔に詰め寄る、大剣を降らせる前に片手に持っていた木刀を投げる。もちろん半魔は大剣を盾がわりにして防ぐ。

だがしかし、大剣には盾の代わりになるというメリットが存在するが一方で盾よりも大きいので死角ができやすくなるというデメリットが存在する。


「防いだ時点でお前の負けなんだよ!」


死角をつき背後に回り込む。そして石斧で勢いよく背中をぶっ叩く!


「あばよクソモブ!いらっしゃい経験値いいいいぃぃぃぃ!!!!!」


グシャアッ!!!

「グゥ!?!?!?」


綺麗にとは行かなかったが完全に真っ二つだ。身体強化も切れてしまった、だが息の根はあるのであとは石斧でひたすら叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く、叩く...


――――――――――――――


ピコン

「半魔を倒しました、Lvが4に上がりました」


随分としぶとかった、50回目くらいから数えるのやめたぞ。しかもあんだけ苦労してLvが2しか上がらんのかい!とりあえず倒したのも確認したしさっさとずらかろう、これ以上の強敵に出くわしたら流石に命がいくつあっても足りん。


というわけでダッシュでお家に帰ったがこの後鬼のような説教が待っていることを俺はまだ知らない。

ちなみにナビちゃんがいなかったら最初の攻撃でノアは死んでました。よかったですね生きてて。

半魔はこの世界だと割と弱い部類ではあります。強さの指標としては大体学園の優等生が倒せるくらいです。

ゴブリンはチュートリアルモンスターなので学園の新入生が3人グループを組めば倒せはします。

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