第36話 1番の最悪
「レモン先生!!!」
「悪かったな、遅くなって!まさか私が街を出ている間にこのような事態になっていようとは...」
じゃあこの人ちょうど帰ってきたところだったのか。だが俺はなんとか助かっても魔物はまだたくさんいる、今も周りから爆発音が...爆発音?
「安心しろ、この爆発音は味方のものだからな。援軍はたくさん呼んであるからあとは私に任せてノアは学園に避難するんだ。そこにいる冒険者3人と街までは一緒に行くといい。絶対に魔物と戦おうとするなよ!まっすぐ避難するんだぞ!まっっっっっっっっっっっすぐだ!わかったな!」
レモン先生はまるで俺の心を見透かしたように説明し、続けて俺に指示を出した。
ご丁寧に釘まで刺して...まあここにいても魔力も剣もない俺は邪魔になるだけだろうし大人しく避難するとしよう。
「わかった、任せる!行くよ、格闘家さん達!」
「ええ、そういえばずっと気になってたんだけどなんでノアちゃんは私たちのこと職業名で呼ぶの?」
「名前覚えてないから!」
「私達初めて会ってから結構経ってるよね!?」
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「お前ら!無事だったか!」
「アガットこそ!よかったー!」
レモン先生に言われた通りまっっっっっっっっっっすぐ学園まで向かっている途中、街の入り口でアガットと合流した。どうやらレモン先生が呼んだ援軍の人達に冒険者は救護を優先するように言われたらしい。負傷者の手当ては街の外壁付近でやっているからアガット達とは一旦お別れだな。
冒険者“は”ってことは銃剣先生は今も戦ってるのか、俺はもう戦わなそうだしパーティーは解除しとくか...
「ノア、まずはお前の所まで辿り着けなくてすまなかった!俺の方もジャイアントワームに苦戦していてな...こいつらが生きているのはお前のおかげだ!礼は後日改めてさせてくれ!」
ステータスを開いてパーティーの解除を行なっているとアガットが俺に謝罪と感謝をしてくれた。正直俺がいなくてもなんとか助かっていたと思うが断るのもアレだしな。
「お礼は楽しみにしておくよ!それじゃあまたな!」
こうしてアガット達とは別れ俺は学園に向かった。あとはルー達が無事に避難しているといいんだが...
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というわけで学園に着いたはいいものの...皆んなどこにいるんだ?少なくとも校舎内だとは思うんだが...
「そこの嬢ちゃんも避難してきたのか!?早く中に入んな!もうとっくに皆んな中に居るぞ!」
「おう...って武器屋のおっちゃんじゃねえか!」
「あ?おお!リアンの妹ちゃんか!そういえばさっきお友達も...」
「ノアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
あ、まずい。とりあえず構えn...
ドゴン!
「オゲブゥ!!!」
「ぶじでよかったー!」
ルーの突進に気づいてゴールキーパーのような姿勢をとったものの勢いを殺せずにぶっ飛ばされる。
「ランクとローズはどこにいるんだ...」
「しょくどうにみんないるよー!」
「じゃあそこに行くか...あと早く降りて...」
とりあえず全員無事みたいだな、あとはレモン先生達がなんとかしてくれるだろう。
「ん?嬢ちゃん、剣はどうしたんだ?」
「ああ、魔物に溶かされちまってな。」
「そうか、まあいつでも店に来な!いい剣くれてやるよ!」
「よっしゃ!約束だぜ!」
ルー経由で全員の無事も確認できた、レモン先生や援軍のおかげで外の魔物も抑えられそうだし剣も新しいのを見繕ってもらえそうだ。とりあえず一件落着って感じだな...
そう思っていた。この瞬間までは
ボガン!!!
突如として起きた爆発、それが起きた場所は街の外ではなく学園にて発生した。正確には...「ダンジョン」がある場所で。
爆発が起きた瞬間、ある1つの考えが俺の頭の中を駆け巡る。俺が予想していた中で1番最悪な事態、
ダンジョンの魔物が外に出る
「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!」
直後、魔物と思われる叫び声と悲鳴が絶え間なく聞こえ始める。学園に避難しているということは戦えない人たちが集まっているということだ、ならば学園内に大量の魔物が現れ始めたら...
やばい、やばいやばいやばいやばいやばいやばい!!
ここまで来てそれはやばい!
「ルー!行くぞ!おっちゃんは街の外で先生でも誰でもいいから助けを呼んできてくれ!」
「うん!」
「待て嬢ちゃん!これ持ってけ!」
そう言っておっちゃんは腰にぶら下げていた剣を1本俺に渡してくれた。
「いいのか!?おっちゃんの分が...」
「予備でもう1本持ってるから大丈夫だ!その剣は大切なものだからな!次店来た時に返せよ!絶対だ!」
「...!わかった、ありがとう!ちゃんと返すから!」
今のはおっちゃんなりの激励だろう、「絶対に生きて帰ってこい!」俺はそう解釈した。
「とりあえず避難民をできるだけ学園から逃すぞ!確か食堂だったよな!?」
「うん!でもほかのばしょにもいるっていってた!」
「マジかよ...」
俺たちは学園内で一番広い場所は食堂なので避難民が1番多いだろう、というまずは食堂に向かう。
だがどうやら遅かったようだ、すでに食堂内には魔物が侵入しており何十人もの生徒達がなんとか対処している状況であった。
「マジでやばいな...」
「ノアあそこ!ランクとローズ!」
ルーが指した方を見るとランクとローズが戦っている姿が見えた。どうやら俺たちと同じ考えのようだな。
「ノア、無事でしたか!ですが先ほど...」
「わかってる!ダンジョンから出てきてるんだろ!問題はどうやってこいつらを止めるかだ!」
「それがわかったら苦労しないのよ!」
やっぱり誰もわからないか、大人しく助けが来るまで時間稼ぎするしかないのか?
「あくまで僕の予想ですけど聞いてくれますか!?」
「とりあえず聞く!言ってみろ!」
「さっきの爆発でダンジョンの扉が壊れたとしたら何かで入り口を塞げば魔物の増殖は止まるんじゃないですか!?」
言われてみれば確かにそうだ、だがしかしそれは失敗したら敵地に無策で飛び込むのと似たような行為になる。でも...
「試す価値あるな!採用!今すぐいくぞ!」
「ただでさえ食い止めるのが精一杯なのにどうやって行くって言うのよ!バカ!」
「それはそうだが頑張って行くしかねえだろ!」
クソ!せめてもう1パーティー分くらい強い人たちがいてくれたら行けそうなのに!でも先生もいないし上級生でもこの状況で進めてないのにそんな強いパーティーなんているわけ...
「あなた達!私達も同じ意見よ!」
ザシン!ザシン!
突然目の前の魔物が4等分に刻まれその後ろから4人の人影が現れる。俺が唯一勝てなかった相手がそこにいた。
「付き合いなさい!ノア!」
「姉ちゃん!」
ここら辺適当に書くと設定ミスりそうでちょっと慎重になりすぎている自分がいる




