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第32話 平和だった日常

「ふー...そろそろ休憩するか...」

「はーい!」

「疲れました...」

「相変わらずハイペースすぎるのよ...」


アガット達が付き添ってくれるようになって1週間、俺達4人は毎日ダンジョンに潜っていた。正確には俺以外の3人は授業に出ていたり遊んでたりしていたためずっと4人で潜っていたわけではないが...おかげでだいぶ強くなった気がする。

現在俺はLv10、ルーはLv11になりランクとローズはLv10になった。とうとうLvが追いつかれてしまって少々焦りを感じている。職業補正でステータスが伸びてることを考えたらとっくに強さでは追い越されている計算だからな、もっと頑張らないと...

それとどうやらLv10になると新しいスキルをゲットできるらしく3人ともそれぞれスキルを1つ手に入れて大はしゃぎをしていた。もちろん俺もLv10になってスキルを...


「ゲットできてないんだよなぁ...」


そう、なぜか俺だけLv10になっても新しいスキルをゲットできなかった。ステータスを開いて確認しても一向に増える気配がない。まあそんな簡単に増えるものでもないと思うが...


「まあ個人差があってLv11とかで手に入れるやつもいるらしいからな、気長に待つといい」


まあ今言われた通りLv11でゲットすることもあるというならそれでいいのだが...俺の場合は前科持ちの(ばか)がなんかやらかしている可能性もあるからな、安心できん...


「話は変わるんだがここんとこ毎日ダンジョンに付き添ってもらえてるがいいのか?他の依頼とかも受けないと冒険者ランクとか上がんなそうな感じはするけど...」

「なんだランク制度のことも知ってるのか?まあ確かにいい加減ランクは上げたいと思っていたが...今は他の依頼は危ないんだよなぁ...」


いやランク制度なんて知らんけどね、ゲームや漫画だとそういうのあったからこの世界にもあるんじゃないかと思っただけで...まあ話的に俺の想像通りで数や種類こなさないと上がんなそうな感じだと思うんだがそれよりも...


「危ないってどういうことだ?」

「最近魔物の動きが怪しくてな、本来絡まない魔物同士が一緒にいたり妙に強かったりデカかったりする個体がいたりと色々あるらしい。俺たちのパーティーはエンジョイで冒険者やってるから危なくなるような依頼は受けないようにしているんだ。まあお前らの護衛の時はちょっとミスって危なかったんだがな!ハッハッハ!」


なるほど、俺たちのダンジョンに付き添ってくれてる理由はそれもあってのことだったのか。まあ予測できない動きをされる魔物よりかはダンジョンで規則的に動く魔物の方が安全だしな。あとよりによって俺たちの護衛の時にミスんなよ!


「この学園の先生達も調査に協力してくれているからな、結構ギルド側も助かってるらしいぞ?」

「そうなの?全然知らんかったな...」


まあ確かにここ最近の先生達は結構忙しそうである。なんせ授業もたまに休講になるほどだ。てっきりダンジョンに潜る生徒に付き添ってたら人数が足りなくなったと思ってたが毎日ダンジョンに潜っていても他の生徒はあまり見かけないから変だなとは思っていたが...でも調査ってそこまで忙しいものなのか?流石に代理でも立てられるだろうし授業を休みにするほどでもないと思うんだが...


「よっし!そろそろ休憩終わるか!」

「え!?まだやるつもり!?今日はもう終わりでいいわよ!」

「賛成です...」

「えー!じゃあルーも!」

「え!マジかよ!?あと1周でいいからさ!」

「そもそもその周り方がおかしいのよ!」


そう、実はこの1週間の間で効率のいい経験値の稼ぎ方を探していた。そこで俺が編み出した方法が周回である。

通常ダンジョンはその場の魔物を狩りまくるまあドラ◯エとか序盤のポ◯モンとかでよくやる方式で経験値を稼いでいた。それにプラスでボスを倒して帰還石が落ちたら帰宅、これが前のやり方である。

しかし3日前くらいに帰還石で帰った後にやっぱりもう少し経験値を稼ぎたいと思いそのままもう一度ダンジョンに潜ったのだ。するとなんということだろう!倒したはずのボスが復活しているのだ!そこで俺は今まで手に入れたダンジョンの情報にプラスで検証したものをまとめた(ナビちゃんが)。


1.帰還石は大体2〜3体に1つ、今の所全てのボスが落とすドロップである(ストックも可能)


2.大量湧きの雑魚よりボスを倒した方が経験値効率がいい


3.ボス部屋を出た瞬間にボスが湧いている


ここから俺は1つ思いついた。1〜5階層ひたすら周回できんじゃね?と、やり方は簡単だ。

1.現在攻略済みの1〜5階層をできるだけ早くクリアします。(雑魚との戦闘は最小限、襲われたら倒す)


2.5階層をクリアしたら帰還石で帰ります


3.再度ダンジョンに潜り1に戻ります


これをひたすら繰り返す。俺が考えた今の所1番経験値効率がいい方法だ。これなら1周で帰還石が1〜2個手に入るし最悪1周して帰還石が落ちなくてもストックしたものを使えば帰れるしついででGも稼げる。強くなったら6、7階層と周回の幅を増やせばいい。一方デメリットはダンジョンの中では戦闘するか走って移動するかなので...


「これすっごい疲れるのよ!」

「同感です...」

「でもルーは平気だぞ?」

「へいきー!」

「あんたがおかしいのよ!」


まあ実際俺ももうへとへとだが...でも早く強くなってもっといろんな魔法使いたいし。この指輪がなければここまで焦ってやっていないんだがなぁ...まあ保有ステータスを全て魔力に振れるのは嬉しいんだが...


「まあそんなに焦ることはないんじゃないか?今日は終わりにして俺が飯でも奢ってやるからさ!」

「よっしゃお前ら!今日は終わりだ!アガットさんに着いてくぞ!」

「やったー!」


とりあえずまずはメシだメシ!人の金で食うメシが一番美味いんだからだから!たらふく食うぞ!


「で、できるだけお手柔らかにな...」

「おう、当たり前だのクラッカーd...」


ドガン!!!


その時、大きな爆発音が聞こえた。


開戦の合図が。

面白そうだから今まで作ったストーリーを全部崩してやっちゃうぞ、頑張ってくれ未来の俺

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