第2話 説明回とmy家族
案内人に小一時間ほど質問攻めをしたのでわかったことを大雑把にだがまとめるとしよう。
まずこの世界についてだ。どうやら人間には魔法という概念そのものがないらしい、つまり他の人とは魔法談義もできず魔導書や杖とかもないということである。なんていう世界に飛ばしてくれたんだあのボンクラ神!まあ俺が使えるだけまだ良しとする。
そして職業の欄が???になっていること、これは5歳で職業鑑定をすることになるからそれまではわからないらしい。というわけでこれは一旦放置である。
最後にスキルの魔法創造についてだ。どうやら詠唱が必須らしく
スキル詠唱→作りたい魔法を思い浮かべる→魔法名を決めて詠唱
という流れじゃないとできないらしく、もちろん作った魔法も全て詠唱が必須で無詠唱は使えないらしい。つまり俺が魔法を作れたのは完全にたまたまというわけだ。説明ぐらいしとけよクソボケ神!あいつを模した石像とか見つけたら手当たり次第破壊してやるからな!
とまあそんなことは置いといて続きだが必ずメリットとデメリットが釣り合うくらいの魔法が出来上がる、と言われたのだが...
「案内人の魔法とか絶対デメリットでかいはずなんだけど...」
初めて作った案内人の魔法のデメリットがわからないのである、これに関しては案内人に聞いてもわからないと言われたので手詰まりというわけだ。しばらくはデメリットに怯え続ける生活になりそうである。
以上が重要そうな質問である。他にもいくつか質問はしたがそれは追々としよう、だが俺にはまだ一つ疑問が残っている。それは...
「第一村人を発見してない...」
流石に3歳児を1時間も放置はありえないと思うのだが、もしかして育児放棄でもされているのか?まあ他にやることもないのでそろそろこの部屋から出るとしよう。
キィィ
「あらノアちゃん起きたのー!」
ドアを開けると第一村人を発見!どうやらこの人が俺の母親らしい、つまり本当に放置されてただけだったのか。それはそれで悲しいのだが...
見た目は金髪ロング糸目巨乳、実に素晴らしい。
「おはよう、お父さんは?」
「パパならお姉ちゃんと庭で剣術の稽古中よ」
なるほど、家族構成は父、母、姉、そして俺というわけか。見に行くのもありだな、剣術を鍛えて魔法剣士路線もできるようにしときたい。
「いつのまにか流暢に話せるようになって子どもの成長も早いものねー」
「...ママ、パパノトコロイキタイ」
「あら可愛い!一緒にいきまちょうねー」
俺が3歳児なのを忘れてはいけない...できるだけ気をつけるとしよう。
そんなこんなで庭に出るとおそらく父と姉だと思われる人物が剣を交えていた。と言っても見た感じ姉は5、6歳くらいなので父が軽くあしらっている感じの稽古ではある。
「パパー!ノアがパパの所に行きたいってー!」
「わかった!今行く!」
母と父の会話が交わされ2人ともこちらに近づいてきた。具体的には姉がダッシュでこちらに近づいてきている。
「ノアー!!!!!!」
「ウグゥ!!!」
姉に思いっきり抱き寄せられた、めっちゃ痛え!体硬え!馬鹿力すぎるぜ俺の姉!こちとら3歳児だぞ!
「ステータス公開」
ヒュン
リアン 5歳
職業 剣士
Lv 3
体力 D
攻撃 C
防御 E
速度 D
知能 D
幸運 C
目の前にステータスが現れる、しかしそこに現れたのは俺のではなく姉のであった。自分が公開設定にしたら他人にも見せられるようになるのか。
「私さっきの稽古でLv上がったのよ!すごいでしょ!」
「しゅごい、くるちい」
稽古でLvが上がるなら魔物を倒したりする必要はないらしい、後で案内人に聞いて見ることにしよう。
ガシッ
「わっ!」
「ほらノア!パパが来たぞー!」
いきなり持ち上げられた、どうやらこの人が俺のマイファーザーらしい。それにしても母親はおっとり美人で父親も若々しく黒髪赤目の美青年って感じ超イケメン、姉も黒髪黒目のロングで5歳とはいえ美人だ。これは俺の顔にも期待できるな!
しかし剣術はまともに見学できなかったのは悔やまれる、まあそのうち見れるだろう。
「お腹減ったな!母さん!飯を作ってくれ!」
「はいはいわかりましたよ」
というわけで抱えられたままご飯の時間になったので家に引き戻された。ちなみに元の世界よりもご飯は質素だった、異世界あるあるすぎて悲しい。
ご飯はパンと畑からとった野菜とかです。狩りとか行った日には肉が並んだりします。
案内人のデメリットはどっかで明かします。といってもそんなちゃんとした理由はないので予想するだけ無駄です。




