第28話 お久しぶりですね
「よーし!今日の授業はここまで!受けにきたらまた僕がマンツーマンで教えてあげるからいつでもおいでよ!」
「はい、また来ますね...ありがとうございました...」
あの人疲れる...授業は面白かったけどまさか朝から昼過ぎぐらいまで授業やらされるとは...流石に腹が減った...てか今何時だ?
「世界時計...」
今の時間は...15時!?そりゃ腹減るって!朝ごはん食ってからなんも食べてないもん!てかよく考えたらこれにプラスでダンジョン潜ってた時間もあるのか...何時間経ってんだろう?
「とりあえず食堂があるらしいしそこでメシでも食うか...」
「やっと見つけたわよ!」
ん?なんか懐かしくて聞き覚えのある声がしたような...具体的には俺の家族の...
「久しぶりね!ノア!」
「あ!姉さん!」
「「お姉ちゃん」でしょう?」
「スミマセン、オネエチャンサマ」
「よしよし!いい子ねノア~♡」
そうだ、途中から「姉さんは他人みたいで嫌!お姉ちゃんって呼んで!」って言われ始めたからそう呼ばないと怒るんだったな。久しぶりだから完全に忘れてたわ...
「ノア甘えんぼー!」
「姉妹で久しぶりの再会は絵になりますね」
「ルーとランクもいたのか!お前らなんで一緒にいるんだ?」
「私がノアを探すの手伝わせてたのよ!報酬を昼ごはんとしてね!」
ご飯で釣ってたんかい!ルーだけじゃなくてランクまで釣られるなんて珍しいな。あ、やばい、メシの話をしてたら...
ぐるるるるー
「お、お腹空いた...」
「任せなさい!お姉ちゃんがなんでも奢ってあげるわ!」
―――――――――――――――
「ウマ!食堂のメシウマ!なんだこれウマ!」
「わー!すごいたべてる!」
「お姉さん、お金足りるんですか?」
「と、当然でしょ!もっと食べてもいいわよ!」
というわけで学園についてる食堂に来たわけだが...ご飯がひじょーーーーーーーに美味い!!!とにかく美味い!この世界の料理は発展してないかと思ったがそんなことはなかった!ステーキもあるしオムレツもあるし米もあるしサラダに味がついてる!異世界ではメシが貧相というのがよくあるパターンだと思ってたし実際今までの料理もかなり貧相だったのだが食堂のメシは豪華である。
値段も1食400〜700Gと割とリーズナブルな価格で食えるのが学生にはありがたい。俺的にはもうちょい食べたいが姉さ...お姉ちゃんの顔が青ざめてきているのでそろそろやめにしよう。
「それでお姉ちゃんはなんで俺に会いにきたんだ?」
「...?会いたかったからに決まってるじゃない?昨日も一昨日もあなたのこと探してたけど見つからなかったのよ」
姉だとしても怖いよ、それはもう俺のストーカーじゃん。いやでも探してただけで付き纏われてはいないからストーカーじゃないのか?ストーカーの定義を考えさせられるな...
「ルーとランクは?やっぱ授業か?」
「そうですね、ノアが課題を見た後にどこかにいってしまったので2人で剣術の授業を...そこでお姉さんに会いました」
「楽しかった!」
なんだ、姉さんも一応授業を受けてたのか。てっきり授業をすっぽかして俺のことを探してるのかと思ったわ。
「それでノア、この後予定はあるのかしら?」
「いや?特に何も考えてないけど...」
「ならお姉ちゃんと模擬戦でもやる?」
確かにお姉ちゃんとは稽古は何度か一緒にやっていたが模擬戦は一回もやったことなかったな、だが魔力がまだ回復しきってないしなぁ...
「模擬戦は明日でも...」
「昼ごはんお姉ちゃんが奢ってあげたわよね?」
「え、でもお姉ちゃんが...」
「あなた何人前食べたと思ってるの?」
「...モギセンヤリマス」
「さっすが私の妹!素直で可愛くていい子ね!」
笑顔の圧がすげえ、前世で俺の友達が姉に対して愚痴ってた理由が少しわかった気がする。ずっと羨ましいとか思っててごめん友よ。いやでもあいつのお姉ちゃんは美人だったな、やっぱ許せんぞ友よ!
―――――――――――――――
「それじゃあ審判は僕がやらせていただきますね」
「ルールは?」
「なーにー?」
「ルーじゃなくてね」
とりあえず空いている訓練場に移動してきた、魔力はどのくらい回復してるかな...ダンジョン出てから使ってないしさっきメシもたくさん食ってるから俺の体感だと100くらいあると思うが...確認しちゃうか。
「ステータス変換」
名前ノア 年齢7歳
職業 無職
Lv 8
体力 70
攻撃 49
防御 18
速度 120
知能 180
幸運 1
特殊ステータス
魔力 110/200
特攻 42
保有ステータス 0
思ったよりあったな、飯食ったり寝たりすると回復速度上がるっぽいからいまいち感覚だとわかんないんだよな...
「ノア、あなた使える武器は増えてるの?」
「一応銃はちょっとだけ使えるよ」
「じゃあルールは武器縛りなし、降参かランクが勝負アリだと思ったら終わりでいいわよ!」
「え」
すっげえ審判に重圧がかかるルールにしたな、まあ任せろってランク!俺が絶対降参させてやるから!とランクに熱い眼差しとサムズアップを送る。あ、サムズアップ帰ってきた。
とりあえず武器は剣とハンドガン、もちろんスカートの下に隠しハンドガンも付けて...さっき先生と戦った時にプラスしてアイテムボックスにこれとこれを...
「よし!俺は準備いいぞ!」
「こっちも準備いいわよ!」
お姉ちゃんは...双剣か?前は普通剣使ってたけど変えたのか?「剣士」の授業を行ったら俺も剣変わったりするかな、今度受けてみよ!
「それでは...はじめ!」
やっぱり開幕突っ込んできたな!父さんと戦ってた時は毎回その戦法だったし!
バンバン!
キンキン!
無言で弾くのこっわ!
「身体強化、25%!」
ガキンッ!
おいおい!「身体強化、25%」使って押されるのかよ!そういえばこの人5歳ですでに攻撃Cとかあったな!
バンバン!
「ひゃあ!?」
至近距離で撃たれることは想定してなかったのかすかさず距離をとったな!そこにもう1発!
ガチッ!
「ダァーもう!またジャムった!」
「ソードショック!」
シュンッ!
お姉ちゃんもそれ使えるのかよ!?とりあえずジャンプで避ける!
「甘いわよ!」
マジか!俺の行動読まれてるじゃん!完全に潰しにきやがった!だけど...
「鏡!」
足元に設置!これを足場にもう1回ジャンプ!からの...
「狙撃火炎!」
キタ!空中で身動きは取れないだろうしこれは当たるだろ!
「ソードショック!」
ドガンッ!
くっそ!相殺された!ハンドガンも使えないしこれは適当に姉ちゃんに投げる!そして...
「アイテムボックス!」
ここから取り出しますは...サブマシンガン!これを適当に投げたハンドガンで視界が塞がった所に乱射しながら距離を詰める!
タタタタタタッ!
カンカンカンカンカンカン!
あの人避けるっていう脳はないのか!?全部弾くじゃん!ならこっちはどうだ!
「アイテムボックス!」
続いて取り出しますはー?ショットガン!これでまずは1発!
「吹き飛べオラァ!」
ドガンッ!
「くっ!」
流石に避けるよな!そこにもう1発!
ドガンッ!
「からの「バインド」!」
ガチンッ!
よっしゃ!流石に勝ったろ!さあ負けを認めろ!
「甘いのよ!」
バキンッ!
おい!?「バインド」の鎖を一瞬でぶち壊して避けやがった!なんちゅうゴリラ行動してんだ俺の姉は!?
「覚悟しなさい!」
くっそ!だったら残りの魔力的にもこれしかない!
「霧!」
「なっ!?」
「さらに「未来視」!」
やっぱり霧の中を警戒して立ち止まったな!
「透明化、サイレント!」
脳筋ってのは大体箱があったら中身が何かを考える(偏見)、しかし箱の中身がない場合だってある!だったら箱を霧に置き換えれば...
「霧の中を警戒しちゃうよなぁ!?」
とったぜ背後!これで終わりじゃ馬鹿ゴリラ!
「ん?」
バキンッ!
「あだっ!?」
まさかの胴体に1撃もらった、痛すぎて思わずその場にうずくまる。なんで...?背後とって「透明化」も「サイレント」もかけてたのに...
「それまで!勝者リアン!」
くっそぉ!なんでバレたんだよ!?ちゃんと「サイレント」までかけてちゃんと隠れたはずなのに!
「お姉ちゃんなんで最後俺の居場所わかったんだよ?」
「え?見えなかったけどノアの匂いがしたからなんとなく...まあお姉ちゃんが負けるはずないけどね!」
マジか...まさか「透明化」の弱点がこんなところで突かれるとは...これは早急に対策を考えねば...
「それじゃあそろそろ帰りましょ!今日はもう授業もないしし!」
「リベンジ!ワンモアタイム!ワンモアタイム!」
「今日はお姉ちゃんの勝ちよ!1日お姉ちゃんのデートに付き合ってくれたら考えてあげてもいいわよ!」
「それはちょっと...」
「なんでよ!」
―――――――――――――――
とりあえず今日は他にやることもないので寮に帰った、帰ったはいいものの...
「なんで俺の部屋にまでついてきてるんですかね...」
「ちょっとノア、誰よその女...」
「ノアの姉のリアンよ!今日はこの部屋に泊まることにしたから1日よろしく頼むわよ!」
「やったー!」
結局お姉ちゃんが何故か無理やり俺の部屋に泊まった、ベッドは3つしかないのでもちろん俺のベッドで2人で寝た。狭すぎて全然寝れなかったのはいうまでもない。
魔力消費履歴
残魔力 110
アイテムボックス 消費1
身体強化、25% 消費50
鏡 消費2
狙撃火炎 消費5
アイテムボックス(サブマシンガン) 消費3
アイテムボックス(ショットガン) 消費3
バインド 消費20
霧 消費5
未来視 消費10
透明化 消費5
サイレント 消費5
計109消費
残魔力 1
ノアはお姉ちゃんが授業を受けてたと思っていますがお姉ちゃんはちゃんと授業をすっぽかしてノアのことを探していました
お姉ちゃん呼びは完全に後から生やした設定なので
「あ、書いてないけど裏ではそうだったんだな」
ぐらいの気持ちで大丈夫です。ただ私がお姉ちゃん呼びの方が可愛いよな...と思ってやっただけなので深い意味は無いです
あと長くなっちゃってごめん、それともこれくらいの方がいいのか...




