第26話 5階層ボスは魔法を使えるらしい
扉を開けてまず目の前にいたのは...なんだあれ?なんかすっげえドロドロした奴がいるんだけど、めっちゃキモいな...スライムじゃないよな?
ドロドロ...
おお!なんか形が変わって...色もついて...ん?あれってもしかして...
「あいつは自己写し!目の前にいる敵に変身して同じ技を使ってくるぞ!」
え?それって...あいつも魔法を使えるってこと!?
「身体強化、半分」
「マジかよ!?「身体強化、25%」!」
ガキンッ!
さすがに半分の攻撃は25%じゃ抑えられ...
「スリップ」
「うわぁ!?」
ガンッ!
「スリップ」で転ばせてすかさず剣振り下ろしてくるとかやってること昔の俺じゃねえか!だが寝返りでなんとか避けられた!
「狙撃火炎!」
速攻反撃!これはさすがに当たるだろ!
「アイテムボックス」
「ハアッ!?」
「アイテムボックス」ってそんな使い方できるのかよ!?確かに俺以外に使えるやつは見た事ないから魔法をしまうなんて考えた事なかったけど!
「バインド」
ガチンッ!
「やばっ!?」
「「狙撃火炎」、アイテムボックス「狙撃火炎」」
あ!それ俺が打ったやつなのに!二重打ちで火力上げてきやがった!
「鏡×10!」
ガッシャァァァァン!
ギリギリで防御できた!「バインド」も解けたし今度はこっちから行ってやるよ!
「透明化!からの「創造 サイレント」!」
よし!「透明化」を使っていてわかったことは音と匂いが消えないから鼻か耳がいいやつにはバレることだ。だが今戦ってるのは実質俺自身、新しく創った魔法「サイレント」で足音さえ消せば...
「人間の嗅覚じゃどこにいるかわからないだろ!」
「!?」
ザシュンッ!
よっしゃあ!その首打ち取ったりぃ!
「身体強化、半分」
「!?迎撃!」
ガキンッ!
おいなんでだよ!?首チョンパしただろ!俺はデュラハンじゃなくて普通の人間ですけど!?何首飛んだ状態で平然と戦ってんだよ!
「ノア!そいつは心臓の場所に核を置くからそこを潰さないと倒せないぞ!」
「それ先に言ってくれませんかねえ!」
どうする!?魔力もあとちょっとしかないし、相手は魔法の使い方的に魔力無限の可能性がある!持久戦したら絶対に負ける、今ここで決めないと...
「首飛ばしたから今こいつ俺のこと見えてないんじゃね?」
シンゾウヒトツキ!
「自己写しを倒しました」
「よかったぁ...」
一応首飛ばしたのはギリ正解だったのか...なんとか勝てた...
「お疲れ!よくタイマンで勝ったな!私でもなかなか苦戦するんだぞ!パーティーを組めばそこまで強くはないんだがな!」
「マジかよ...そりゃ強いわけだわ...」
「まあ今のお前ではここが限界だな、帰還石も落ちたし帰るとしよう!」
バキンッ!
――――――――――――――
5階層ボスであれなら10階層ボスとか夢のまた夢だよなぁ...魔力回復できるスキルとか道具とかそろそろほしいけどどっかにないかなぁ...まあないと思うけど、そろそろ行き詰まってきてる感じはあるんだよなぁ...なんかいい方法ないかな...
「ノア...お前剣以外は使えないのか?」
「え?使えないというよりかは使ったことがないから剣を使ってる感じですけど...」
「職業が「無職」なんだから他の武器を試してみるのはどうだ?」
確かに、ずっと剣ばっかり鍛えられてたから考えた事なかったな。授業で色々学べる場にいるんだから使える武器は増やしといて損はないか。
「あれ?そういえば「無職」でも剣使えてるけど「剣士」が剣振ってるのと何が違うんだ?」
「ああ、知らなかったのか。「剣士」が剣を持つとステータスが補正されるんだ。大体2倍は変わるはずだ。「狙撃手」だったら銃や弓、「斧使い」だと斧や鎌とかな。逆にそれ以外を持つとステータスに補正が入らなくなる。要はお前と一緒の状態になるわけだ」
マジか...そりゃあ「無職」が冒険者向きじゃないのも納得だな、大体現状Lv8の俺じゃルーやランクがLv4とかになったら追いつかれる計算になるじゃないか!これはいっそう頑張らないとな...
「とりあえず色々ありがとな!早速他の武器試してみるよ!ほんじゃ!」
「おう!ダンジョンに行く時はいつでも付き添ってやるからな!頑張れよ!」
やっぱなんだかんだでレモン先生いい人なんだよな、貴族ってもっと性格悪いイメージあったけど案外そんな事ないのかもしれんな。
それにしても武器か...双剣とかで二刀流をやってみたいとは思っていたが異種二刀流もありだな。異種二刀流でなおかつ剣と組み合わせてカッコいいやつか、うーん...
「やっぱり使ってみたかったアレかな!」
それじゃあ授業早速受けてみるか!
魔力消費履歴
戦闘前魔力 121
身体強化、半分 50
狙撃火炎 5
鏡×10 2×10=20
迎撃 30
計105




