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第22話 無事帰還、問題あり

「オーク・ロードを倒しました、Lv7に上がりました」

ポアァ...


おお!Lvが上がって傷が治った!左腕も元に戻ってる!治り方がすげえ怖いけど!


「そうだ!帰還石h...」

「ノアァァァァァァァ!!!!!!!!」

「ドゲッピッ!?!?」


ルーの突進抱きつきを喰らう、いい加減これやめてほしい、嬉しいけど痛いから。


「しんじゃうかとおもったぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「泣くなって!生きてるから!おいランク!ルーをなんとかしてくれ!」

「...すみません、何もできず...」

「バカ!気にすんな!むしろお前ら全員が時間を稼いでくれたから勝てたんだ!男なら胸張っとけ!」


ランクは結構自己評価が低いタイプだからな、ここはよくやったアピールしとこう。実際いなかったら俺死んでたからだいぶ活躍してるんだけどな。


「それより帰還石はドロップしたか?」

「ちゃんと落ちてたわよー!」


ローズが拾ってくれてたのか、一定時間経つと無くなっちゃいますとかの仕様とかだと困るからな、早めに拾っといてくれて助かる。


「あとは1万G(ゴールド)落ちてたからこれは全部あなたにあげるわ!」

「え?いいのかよ?普通こういうのは山分けだろ?」

「あなた以外役に立ってないんだから山分けになるわけないでしょ!大人しく受け取っておきなさい!」


皆んなも頷いているし受け取っとくとするか...まあ俺がボス戦行こうとか提案しなければこんな危ない子起きなかったから1番の戦犯は俺なんだけどな、俺の中では全員に借りが1つ出来たことにしとこう。


「それじゃあ帰るか!」

「じゃあ帰還石使うわよ!」

パキンッ!


――――――――――――――――


使った瞬間に景色が変わりダンジョンの入り口に着いた、やっぱりテレポート系のやつか。


「お!帰還石で帰ったってことはボスを倒したんだな!ノアならそれくらいすると思ったぞ!ローズまで一緒とは予想外だったがな!どうだった?」


金髪ゴリラが拍手しながら出迎えてくる、やっぱこいつムカつくな!


「どうだったじゃねえよ!死にかけたわ!なんで助けに来ないんだよ!」

「ああ、ここのダンジョンは時間軸がおかしくてな、ダンジョン内の1日がここでは5分なんだ。だからお前らが戻ってくるまでこっちでは今のところ2分くらいしか経ってないぞ。捜索隊もダンジョンに入ってから5分以上経たないと出せないしな。」


あ、そういうことだったのね。いきなり責めた俺が悪いわこれは。後で謝っておこう。


「とりあえず全員帰ってきたのを確認したから今日はこれで終わりだ!それと寮に入るやつは学園から鍵をもらって自分の部屋に荷物を置いておけ!ではまた明日!」


そうか俺とルーとランクも今日から寮だったな、男子寮と女子寮で別らしいからランクとは離れちまうけどまあ仕方ない。俺も鍵を貰いに行くか。


「ノア、お前は私と一緒に校長室に来い」

「え?わかった」


――――――――――――――

「ここだ、入ってソファーに座っていてくれ。今紅茶を入れてくる」

学園の中にある校長室に通された。校長室って言っても普通の部屋だな、ベッドもあるしキッチンもあるし...もしかしてレモン先生ここに住んでるのか?

ソファーに座ってろと言われても服汚れてるしどうしようかな...


「何してる?座っていいんだぞ?」

「いや、流石に血や泥で汚れてるのに座るのはちょっと...」

「ああ、それなら問題ない。毎日清掃員の人が掃除してくれるからな、それくらいの汚れなら落ちるから安心しろ。これ紅茶な」


まあ本人がそう言うなら座るか...いや紅茶うまっ!?前世でもこんな美味いの飲んだことないぞ!


「それでお前をここに呼んだ理由なんだが...紅茶もう一杯いるか?」

「ぜひお願いします!」


――――――――――――――――


「それで俺をここに呼んだ理由ってのは?」

「ああ、ノアが死にかけたと言うのが少々疑問でな...倒したとするなら1階層のゴブリン・ロードだろう。お前のことは一度「鑑定」でステータスを見てるからな、スキル込みでもお前が苦戦するほど強い魔物ではないと思うのだが...」


やっぱりおかしかったのかあいつ、俺の「鑑定」でもステータス面では勝てると思ってたからな。これで確信が持てた。


「そのことなんだがな...」


俺は「鑑定」で見たステータスよりも相手の能力が上だったこと、スキル的なのも使ってきたこと、それとゴブリン20体くらいに囲まれたこともついでに話した。レモン先生は少々考え込んでいたが考えがまとまったのか口を開いた。


「やはりおかしいな、ゴブリン・ロードはスキルなんて持っているなんて聞いたことがない。それにゴブリンが20体も群れるなんて...外では村を作ったりしてることはあるがダンジョン内では初だぞ」

「先生が言うなら間違いないな、そこで俺が考えた仮説があるんだが...」


ボスがステータス上より強いこと、ゴブリンがダンジョンで群れを成していること、今ままでたまたま起きてない可能性もあるがだとしても今日で2つも初めてのことが起きるなんてありえない確率だろう。そこで俺が考えた仮説は...


「裏で操っている奴がいるんじゃないか?」

Lv上げからパーティーは組み直すのを忘れているのでノアはパーティーを外れたままです。なのでオーク・ロードの経験値は全部ノアに入っています。パーティーを組んだ状態で挑んでたら経験値が分散してノアのLvが上がらないのでそのまま死んでました。

生きててよかったね


後校長室に行く間にノアはちゃんとレモン先生に謝ってます。偉いね

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