馬とダンス
目を覚ますと、もう朝になっていた。
「やば!」
メガネをかけ、急いで厩舎へ向かった。
「おはようございます」
クロは元気に挨拶した。
「おはようございます。クロさま。昨日は眠れました?」
初老の兵士が声をかけた。
「うん。でも、宿泊学習では寝れませんでした」
「まぁ、初めてですもんね。さ、今日もやりましょう。ついでに新しい事を見せたいと思います」
「本当!じゃぁ、すぐ厩舎作業終わらせる!」
クロはいつものように厩舎作業をした。
「大きくなったな。あっという間に時間が過ぎる」
初老の兵士はクロの後ろ姿を見ていた。しばらくすると、クロは馬に乗りウォーミングアップを終わらせた。
「クロさま。こっちきて」
馬を初老の兵士の前まで歩かせた。
「これから面白いの見せますね。これが馬場馬術の見どころです」
初老の兵士と交代した。
「合図したら、そこのレコードを流してもらっていいですか?」
「わかりました」
初老の兵士が位置につき合図した。クロはレコードを流すと、音楽と共に初老の兵士は馬を動かした。見たことのない馬の動き方にクロは驚いた。
「すげ…」
まるでダンスしてるかのように、音楽に合わせてステップを踏んでいた。長く感じたがあっという間に終わった。
「どうでしょう」
「すごい。かっこいい」
クロの目は輝いていた。
「クロさまはまだまだですが、いつかできるようになります」
初老の兵士は馬から降りた。
「先生」
「なんでしょう」
「音楽ってなんでもいいの?」
初老の兵士は頷いた。
「たしか短すぎず、長すぎないなら何でも大丈夫だったはずです。気に入ってるのあるんですか?」
クロは頷いた。
「叔父さんがいつも聴いてるアーティストの曲でしたい」
「ライトさまが聴いてる曲ですか。いいと思いますよ。この世で大会に出られたら、ライトさまも喜ばれると思います」
「じゃ、出来るようになるまで俺頑張る!」
「えぇ。みっちり教えて行きますよ」
クロは馬に跨った。
「さて、レッスンして行きましょう」
「はい。よろしくお願いします」
いつものようにレッスンがスタートした。
「あれ…メガネ」
ライトも目を覚まし、メガネをかけた。
「あぁ…クロは馬か。元気だな…」
ベットから出て、キッチンに向かい水を飲んだ。
「はぁ〜」
長い髪を縛り、椅子に座りボーとした。
「暇〜。あ、準備しとくか」
武器庫へ行き、一つの銃を手にした。
「流石に実弾は危ないしな」
中に入ってるのは撃っても致命傷にならない特殊な弾だった。
「これ使おう」
ライトは銃を懐に入れた。しばらくすると、クロが帰ってきた。
「あ、おかえり」
「ただいま」
「汗かいただろ?昨日もそのまま寝てたし。シャワー浴びてきな」
「うん」
クロは着替えを持ってシャワーを浴びた。しばらくすると、濡れた髪でクロが出てきた。
「クロ。昨日は大変だったな」
「あ…うん」
濡れた髪をタオルで拭いた。
「一人でカレー作ったし」
「ん!?」
ライトは驚いた。
「だって、みんな居なくなるもん。で、帰り際に殴られそうだったけど、全部避けてたら先生に助けられた」
「…そうか。大変だったな」
「叔父さん。朝ごはんどうする?食べる?」
「あぁ…食べるよ。食…」
「作るよ」
「え!?」
クロはキッチンに向かい、手際よく何かを作っていた。すると、ウルフが入ってきた。
「おはようございます。あれ?なんかいい匂い」
ウルフはキッチンを見ると、クロが何か作ってた。
「おはよう。クロ」
クロはウルフを見た。
「おはよう。ウルフ」
器用に手を動かした。
「叔父さん。できたよ」
机に料理を置いた。
「お…おう」
「クロ…短期間で覚えたの?」
ライトとウルフは驚いた。
「え?卵焼きじゃん」
ライトは一口食べた。
「あ…あぁ。こりゃ…カラスも惚れるわ…」
「え!どれどれ」
ウルフも食べた。
「うまぁ…」
クロはお腹が空いていたのか、さっさと食べていた。
「ライトさんができない事、クロができるのはいいね」
「だって…私したら何故か黒くなるもん…」
朝食を終えた。
「クロ。前言ってたのするか?」
「いいの?」
「いいぞ。稽古場へ行こう」
ライトとクロは稽古場に入った。
「クロ」
クロはライトを見た。
「やり方だけ教えておこう」
ライトは銃を出した。
「実弾は入れてない。だから当たっても大丈夫」
「うん」
ライトは銃を構えた。
「相手の動き、予測、殺気を一瞬で読み取る力がいる。何度も練習がいるから頑張れ」
そう言うと、ライトは弾丸を放った。
「え!?」
クロは何とか避けた。
「いきなり撃つんかよ!?」
「戦場にルールはないからな〜」
また弾丸を放つ。クロは必死に逃げた。
「見ろ!逃げ回っても何にもならんぞ!」
弾丸がクロの足に当たった。
「イッ!」
クロはその場で倒れた。
「大丈夫か?」
クロは何とか立ち上がった。
「大丈夫…」
ライトはクロの足を見た。あざだけになっていた。
「へぇ〜こうなるんだ」
「え!?」
「初めて使ったからな。血でないんだ」
クロは引いた。
「叔父さん…怖いよ…」
ライトは応急処置をした。
「実弾だったら貫通だよ?あざで済むなら可愛くない?」
「そう言う問題じゃ…」
「でも、気づいてるだろ?」
ライトはクロを見た。
「う…ん。頭以外狙ってるなは…」
「相手の動きしっかり見れてるじゃん。後は避けれるようになるだけ」
また銃を持った。
「もう一回するか」
「え!?」
またクロは逃げ回った。
しばらくすると、クロは大の字に倒れた。
「疲れた…」
「今日はここまでだな。大丈夫かー」
クロを担いだ。
「ちょっと休んだら、勉強しような」
「うん…」
部屋に連れていった。
「まだまだだな」
「うぅぅ…」
ベットで横になっていた。
「足と腕と胸。死ぬぞ」
ライトはニヤニヤしていた。
「避けるタイミングが…」
「まぁ、毎回やると傷まみれになるから、間開けてやろう」
「うん」
少し休み、ライトはクロの勉強に付き合った。
「あ…もう夕方か」
「シェフのお手伝いしてきます」
「うん。無理しないでね」
クロは部屋を出た。
「成長したな…」
ライトは本を読んで時間を潰した。
作者「四月になったね」
ライト「だね」
作者「まぁ、社会人は相変わらず仕事ですよ」
ライト「まぁね。てか作者」
作者「はい」
ライト「馬場馬術経験あるの?」
作者「残念ながらありませんw障害馬術しか経験ありません。どこかで書いた覚えあるけど、長過ぎてどこで書いたかも忘れるw」
ライト「えぇ…」
作者「馬が好きで、学校で馬勉強してたんですけど、その時に初めて障害馬術の大会出ましたね。楽しかったですよ」
ライト「ほう」
作者「低い障害でしたが、いい勉強になりました。学校でよく大会が行われるんですけど、トップ選手とかも出場されてましたね。選手名はわからないんですけど、競技見てたらこの人違うってわかりましたね」
ライト「いい経験だね」




