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月に恋した親子 - Moonlight Story -   作者: 三日月明楽
第2章 親子の成長
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記録と記憶

しばらくして、報告会が開かれた。


「金田さん。明楽とナイトは?」


「あずささんが見てるから大丈夫だ」


「帰り少しだけ顔見に行ってもいいか?」


「もちろんだよ」


ホールへ向かった。ライトは一冊の本を持っていた。


「言うの辛いと思うが…」


金田はどこか心配していた。


「大丈夫。みんな報告してるんだ。私だけしないはないだろ?」


ライトは笑顔で答えた。ライトは後ろの席に行こうとしたが、金田に捕まった。


「毎度毎度やるな!」


そのまま引きずった。金田が司会した。


「忙しい中、集まっていただきありがとうございます。関係者のみの報告会となりますが、よろしくお願いいたします。では、初めていきます」


ライトにマイクを渡した。いつも驚くのに、素直に受け取った。


「あ…ライトです。暗い話になりますが…三日月龍は全滅しました」


皆が驚いた。


「闇の帝王と谷川の手によって、やられました。私自身怪我はなかったのですが…残念です。ですが、全滅する一年前に私は一匹の三日月龍から色々教わりました。彼らの生態…そして、ライダーについても教わりました。私自身、ライダーになりたかったのですが叶いませんでした。ですが、彼らが生きていた証を残しておきたいと思い、三日月龍の本を作りました。本当は、このような結果になりたく無かった。でも、後世に三日月龍がいた事を記したく今日持ってきました。興味がある方は読んでいただけると幸いです。以上です」


ライトは席についた。


「ありがとうございます。次は…」


スムーズに進んで行き、お昼の時間になった。


「では、お昼にしましょう。向こうの部屋に用意してあるので、ぜひ」


すると、皆がライトの方に集まった。


「ん!?」


「ライトさん!本見せてください!」


皆が興味津々だった。


「すごい…」


「え!?そうなの!?」


「他のと違う…」


その光景にライトは心を打たれた。


「ライトさん。人気だな」


金田はライトの肩に手を回した。


「うん…」


「三日月龍は謎が多い龍なのに、これだけの記録を残せたんだ。君の努力が実ったんだよ」


「私は…何もしてない。シルビアに教えてもらっただけ…」


「その努力が、君たちを引き合わせたんじゃないのか?結果は残念だったけど、君は無駄にしなかった。すごいよ」


金田はライトを慰めた。


「うん…」


ライトはいつのまにか涙を流した。


「さ、ご飯食べよ」


ライトを連れた。席につかせ、金田はライトのご飯も用意した。


「はい」


「うん」


金田も席についた。


「私なんて本書けないぞ。すごいな」


「いや…色々やらされてたら、書けれるようになるよ」


「お前は職業柄だろ…」


金田はご飯を食べた。


「やっぱ、言うの辛いよな。小路さんとかも辛かっただろうな…」


「だよな。居ないもんな。何年も見てきた龍がな」


金田はライトがご飯に手を付けてたいのに気づいた。


「とりあえず食え」


「う…ん」


そっぽ向いた。金田はライトの頭を掴み、無理やり食べさせようとした。


「わかったから!」


「お前は言っても聞かんから!」


「自分で食べるから!」


その光景を皆に見られた。


「ライトさん。辛いよね」


「でも、丁寧に書いてあってわかりやすかった。あの本は残していきたいな」


口々にライトを称えた。


午後もスムーズに進み、報告会が終わった。ライトと金田は金田の家にいた。


「ただいま」


金田は玄関を開けた。


「おかえりなさい。あ!ライトさんも!いらっしゃい」


「こんにちわ」


あずさは二人を入れた。


「明楽とナイトに会いにきた」


「会ってって!」


リビング行くと、アンタレスとナイトが一緒に遊んでいた。


「二匹仲良いよな」


「えぇ。アンタレスも元気になってきてよかった」


二匹はライトに気づいた。


「顔見に来たぞ」


ライトの声にナイトが鳴いた。


「元気だな」


ライトは明楽を見た。明楽はベットで起きていた。


「起きてるのか」


ライトは明楽を抱っこした。


「かわいいな」


ライトに抱かれて明楽はご機嫌だった。


「ライトさんが来ると、ご機嫌なんだよな」


「へぇ〜」


あずさはお茶を出した。


「報告会だったんですよね?お疲れ様です」


「あぁ。ありがとう。あずささん」


「今日は…大変だったよな。ライトさん」


金田はライトを見た。


「あぁ。君の…お母さん達が居なくなった事を言ったからな。辛くなったな…」


明楽はライトの頬に手を当てた。


「慰めてくれるのか?優しいな」


明楽の頭を撫でた。


「あずささん。今日さ、ライトさんにご飯食べさせてたんだよね〜。食べないから無理やりさ」


「え!?」


あずさは驚いた。


「金田さん!言わないでよ!恥ずかしい!」


ライトの顔が赤くなった。


「食べないライトさんが悪い!」


あずさは笑った。外を見ると、もう暗くなっていた。


「あ、クロが帰って来てるな。そろそろ帰るよ」


明楽を金田に託した。


「あぁ。また来てくれ。クロ君も連れてきて」


「うん。クロも喜ぶ。お邪魔しました」


ライトは帰った。



作者「やっと金曜日。明日休みー」

ライト「お疲れ様」

作者「昨日の帰り道、猿見かけた」

ライト「すごいね…」

作者「なんか、橋渡ってましたw」

ライト「ほう」

作者「思わず二度見しましたw」

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