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月に恋した親子 - Moonlight Story -   作者: 三日月明楽
第2章 親子の成長
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初老の兵士と手合わせ

クロは学校へ行った。


「今日は休みなんだよな〜」


ライトは厩舎へ向かった。


「お疲れー」


ライトの声に厩舎に居た兵士たちが挨拶した。


「お疲れ様です」


すると、初老の兵士がライトの前に来た。


「お疲れ様です。ライトさま」


「お疲れー。いつもクロをありがとうね」


「いえいえ。クロさまは毎日私に付き合って頑張ってくれてます。本当に強い子です。ライトさま。乗りますか?」


「うーん。どうしようか悩んでて…」


「じゃぁ…私と手合わせ願いませんか?」


「え!?」


突然の提案にライトは驚いた。


「この前、ウルフさんと手合わせしたんですが、すぐ決着ついてしまってですね…」


ライトは笑顔になった。


「いいでしょう。稽古場でいいですか?」


「はい。行きましょう」


初老の兵士は他の兵士たちに指示を出し、ライトと稽古場へ向かった。


「前から気になってたんですが、あなたの過去を知りたい。クロをあそこまで真剣に見ている。実力者なんだなと思ってるんですが」


初老の兵士は頷いた。


「いいでしょう」


稽古場へ着いた。


「武器は?」


「使いません」


初老の兵士の目つきが変わった。


「わかりました」


お互いが構えた。


「…!」


「…!」


お互いが息を吐いたタイミングで蹴りでぶつかった。


「さすがですね」


初老の兵士が拳で攻撃を仕掛けた。


只者じゃない!


拳を片腕受け止めた。ライトはもう片方の肘で攻撃をしたが。


「…!」


初老の兵士はそれを手で止めた。


「ですよね…」


ライトは思いっきりしゃがみ、足蹴りをした。しかし初老の兵士は綿のように宙を舞った。そのまま距離をとった。


「久しぶりです。血が騒ぎます」


「こんな強いあなたが、なぜ死んだ」


またぶつかった。


「戦死ですよ。悲しいことに」


拳同士で攻防戦が始まった。


「私は元馬場馬術の国代表で、ある馬と共に世界を回っていました」


「…」


「でも、世界大会へ行っても予選落ちでね。この世界の馬術は厳しいのです」


初老の兵士は蹴りを入れたが、ライト止は手で止めた。


「でも、馬術もしながらこの体術はどこで」


ライトは初老の兵士の足を離さず、投げ飛ばした。初老の兵士は綺麗に着地した。


「陸軍に務めていましたからね」


初老の兵士はライトに急接近し、人差し指を立て一瞬で構えた。


絶対まずいやつ!


咄嗟の判断でライトは横に避けたが、肩に当たった。次の瞬間、爆発音と共にライトは吹っ飛んだ。そのまま壁に激突した。


「流石ですね。ウルフさんはモロに喰らってました」


外れたであろう肩を無理やり戻した。


「寸勁か…ややこしいの覚えてますね」


また怪我したら、怒られる…。


「でも、生きていた時より落ちましたよ」


「それで落ちたって言うんですか。すごいな」


ライトは構えた。


「では、行かせていただきます」


初老の兵士はまた急接近した。


我慢しろ…。


「もう一発…」


また人差し指を立て構える直前。


「はっ!」


爆発音と共に初老の兵士に発勁を喰らわせた。


「ぐぅ!」


勢いを分散させるべく、初老の兵士は空中を宙返りして着地した。


「いいの覚えてますね」


腕で発勁を受けていた。


「強すぎだろ‥」


「これでも、上を務めていたのでね。強くならないと、皆が死ぬ。そう思いながら稽古をしていたので」


初老の兵士は構えをやめた。


「今日はここまでにしますか?」


ライトも構えをやめた。


「そうですね。これ以上ボロボロになると、ウルフとドクターに怒られるし」


「ですね。ありがとうございました」


「いえいえ。こちらこそありがとうございました。また、手合わせお願いします」


「はい。また、手合わせしましょう」


二人は稽古場を出た。


「クロの先生」


別れ際、初老の兵士に話した。


「クロをよろしくお願いします」


ライトは頭を下げた。


「はい。大切に教えていきたいと思います。かわいい愛弟子なので」


初老の兵士は厩舎へ向かった。


「はぁ〜。やっぱ上には上がいるな…イッ!」


肩を押さえた。


「怒られるかな…」


すると、痛みが引いて行った。


「え?」


肩をあげても痛くない。ここで気づいた。


「シルビアの力か…」


どこか切なく感じた。


「私の体の中に居るもんな。シルビアの力が…」


ライトは部屋へ入り、椅子に座った。


「無駄に死ねないな。この力は大切に使わないとな…」


そう思いながら窓を眺めた。


ライト「ん?作者」

作者「はい」

ライト「新しい小説書こうとしてる?」

作者「出すかは不明ですが、書いてはいます。」

ライト「ほう」

作者「基本、私の作品はラストは決まってるんです。だから、まだ書きやすいんですが…」

ライト「ん?」

作者「例えば、小学〜中学入学まで書きたい時に、その間を考えるのに時間がかかるんです。クロの作品でもそれに苦労しました。こういうストーリーは出来てるのに、間を考えるあまり時間がかかる的な」

ライト「あ〜」

作者「正直、この作品もラストは決まってます。でも、その間をどう書こうか悩み中ですね」

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