馬場馬術の道 出来ないこと
クロは毎朝馬に乗っていた。
「はい。輪乗り」
「はい!」
初老の兵士の厳しいレッスンをこなしていた。
「クロさま。頑張ってるね」
「すごい」
他の兵士たちはそんな光景を毎朝見ていた。そんなある日。
「今日はここまで」
「ありがとうございました」
乗ってる馬に愛撫した。洗い場に馬を繋ぎ、馬装を外した。
「クロさま。背が大きくなりましたね」
「そうですか?」
「はい。その証拠に、鎧のベルトが伸びたでしょ?」
言われてみて初めて知った。
「本当だ…」
初老の兵士は提案した。
「クロさま。馬場馬術してみませんか?」
「馬場馬術?」
初老の兵士は頷いた。
「クロさまはその才能があると思うんです」
クロは首を傾げた。
「どんな感じなんですか?」
初老の兵士はクロの頭に手を置いた。
「では、明日見せましょう」
「うん!楽しみ!」
乗っていた馬を手入れした。
翌日。いつものように厩舎作業した。作業を終え、乗る馬に馬装を整えた。
「準備はいいですか?」
「うん」
初老の兵士は馬に跨った。軽くウォーミングアップをした。
「見ててくださいね」
そう言うと、初老の兵士は馬に指示をだすと、見たことがない動き方を披露した。
「すご!」
クロは見惚れた。
「より美しく正確に馬を動かせれるかの競技です」
初老の兵士は馬を止めた。
「どうでしょうか?」
「うん!やってみたい!」
クロは興味津々だった。
「よし。じゃぁ、一から教えていきます」
「よろしくお願いします!」
初老の兵士は馬から降りた。
「じゃ、今日もレッスンしていきましょう」
「はい!」
ここからクロは馬場馬術の階段を上がって行った。
出来ないこと
「いっけぇ!」
手甲鉤を思いっきり振ると、丸太が割れた。
「あ…割れた」
「初めてじゃないか?」
ライトは拍手した。
「でも、やっと割れた感じ…もっと強くならないと…」
「いやいや。少しずつでいいよ」
「それに、改良したいし…」
「クロは本当すごいな」
クロの頭を撫でた。
「そうかな?」
「うん。クロはすごいよ。さて、気分転換に別のことしようか」
ライトはクロを招いて射撃場へ向かった。
「ここは?」
「ここは射撃場。銃の練習する場所だ」
ライトは一瞬で銃を抜き、マトの中心に当てた。
「一つの武器にこだわる必要はない。こだわる事もいいけど、戦法は多い方がいい」
クロに一つの銃を握らせた。
「的を狙って」
ライトはクロの銃を持をサポートした。
「…叔父さん」
「ん?」
「どの的に当てればいいの?」
その言葉の意味がわからなかった。
「ん?」
「的、複数あるよ?」
そこで気づいた。
「クロ。あの的…何枚見える?」
「うん?三か四」
目が悪かった。ライトはそのままクロを担いでドクターの元に走った。
「ドクター!クロの目おかしい!」
「ノックしてください。ライトさま。おかしいとは?」
ドクターは呆れていた。
「今射撃の練習させようとしたが、的が複数見えるって…」
ドクターはクロに話しかけた。
「視力検査しようか」
「うん」
ドクターは詳しく検査をした。
「酷い乱視ですね。左右でバラバラ。だから、複数見えるんでしょう」
「メガネで調整できるのか?」
難しい顔をした。
「うーん。日常生活に問題がないならいいんじゃないんですか?銃は絶対?」
ライトはクロを見た。
「俺…今はコレでいい」
手甲鉤を見せた。
「クロさまは、近距離戦に専念した方がいいと思います。成長と共に変わると思いますが、多分遠距離戦は難しいと思います。この歳でライトさま以上の弱視ですからね」
「そうか…まぁ、今興味ないならいっか」
「叔父さん。ごめんなさい」
クロは謝った。
「全然。むしろ、クロのできない事知れて良かったし。でも、興味持ったらまた教えて」
「うん」
「ドクター。ありがとうね」
「はい。お大事に」
クロを連れて出た。
「なんかやる気無くしたな。あ、勉強しようか」
「いいよ」
クロを部屋に連れた。
「たまにはさ音楽流そうか」
「うん!」
レコードを流しながら、ライトはクロの勉強に付き合った。
しばらくすると、ウルフが入ってきた。
「お疲れ様」
「お疲れ。どうした?」
「ううん。ただ遊びに来ただけよ」
ウルフはクロを見た。
「今日も勉強頑張ってるのね」
「うん」
ウルフはふと思った。
「あら?クロって利き手は?」
クロは手を見た。
「…両方」
ライトは笑った。
「ウルフ。やっぱクロは私に似たな。偉いぞ。両手使えれるのはいい事だ。負傷した時にもう片方が使えれるからな」
「負傷前提で言わないでね。クロの前で!」
ウルフに怒られた。
「でも、箸はまだ練習中。学校のご飯も両方使えれるように練習してる」
「自主練は偉いぞ」
ライトはクロの頭を撫でた。
「やってる事が…もう子供らしい事じゃないんだよね…」
ウルフは二人を見ながら引いていた。
作者「今日は2話まとめて投稿して見ました」
ライト「ほう」
作者「特に意味はないです」
ライト「1話1話の話の内容が短いのもあったもんな」
作者「たまにまとめて投稿するときがあると思います」




