表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/120

初旅行

「いいな〜。旅行」


ウルフは旅行準備しているライトとクロを見た。


「初めてだから、楽しみだな」


「叔父さん。旅行とか行かないの?」


カバンのチャックを閉めた。


「ないない。だって、大学生の時も旅行行った事ないし。金田さんと遊ぶか稽古しかしてないし。社会人になってからも忙しくて行ってないし」


「遊んでるイメージあった」


ウルフも頷いてた。


「あのさ。それよく言われるけど、遊ぶ暇なかったぞ?たまにライブは行ってたけど、一応これでも真面目に生きてたんだぞ?」


「真面目って言うくせに、金田さんの家の窓ガラス割って出入りしてた人誰だよ」


クロのツッコミにライトは黙った。


「準備完了。叔父さん行こう」


「あ…あぁ。行こうか…」


ライトはもらったチケットを確認した。


「うーん。遠いな…」


「どうせ魔法で行けるでしょ?」


「まぁな。国内だし。行くか」


ライトはクロの手を取った。


「気をつけてね」


「行ってくる」


「行ってきます」


ライトは指を鳴らすとクロと共に消えた。ウルフはそのまま見送った。




「叔父さん…寒くない?」


ついた場所はとある運河がある所。


「うん…寒い」


周りを見ると、観光客で賑わっていた。


「へぇ〜。有名なところか」


目的の宿へ向かって歩いた。


「なんか、店が色々あるね」


「後で行ってみるか」


そして宿に着いたのだが。


「お…叔父さん。ここであってる?」


ライトはチケットを再確認した。


「あ…あってるぞ。クロも確認して」


クロも見たがあってた。


「ここ…どう見たって…高級旅館じゃん!」


入り口に大きな錨が置いてあった。


「あいつら、夫婦で行けよ!私ら男同士で来る場所じゃないじゃん!」


「えぇ…俺、今から叔父さんと一晩過ごすのか…」


クロはため息を吐いた。


「なんだよ!こっち泊まる時、一緒のベットで寝てるのは何処のどいつだよ!」


「家に帰りたくないもん!」


言い合っても仕方がない。とりあえず入った。受付に行くと、女将さんが待っていた。


「いらっしゃいませ。予約してた…ルーマス様ですね?」


「あ…はい」


「チケットいただきます」


ライトはチケットを渡した。女将さんは館内の案内をし、一つの紙を見せた。


「本日の夕食ですが、懐石料理です。メインが二種類あるので選んで欲しいです」


「…クロ。どれにする?」


クロも覗いた。


「じゃ、俺肉にするから叔父さん魚にして」


「わかった。じゃ…それで」


「かしこまりました。お部屋の案内はまだできませんが、荷物お預かりいたします」


荷物を預け、外に出た。


「にしても…ここら辺調べてないから、何があるんだ?」


ライトは地図を見た。


「なんか…色々あるな。海鮮といい…スイーツといい…」


「ガラス館もあるのか…とりあえず歩く?」


「だな」


二人は歩いた。


「外国人多いな」


「俺らも、フランスの血入ってるんだけどね…」


案内板を見ると、日本語と英語が書かれていた。


「クロは英語いける?」


「いける。叔父さんは?」


「いける」


歩き続けると、市場に来た。


「人多!」


「うまそうな匂いするな」


市場は人で溢れていた。なんとかかいくぐって進むと、海鮮丼の店に目が止まった。


「クロ…食べるか…」


「うん…うまそう…」


店に入ると、ちょうど空いたのかすぐに案内された。


「どれにする?」


メニューを見た。


「どれもうまそうなんだよな…」


「全部入ってるのにする?」


「うん。食べ歩きたいから、並にする」


ライトは注文した。


「そういえばさ。高くて無理だったが、店の前に蟹いたよな」


「うん。逃げないのかな…」


しばらくすると、海鮮丼が届いた。


「うまそう!」


ライトは写真を撮っていた。


「なんで城では写真撮らないの?」


「あれ?知らないの?城では携帯とかカメラ使えないんだ」


「ふーん」


海鮮丼を食べた。


「うま…」


「もう食べれないやつ…」


「いやいや。クロは若いから旅行行き放題じゃん」


「ソロで行くの嫌だよ…」


「誰がソロで行け言った。好きな子とかさ」


その言葉でクロは喉に詰まらせた。


「おい…大丈夫かよ」


「叔父さんが変なこと言うから…」


水を飲んだ。


「叔父さんだって、好きな人と行けばいいじゃん」


ライトは少し俯いた。


「行きたかったよ…」


「ん?」


「さ、次行きたいから早く食べ終えよう」


「うん」


食べ終え、市場を後にした。


「にしても人多かったな」


「ですね」


「次何処行く?」


「じゃぁ、ガラス館行きたい。歩いてお腹空かせようぜ」


「いいね」


歩き出した。


「距離あるね…」


「でも、店とか賑わってるから遠く感じない。目の保養にもなる」


すると、遠くから汽笛が聞こえた。


「お?」


よく見ると、奥に大きな船が見えた。


「でか…」


「ここからでも見えるってことは、近くで見たらもっと大きいんだろうな」


そんなこんな歩いてると、ガラス館が見えた。店に入ると、別空間にいる感じになった。


「綺麗だね」


「高…」


「クロ。値段見るな。現実逃避するから…」


いろんな店を見て回った。


「そういえばクロ。この近くに何故か馬具屋あるらしいんだけど、行ってみる?」


ライトは地図を指差した。


「え!行く!」


早速向かった。


「人少ないといいな」


「ですね」


店に入ると、いろんな馬具が置いてあった。


「いらっしゃいませ」


奥から男の店員が現れた。


「何か欲しいものありますか?」


「い…いえ。見に来ただけ…」


「この子、馬場馬術してるんですが、鞍見せて欲しいです」


「叔父さん!?」


クロは驚いた。


「わかりました」


店員は案内した。すると、店に一枚の写真があった。


「これ…」


クロが指差すと、店員が話し出した。


「あぁ。これね。私の曽祖父です。戦争で死んでしまって。でも、彼は優秀な選手だったんです」


その写真には初老の兵士と愛馬であろう黒馬と一緒に写っていた。


「部下を守るために死んでしまったんです。かっこいい男ですよね」


「…」


「鞍はこちらです」


店員が複数の鞍を見せた。


「すご…」


「へぇ〜いろんなのあるんだ…」


すると、クロは一つの鞍を指差した。


「コレ…」


何故か惹かれてしまった。


「こちらでしょうか?」


店員は鞍を取った。


「よし。それ買おうか!」


「叔父さん!?絶対高いよ!?」


「大丈夫!色々大人の事情でお金持ってるから!」


「かしこまりました。サービスでイニシャル掘らせていただきますね」


「えぇ…」


店員に渡された紙に名前を書いた。


「あの…聞いてもいいですか?」


クロは店員に話しかけた。


「なんでしょうか?」


「その…写真の人が乗ってた馬の名前ってなんですか?」


店員は写真を見た。


「あぁ。確か…カマルだったと思います」


「へぇ〜」


購入手続きを済ませ、店を出た。


「明日帰りに取りに来ないとだな」


「叔父さん…」


「ん?」


「…ありがとう」


ライトはクロの背中を思いっきり叩いた。


「イッ!」


「絶対大会出ろよ?いいところまで行けよ?」


「うん…絶対行く。大切に使うね」


「よし。じゃ、そろそろいい時間だし旅館行くか」


「ですね。叔父さんと喋りたいし」


旅館に戻ると、部屋の鍵を渡された。


「どんな部屋かな…」


「ホテルとか行かないからどんな感じかな」


ワクワクしながら扉を開けた。


「…まじ?」


「え…俺ら二人で?」


部屋の広さに固まっていた。


「広すぎ!どうなってるの!?てか、ベットでか!」


「おぉ〜。窓からの景色いいな〜。クロ。船見えるぞ!」


「おぉ〜!」


子供のようにはしゃいでいた。


「大浴場入りに行こう!」


「いいね!あ…髪縛るのに時間かかるから、先行ってて」


「うん。あ、浴衣ある」


「着替えて行けば?」


クロは着替えた。


「じゃ、先に行くね」


「うん」


クロは大浴場へと向かった。入り口には注意書きがあった。


「へぇ〜。時間差で男女入れ替わるのか」


そのまま男湯へ入った。脱衣室に入ると、誰もいなかった。


「誰もいないか…」


カゴに着ていたものを入れ、タオルを持ち大浴場への扉を開けた。


「広!」


掛け湯をし、入浴した。


「はぁ…気持ちいい…」


辺りを見渡すと、温泉の効果が書かれている看板を見た。


「疲労回復の効果あるんだ…」


あまりの気持ちよさにうたた寝をしそうになる。


「やばい…寝そう…」


ふと、脱衣所をみた。すりガラス越しだから見えにくいが、誰かが入ってきた。


あぁ。俺たち以外かな?


しかし何かが変。


ん?


胸の方には膨らみもあった。


…え!?


さらに髪を縛る仕草もあった。


俺…間違えて女湯に入った!?


アワアワしてると、扉に向かってきた。


やばい!え!俺の人生終わる!?


扉が開いた。


「クロ〜おるか?」


ライトだった。


「…」


そのまま溺れた。


「ん?のぼせた?」


溺れているクロを引っ張り、冷水をかけた。


「冷た!」


クロは飛び起きた。


「起きたか」


ライトも入浴した。


「気持ちいいな〜」


「叔父さん!紛らわしいことするな!」


「はぁ?何のこと?」


「え…と…」


言いかけようとしたが、言葉が出ない。


「ふーん」


クロの足を掴んだ。


「ぎゃ!」


そのままお風呂の中へ引きずり入れた。


「お前さ。私を女だと思ってただろ?」


ヘッドロックをした。


「いや…その…」


「正直に答えた方がいいよ?」


必死に抵抗した。


「だって…髪縛ってて。それに、胸の膨らみ…」


「胸筋な?それに、私髪長いだろ?まさか、女湯と勘違いした?」


正直に頷いた。


「お前もまだまだだな!」


締め上げた。


「苦しい…死ぬ…」


「私を女だと勘違いした罰だ!」


そのままクロは逝ってしまった。




「いや〜温泉は最高だったな!」


ご機嫌なライトの後ろをクロはトボトボ歩いた。


「あ…はい…そうですね…」


部屋に戻り、ベットに倒れ込んだ。ライトは髪を手入れした。


もう夕飯か…。


櫛を置いた。


「クロ。夕飯の時間だが、行けるか?」


ゆっくりと起き上がった。


「行く。ちょっと良くなった」


食堂へ向かった。


「いらっしゃいませ。どうぞ」


店員が席に案内した。


「すごい!目の前、運河だ!」


「いい眺めだな」


席に座った。


「お飲み物はどうなさいますか?」


メニューを見せた。


「じゃぁ…私はみかんで」


「俺も」


「かしこまりました」


机に置かれているお品書きを見た。


「うわ…高そうなやつだ…」


「…」


「クロには早かったか?でも、経験がてらいっか?」


「うん」


すると、飲み物が届いた。


「どうぞ」


ライトとクロはグラスを持った。


「君の合格祝いだ。おめでとう」


「ありがとう。叔父さん」


乾杯をした。


「クロ」


「ん?」


「生きててくれてありがとう」


クロの顔が赤くなった。


「俺も…助けてくれてありがとう」


すると、前菜がきた。ライトは前菜を食べた。


「うまいぞ!」


クロも前菜を食べた。


「本当だ!」


次に来たのは刺身だった。


「何これ。めっちゃ綺麗じゃん…」


「なんかどれも写真映えいいね」


ライトは写真を撮っていた。


「うま〜」


ライトを横目にクロは刺身を食べた。食事を楽しんでいると、メインが来た。


「うまそ…」


「ほぉ〜」


ライトとクロはメインを食べた。


「うま…」


「美味しい。優しいから、胃もたれしないな…」


「叔父さん…やっぱ胃もたれしてたんだ」


クロはニヤニヤ見てた。


「うるさい。クロも歳取ればわかる」


メインを食べ終えると、デザートが来た。


「プリンだ」


「いい匂い…」


「そちらは、ハスカップを使ったプリンです」


店員が説明した。ライトとクロはプリンを食べた。


「うま!」


「おいしい…」


一気に平らげた。


「ごちそうさまでした」


「ごちそうさまです」


ライトとクロは部屋に戻った。


「美味かったな」


「うん」


冷蔵庫を開けると、ルームサービスだろうか、ジュースと水が入っていた。


「どれ飲む?」


「ジュースにする」


「私も」


椅子に座り、蓋を開けた。


「旅行楽しいな」


「うん」


クロはジュースを飲んだ。


「叔父さん。聞きたいことある」


「ん?」


クロはジュースを置いた。


「何で目が青くなる時あるの?それに、この前の喧嘩の怪我もすぐ治ったよね?」


ライトは月をみた。すると、ライトの目はサファイアに輝いた。


「これはね。私の大切な人の力なんだ」


「…」


ライトは脚を組み直した。


「覚えているか?私と住み始めた時に、私は夜いなかった事」


「うん。大切な人のところに行ってるってやつでしょ?たしか、お腹に子供がいるって…」


「そう。私はな、明楽とナイトのお母さん。三日月龍のシルビアとライダーになるはずだった」


「え…」


クロは驚いた。


「出会って一年。ずっと楽しかったし…お互い愛し合っていた。三日月龍のライダーの条件はお互いの力の一部を交換する事で初めて結ばれる。シルビアは、出産が終わってから私の一部をもらうと言ってきてね。私の誕生日にシルビアから、力の一部をもらった。最高の誕生日プレゼントだった」


「うん」


「でもね。あの晩…シルビア含め三日月龍が居なくなった。いや…殺されたって言えばいいな」


ライトはクロを見た。


「だから、私の中にシルビアの力が生きている。三日月龍の力は、怪我の治りが異常に早い。だからすぐに銃を握れた」


「そうだったんだ…」


クロは納得した。ライトは瞬きすると、元の色に戻った。


「私は、シルビア以外はありえない。本当に大好きだったんだ。戻れるなら、あの晩に戻りたいな」


「…」


クロはジュースを飲んだ。


「そういえばクロ」


「ん?」


「好きな子いるのか?」


クロの顔が赤くなった。


「い…いないよ…」


「本当?」


ライトはクロを見つめた。


「う…うん…」


クロは俯いた。


「なーんだ。好きな子いるじゃん。私なんて人間に興味ないんだ。クロは普通に…」


「実は…明楽が…」


クロは言いにくそうに話した。


「初めて…名前呼ばれてさ。俺…嬉しかったんだ」


「ほぉ〜」


「でもさ、歳離れてるし。俺よりもいい人が現れるんだろうなって思ったら、叶わないんだろうなって…」


どこか諦めてる感じだった。


「叔父さんと一緒に見守ってるけど…」


ライトはクロの肩に手を置いた。


「諦めたらダメだ!あれだったらさ、明楽が十六歳になったら駆け落ち同然で連れ去ればいいんだし!あの子は龍だからさ!龍は十六歳で大人だし!」


「はぁ!?馬鹿じゃないの!?まともに喋ってない相手を拉致とかヤバすぎだろ!」


ライトの提案にクロは驚いた。


「それに、金田夫婦が許さないだろ!今は離れてるけど…拉致って知ったら怒られるだろ…」


「そこは私が融通効かす!」


「そういう問題じゃないだろ!それに、俺は同意がない事はやりたくない。可哀想じゃん…」


「真面目だな〜」


ライトは椅子に座り直した。


「それに…今は…恋愛対象として見てないし!」


「はいはい」


クロはジュースを飲み干した。


「歯を磨いて寝るよ」


「ん?もう寝るのか?」


「風呂で暴れすぎて疲れたからもう寝る」


クロは歯を磨きふて寝した。


「おやすみ」


「おやすみなさい…」


ライトは月を見た。


「シルビア。君の子が好きって言ってくれる子がいたぞ。結ばれるといいな。いつか…私達がなれなかったライダーに…」


月はいつも以上に輝いていた。


翌日。


「あぁ…朝か…」


手探りでメガネを探した。


「ん?叔父さん?おはよう…」


クロもメガネを手探りで探した。


「あれ…?あった」


二人同時にメガネを手に取った。


「おはよう…クロ…」


メガネを掛けると、見えにくさにライトはベットから落ちた。


「うっ…おま…」


「え!?俺!また目が悪くなった!?」


クロはパニックになっていた。


「それは…私のだ。返せ」


メガネを交換した。


「あ〜。よかった〜」


「目悪すぎな?」


ボサボサの髪を縛った。


「どうする?朝ごはん食べる?それとも風呂入る?」


「朝ごはんがいい」


「じゃぁ、行こうか…」


食堂に向かった。


「おはようございます。お席は自由席です。朝食はバイキング形式です」


ライトとクロは料理をとった。


「朝からよく食べるな…」


「叔父さん…食べなさすぎ」


クロはてんこ盛りに対しライトはご飯と味噌汁。席につき食べ始めた。


「いや〜。今日も観光で食べるなったらね?」


すると、店員が魚の切り身を持ってきてくれた。


「炭火で焼いてあります」


ライトは食べた。


「うま…めっちゃ柔らかい…」


クロも食べた。


「うま!」


朝食を終え部屋に戻った。


「風呂行くか?」


「行くけど、昨日みたいなのになりたくないから…一緒に行くよ」


「えぇ〜見ちゃうの?」


胸を隠す仕草をした。


「誰がそんなん見て興味持つんだよ!」


大浴場に向かうと、昨日と違い大浴場が交換されていた。


「どんなのかな?」


「楽しみだな」


脱衣室に行くと誰もいない。


「貸切だな」


クロは椅子に座った。


「ん?」


「叔父さんの髪さ。どうやってまとめてるのか見て見たい」


「ん?いいぞ?」


着ていたものをカゴに入れた。


「こういう所はお湯に髪がついたらまずいからな。自分ところではめんどくさいからしないけど」


ライトは長い髪を何とかまとめて縛った。


「へ〜そうするんだ」


「うん。あ、昨日体重測ってなかったな」


クロが服を脱いでる間、ライトは体重を測った。


「うーん。変わらんな」


クロも体重計に乗った。


「え…あれだけ食べてるのに!?」


「叔父さんとあんまり変わらないね」


掛け湯をして温泉に入った。


「はぁ〜」


「気持ちいい〜」


「疲れが飛ぶな」


「うん」


しばらく堪能した。


「さて、頭洗うわ。寝癖ひどいし」


「俺も。寝汗酷かったから…」


頭と体を洗い、また温泉に浸かった。


「クロ」


「ん?」


「また行こうな。旅行」


「うん」


脱衣室で着替えた。


「気持ちよかった〜」


頭を乾かしたが。


「クロ!手伝って!」


ライトを見るとまだ髪が濡れていた。


「えぇ…いつもどうしてるの?」


「めんどくさいから何にも…でも、今どこか行くんだったら濡れたままだとまずいじゃん?」


「まぁ…はぁ〜しょうがない」


クロはライトの髪を乾かすのを手伝った。


俺は…一体何をやらされてるんだ。こういうのって女にとかだろ…。


「クロ。何思った?」


「いえ。何も」


乾かし終えた。


「時間かかるな…」


「だろ」


ライトは髪をといだ。


「髪の長いお…女性って大変ですね」


「だろうな」


ライトの髪は綺麗になった。


「さて、観光を楽しもうか」


「ですね」


チェックアウトをし、ライトとクロは観光を楽しんだ。


「昨日行けなかったスイーツ食べに行こうよ!」


「まじ!」


スイーツ屋に入ると、人がいっぱい。


「人気だね」


少し待つと呼ばれた。


「どれにする?」


「ケーキの食べ比べがいいな〜」


「じゃぁ、私はそれのチョコレートにするよ」


店員を呼び注文した。


「これの次どこ行こうか」


地図を見た。


「あ、船見ません?」


「いいね」


すると、頼んでいたケーキが来た。


「お!」


「俺絶対ここまでオシャレにできんな〜」


ライトは写真をとった。


「いただきます」


「いただきます」


ケーキを食べた。


「うま〜」


「あ〜ホールで食べたい〜」


「その発想やばいよ?」


「いや、流石に半々で…」


「無理無理」


食べ終え店を出た。


「船は…」


港へ歩いた。


「晴れててよかったな」


「ですね」


すると、後ろから声をかけられた。


「ねぇ、君。綺麗な髪だね」


ライトとクロは振り向いた。


「え…男…」


「ん?女と勘違いしたかな?嫌だな〜勘違いされるの」


ライトは手を鳴らした。


「叔父さん。ここは俺がしましょうか?」


クロは男を睨んだ。


「ひぃー!ごめんなさーい!」


男は逃げた。


「いいの?」


「あぁ。無駄な争いはしたくない。行こうか」


港へ向かった。


「おぉ〜昨日と違う船が止まってますね」


「近くで見ると大きいな」


すると、汽笛が鳴った。


「でか…」


「だな。なかなか見れない光景だな」


すると、船は出発した。


「あぁ。行くのか」


二人は船を見送った。


「さて、鞍引き取って帰るか」


「うん」


馬具屋へ歩いて向かった。


「叔父さん」


「ん?」


「お金…大丈夫なの?」


ライトは頷いた。


「色々あってね。ずっと使ってなかったお金だ。クロに使おう思ってたがタイミングなくてね。で、今回やっと使っただけだよ。だから、気にしなくていい」


「うん」


「まぁ、マジの大人の事情さ」


すると、馬具屋が見えた。店に入ると、店員が現れた。


「あぁ。お待ちしておりました。どうぞ」


店員は鞍をみせた。


「内側にイニシャルを入れておきました」


金の刺繍でクロのイニシャルが縫われていた。


「かっこいい…」


「ありがとうございます。これで、頑張ってくださいね」


「…はい!がんばります!」


クロは鞍を受け取った。


「ところで…君の歳は?」


店員は不思議そうに話した。


「え…中学卒業したばかりです…」


「えぇ!?まだ十代!?」


「はい…」


店員は恥ずかしそうな顔をした。


「ご…ごめんなさい。親子だなとは、思ってたんですが。もう成人してるのかと…」


ライトとクロは顔を見合わせ、笑った。


「初めて言われた」


「それだけ大人っぽい顔立ちだからだろ」


そのまま店を出た。


「ありがとうございました」


店員は二人を見送った。


「さて、帰るか」


「うん。また行きたいですね」


「だな」


二人は消えていった。


作者「この旅行の話。実際に作者が新婚旅行で訪れた、北海道の小樽観光の話を書いてみました」

ライト「いいねー」

作者「一泊数万円の旅館でしたが、めちゃくちゃ満足しました。生物食べれないと申告したら、刺身として提供する予定の物が焼き物として提供してくれたりと、本当に大満足しました」

ライト「新婚旅行はやっぱ、いい所行きたいよね」

作者「移動ばかりだったんですが、楽しかったです。その他にも、札幌市内観光とか馬の牧場なども行ったので、思い出に残りましたね」

ライト「いいね!」

作者「家のローンも払い終えて、お金に余裕が出たら、また行きたいですね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ