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本日のお姉様は、とてもドキドキしました。
久しぶりの投稿になってしまいました。
馬車の中は、とても静かだった。
窓の外の景色を眺めていたフローラは、ちらりと姉のロゼリアへ視線を向ける。ロゼリアは一冊の本を静かに読んでいた。
(……話したい。でも)
久しぶりにロゼリアと二人きりになったものの、何を話せばいいのかわからない。
最近、殿下とお会いにならないのはなぜですか。どうして避けていらっしゃるのですか。
聞きたいことはたくさんある。
(……せっかくお姉様といるのに、あの男の話題なんて癪ですわ)
そう思うだけで、眉間に皺が寄りそうになる。
何か話したい。けれど、話題が見つからない。
そんな葛藤を抱えていたその時、不意に目の前へ影が差した。
フローラは顔を上げ、そのまま固まる。
気づけば、ロゼリアの顔がすぐ目の前まで迫っていた。
「えっ……」
フローラの小さな声が聞こえたのか、カーテンに手をかけていたロゼリアがちらりと視線を向けた。
「ごめんなさい。眩しそうに見えたから。違ったみたいね」
そう言うと、ロゼリアは元の席へ戻る。
どうやらフローラの表情を気にかけてくれたらしい。その事実に、フローラは緩みそうになる頬を必死に引き締めた。
(お姉様が気遣ってくださった……! 嬉しい……!!)
この時のロゼリア▶︎自分のした行動が勘違いだったことに、恥ずかしさで消えたかった。




