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にじゅうにわ~ 怒る私と紅い槍士なけらく様

(ノ゜ο゜)ノ オオォォォ-久しぶりに更新したのというのに…みなさん読んでくれてうれしす!

というわけで、前回シリアスに見えた部分を覆す為に頑張って見た作者デス!

それでは、本編をどうぞー!


カランカラーーーーーーーーンッ


「けっらっくぅっっっ!!!!」


全速力でアレクセイの街中を走り抜け、流れるような動作でウィッチコンチェルトの扉を蹴り開く。


怒りの形相を向けた先には、半泣きになりながら紅いコートを着ているけらくの袖を一生懸命引っ張ってる店長ちゃんの姿と…。

カウンターに押し倒された蒼い髪の愛しい少女と、それを押し倒しているけらくの姿が会った。


「あら?早かったわね会長」


扉を蹴りあけた音と、私の叫び声に驚いたようにけらくふうかを押し倒した格好のまま、顔だけこちらに向ける。


「けらく…、忠告したはずよ。ふうかを泣かせたり襲ったりしたら…、許さないって」


怒りのまま、腰に挿していたミスリル鋼の片手剣を引き抜いた。


「何を言ってるのだい?会長。コレが私の仕事だよ」


「ほほう…。私の可愛いふうかのメガネを問答無用で外した上、ふうかに婚姻を迫り!挙げ句の果てにふうかの白魚のような繊細な指先をねぶるように舐め上げるのがお前の仕事だと!」


「……どこかで見ていたのかい?会長…」


「私がふうかに対して、今やりたいことを順番に上げただけだ!」


「………」


「………」


気まずい沈黙が店の中を支配する。

ふうかは相変わらず荒い息を治めるのに必死で彼らの話を半分も聞いてなかったのだが…。バッチリ全ての会話を聞いていた店長は、…何かもう店の隅っこで三角座りしてブツブツとのノ字を書いていた。


「変態ばっかりじゃ~……、この世界には変態しかいないんじゃ~……」


そんな二人を完全に置いてきぼりにして話は進む。


「それで?会長…、風紀委員長の私に向けて剣を抜いたんだ、覚悟はいいだろうね!」


「それはこちらのセリフだよ…、けらく。ふうかの純情を汚した罪!神とふうかは許しても私は許さん!」



「『装備セット・紅蓮槍』」

けらくが叫ぶと、紅い柄に炎蛇が巻き付いたような槍が現れた。


「「『『GM装備制限解除!断罪モード!』』」」


示し合わせたように叫ぶ二人、白銀の鎧を纏う騎士が白銀の刀身に指を走らせ―――。紅コートの麗人が頭上で真紅の槍を回転させる。

その光景はとても絵になった。彼女達のたっている場所が街中フィールドの個人店舗の店内ですら無かったら…。



「痛くても泣くんじゃ無いわよ!けらく!」


「私に喧嘩を売ったこと後悔するがいい!会長!」


「「『『GMスキル!鬼道獄門!』』」」


白の閃光と、紅蓮の炎蛇が同時に動き、絡み合い紅蓮の槍と白銀の剣が打ち合った。

一閃二閃―――。

そして、ほぼ同時に互の武器が相手の体を貫いた。


互いに勝利を確信し、白の騎士と紅い槍士が笑った。


「「『『プリズン!アーーーーークッ』』」」


そして、二人の戦士は姿を消した………。



残されたのは、店の隅っこでイジイジしてる幼女と…、カウンターで泣き崩れている蒼い少女だけだった―――。




数時間後。

アレクセイ北方砂漠中央に位置する『プリズンアーク』、第一級監獄にて…。


「なんであんたまで監獄スキルを発動するのよ!」


「会長も使えるなんて聞いてないわよ!」


隣同士、ギャアギャア叫んでいる白の騎士と紅い槍士の姿が、看守プレイヤーの頭痛の種となったそうな…。


「大体貴方が、ふうかに手を出そうとするからいけないんでしょ!」


「あら?何を言ってるのかしら~?私は正当な以来の下尋問を行っていただけよ~。そう言う会長こそ、ふうかちゃんを少々贔屓しすぎているんじゃないかしら?」


「わ、私は素直に自分の感情を表現してるだけよ!」


「私もそうよ~」


「あんたは、ダメな方向に直結しすぎてんのよ!!!」


「手を繋いだだけでムラムラしてるような会長に言われたく無いわよ!!」


「なんで知ってるのよ!!!」



「だ、誰か早くどうにかしてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


というか、もう看守が絶叫していたそうな…。

ネット話はこの話で一区切りついたのですが…。

(´・ω・`)このあとどうしよう。

もしかしたら暫く現実のお話になるかもしれません。


こんな話が読みたいなど希望がありましたら受け付けるであります(>Д<)ゝ

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