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思考の海は枯れ果てた €

世界の因果に捨てられて、孤独の海で、ただ一人、少年は再び、目覚めた。


 荒れ狂う海の上に漂う小舟の甲板の上。


 太陽は暗い七人の雲によって遮られ、少年の頬を照らすことはない。


 外界と拒絶され、海の上で、たった一人の少年は、呆然とただ、そこの見えない瞳で、そこの見えない深海を見つめていた。


「君は天涯孤独の親知らずだと思っているようだけれど。」


「その勘違いはいつ変わるかな。」


「向こうの世界の僕が気づかせてくれるのかもしれないね。」


「でもどう転んでも僕が君に直接教えてあげることはできないようだ。」


「ここで急に訪れてごめんね。けれど正したかったんだ、間違いを。」


「それこそ僕の魂の性質だからね。君も同じだと思うよ。」


「だから泣かないで。君は今回は少し悪いことしてるのかもしれない。」


「でも、悪いことをしてくれてるだけ、良い人よりも正しいんだよ。」


「それを忘れないように。」


「八人の雲は君の元にも一人だけ来たようだけど、残りの七人は僕が引き付けておくから。だから安心してね。」

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