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哺乳瓶
哺乳瓶をまよの口に近づけると、がっつくように口から迎えにきた。
必死で吸い付く姿を見て、改めて生きようとする力を感じた。
哺乳瓶を抱えようと何度も手を伸ばすが、届かずに空振りをする姿もまた可愛い。
必死で吸い付くこと数分間。どれだけ飲めたかなと思って哺乳瓶を離して残りの量を見てみた。
どういうことか1ミリくらいしか減っていない。
吸う力が弱いのだろうか。哺乳瓶が悪いのだろうか。そういえば、まよが拾われてから私の元に来るまでに使われていた哺乳瓶も一緒にもらっていたので、その哺乳瓶を確認してみた。
ほぉ。哺乳瓶の乳首の先端が切られている。
急いで新しい哺乳瓶の乳首を切ったが、大きく切りすぎて、だだ漏れになってしまった。




