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息切れ
扉を追いかける。開いたり閉めたりするのが普通なんだよね、だけどわたしは今はもうひたすら追いかけるだけ。扉を追いかける、わたしから逃げていく扉ばかり。わたしは扉を追いかける、汗が目に入って擦る。わたしは扉を追いかけるべく靴を吐く。わたしは誰かといるときには扉など追ってはいない振りをする、そこでのわたしは話題を追いかける、話題はわたしをいつも追いかけないからまだ救いはあるほうだろう。
わたしは靴を吐く、目をまるくしないでね。わたしは靴を吐く、吐くために靴を吐くんだ。どうか目をまるくしないで。これが夏なのかどうか、冬なのかどうか、わからないのよ、扉しか見えてないし、それが扉ってことしかわかってない。だけどお願いよ、どうかわたしにわたしをやらせて。こんなわたしの息切れをまだ死なさないでいて。




