白い賢者 あの子 (第115羽)
[ナツシロ]
泊まってる部屋に、転移の扉設置したの
[アト]
したよ。設置!
[ナツシロ]
まさか机の引き出しには、してないよね
[アト]
して、ない、かな?
[ナツシロ]
普通に、合言葉で開く扉に、して来なさい。
[アト]
今日、帰るんだけど
やっぱり、王都は見学しとかないとね
マラ先生もあまり見た事ないんでしょ
[マラ]
ヒラマがそういうの、興味なかったからな
ん〜〜そうじゃのう
アトが楽しみたいなら
わらわは、いつでもいいぞ
[アト]
いつでもいい、それじゃあ
ちょっとだけ、ね。
今日は、王都観光旅行って感じで
行こうよマラ先生!
[マラ]
そうじゃな、城下の料理もスキャンすれば
一石二鳥じゃな、いいじゃろ
アトの観光とやらに付き合うのじゃ
[アト]
なら決定!
お母さん、お父さんの部屋に
一緒にいるから伝えて来るね
今日、帰るって、ついでに伝えてくる
[マラ]
そうじゃ
アトが昨日、何か言っておったな
邪魔されたくないしのう
結界でも張っておくかのう
[ナビ]
マラは結界を王都中に展開した
???チィリーン!
[マラ]
なんじゃ、誰か呼んだじゃか?
声が小さく、かすれて聞こえるではないか
うーむ、困ったのう。
ちっこい声じゃの。
アトに頼むとするのじゃ
バタン!
[アト]
ただ今、今帰ったよ
さっき、マラ先生なんかしたの?
[マラ]
あーー結界を張っただけじゃ
[アト]
あのねマラ先生、わたしを呼ぶ声が
聞こえて来たの、しかも
転生前の私の名前を
今から行ってもいい
[マラ]
アトよわらわも、そやつの場所に
連れて行って欲しいとお願いする所じゃ
何か、アトに呼ばれている感じなんじゃ
[アト]
じゃあ、探検にでかけますか、マラ先生
確かにこっちの方角から
[ナビ]
お城を出ると
人がいっぱいいる市場に向かって
2人は歩いていった
[アト]
異世界に来たの私だけだと思ってたけど
違うのかな?
転生前の名前を知ってるなら
知り合いは間違いないはず
声が小さいな。
結界を張った時は
はっきり聞こえたんだよ
[マラ]
わらわはそなたに呼ばれた感覚じゃったぞ
[アト]
早く行こ、たぶんこっちの方
[ナビ]
市場の人混みをかき分けて歩いていくと
魔結晶店に着いた。
[アト]
ここだよきっと、
[ナビ]
アトは扉を開けた
カラン、カラン
扉に付いていた鈴が鳴った
[魔結晶店主]
いらっしゃいがね
[ナビ]
おばあさんが奥のカウンターで
本を読んでいた
[アト]
おっ。
魔結晶、魔岩石、魔石、
いろんな色の石が隅々まで置いてあった
[アト]
マラ様、すごいね
こんな綺麗な石見たことない
[魔結晶店主]
何だい、あの客は独り言さね?
[ナビ]
おばさんは、アトをメガネの上から
じろじろと見ていた
ふっ貧乏くさいガキさね
泥棒なら、兵隊に突き出してやるさね
[アト]
ここのどこかにいるな
どうやって見つけたらいいんだろ
ANIME魔法魔法 サーチ!
なんちゃって出てこないな
出てこない?
今、ぼく出てこないって言った
[マラ]
出てこないって言ってたのじゃ
アトは、言ってるのじゃ?
[アト]
あーーなんだったかな
むかし、出てこない、あれって
どこだっけ
そうだよ、あの子はいつも隠れていたんだ
[ナツシロ]
あの子がこの異世界に?
[アト]
なんで?
[ナツシロ]
イベントかな?
[アト]
イベント!
[ナツシロ]
行くしかない!




