前へ目次 次へ 23/30 (三)-2 「そういうことなら、送っていこうか。私、車で来ているし」 実奈美はそう言うと、掛け布団をどけた。裸だと思ったが、シャツは着ていないものの、上の下着は肩紐を下ろした状態であった。布団をどけるとすぐに二本の下着の肩紐を肩に戻した。 翔太は腕を掴まれて、部屋の真ん中で立っている拓弥の顔を見ていた。 「加島君……?」 「今日は泊まっていけ」 拓弥はそう言った。 その様子を見ていた実奈美は、床に放り投げてあったシャツを頭から被った。 (続く)