「エムこん」ギャラリー 4 とSS替わりの設定裏話(大反省会)
5年も連載続けていると、その間に描いたイラストも溜まっておりまして。これまでは頂き物のご紹介をさせていただきましたが、今回はわたしが描いたものを中心に。
小説書きながらイラストも描いているので、更新遅いんですが、わたしの場合イラスト描きながら構成考えているので、これらも「エムこん」の一部には間違いないのでしょう。
今回の陳列品は、本編中に差し込むのを忘れたもの(←ばか)、イメージ画で差し込むには向かないものとか、何枚か出てきまして。せっかくですので、最後にまとめて放出しておこうかと思います。
まず、更新の度にXでのお知らせ用に使っていた扉絵風イラスト。
目立つように、エムのアップとタイトル。基本「エムこん」のイラストはモノクロ制作のモノが多いのですが、これは少しだけ色を入れてあります。
タイトルデザインに悩みまくった記憶が。それをどう配置するのかで、また悩み。
仕上がったときはとにかく疲れた、という思いしか……。
エムとモリス
どこかで入れようと思って描いたのですが、入れ損ねました。物語の中盤から、すれ違いが多かったので、こういうほのぼのシーンが無かったんですよね。
でもラストはハッピーに、こんな風にふたりが和やかな表情ができるように!と思いつつ、Xでは何度か流していたので、戒めの役割はきちんと果たしてくれた1枚です。
2024辰年のご挨拶(竜に乗るエム)
ね~。連載が長期化すると、こうなるのさ。
加純さん的には、この年にはエンドマークまで持っていきたかったのだと記憶している。だけど、あっさりその希望は潰えたのよ(泣)
エムは乗馬が得意な設定だったので、竜くらい乗っちゃうんではないかという楽観的発想のもと描かれたイラストでした。で、午年の今年は描いていないという矛盾。アハハ!
汐の音様へ贈ったお祝いFAから 珍しくカラー作画のエムとモリス。いつもはモノクロ画でしか描かなかったのですが、プレゼントなので……と珍しく色を付けたもの。
(たぶん)宣伝用に、エムだけ切り取ってちょこっと手直ししたのが下の作品?
コクリコの騎士(エム)
これも活動報告用に描いたんだっけ?最近ボケが進んだので、記憶が欠落している。
でもドレスを描きたかったから、ド派手に描いたのは覚えているぞぉ~。どれだけドレスに手間をかけまくっても、(自分の作品だから)どこからも文句が出ない!それを良いことに、細部にあれこれやりまくっています。気分はほとんどローズ・ベルタン!(←ドレスの仕様はロココじゃないのだけど)
それと、レイピアを描くのに苦労したのも。コクリコはひなげしです。
横乗りスタイル
エムリーヌとデヴィ
作中2度出て来た乗馬のシーン。重要なシーンだったので力を入れて書いたのですが、加純さんは乗馬の経験がないので、なにをどう書けば臨場感が出るのか全く分からない。めちゃくちゃ大変でした。
暴走する奥方様①
しかも暴走するですって?どうすりゃ暴走するんだ?
わたしゃ、初心者以前のレベルですぜ、ダンナ。(←乗馬経験がないっ!)
この時代、女性は横乗りという乗り方をしていたのは知識として知っていたのですが、まず横乗りってなに?から始まったのよね。馬って、跨るんじゃないの?(←さすがに大河ドラマファンなので、合戦シーンなどを観てそれは知っている)上に掲載したイラストのレイピアもそうなのだけれど、知らないことをさも知ったかぶりして描くのはとっても大変。(実際にはレイピアは1キロ~1.5キロも重量がある上に刃渡りも1メートルほどあるので、女の子が気軽にあんなポーズを取るのは大変なのさ)
仕方がないから調べる。ネット検索でそれらしい記事を片っ端から読む。たまにネットの情報は違っている(執筆者の思い込みとか勘違いとか)ことがあるので、同じような内容のブログとか文章だとか、3~4つ筆者の違う記事を読んで内容を比べる。でないと、怖くて。
この作品は異世界恋愛ジャンルだけど、ヒストリカルに近いから、その辺は神経質になってやりました。なにに時間がかかるかって、コレよ!
ま、本人好きでやっているのだから仕方ないんだけどね。
わたしのAI使用って、そんな感じ。調べ物にはフル活用しているけれど、それ以上は使いこなせないのよ。昭和生まれのおばあちゃんには、ムリよ。
第一。AI にお願いして文章作成ができるのなら、もっとスマートで、面白いストーリー書いていると思いません?
下の作品を描くのに、ど~しても横乗りが理解できなくて、横乗り用の鞍から騎乗スタイルまで調べて描いた根性の一枚!(詳しくは「加純さんのお絵描き録 58.加純さん、乗馬スタイルを考察する」にて)
なにがそんなに理解できないのかって?ドレスのスカートのしわの寄り方です。
そういえば、わたし、あまりモリスを描いていないのよね。
わたしが描くと「シャ○みたくなっちゃう(設定の都合上)」ってのもありますが、深森様にいただいたこのFA見たら、「あ、もうこれでいいじゃーん!」となったから。
FA モリス(深森様よりの頂き物)ep.49で挿し絵に使用済み
最初モリスことレンブラント伯爵は、夜ごと子供を切り刻んでいるサイコパス殺人者という触れ込みだったので、他のキャラと差別化というか、ちょっと異様性をだそうかなぁと黒マスクをしている……なんて設定にしたのは良かったのですが、ビジュアル化してみたら
モリス草稿
「ヤバ!これ○ャアじゃん!」ということに、改めて気が付いたの。そこまで気が付かないボケ頭も、どうかしているけれどね。作者は怪傑ゾロ(アラン・ドロン版)で考えていたのさ(←マスク・オブ・ゾロのバンデラスだとイメージが違っちゃうの、ごめんねアントニオ)モデルはアランなのに黒髪じゃ無くて、金髪でロン毛なのはストーリーの都合上、です。
もうそっちのイメージで書き進めちゃっていたし、最終的には「ま、いいかぁ」で押し通した。
人間、あきらめも肝要よ!
エムが丸顔で子供っぽい設定だったので、モリスは貴族らしいクールな美貌の持ち主で、精神的にも余裕を持つ大人にしたつもり。理想は、大和和記先生や木原敏江先生や名香智子先生・ゆうきちほ先生・清水玲子先生の描かれる、正統派少女マンガ風キラッキラな美男子(ここはイケメンじゃなくって、美男子で!)だった。初登場シーンは四段ぶち抜きで背景にばらの花や点描背負っている、あのタイプね。(理解できる方だけでも解って!)
まあ、書いている人が余裕ないので「そんなことないよ」と思われた方もいらっしゃるだろう。心意気だけは、ずっとそのつもりだったんだい。理想に技術が及ばないんだから、仕方ないじゃん。
エムも後半には少し貴婦人らしくなってきた、かな? したたかな割にはポンコツなところはご愛敬、なエム本来の性格はあまり変わりませんが、それでも立ち振る舞いは貴婦人らしくなったでしょうかねぇ。
ようやく腕の調子も落ち着いてきたので、途中で放り投げてあるイラストを仕上げて、コッソリ挿し絵にアップしていくと思います。
改稿もしていきたいし。
連載終了後、しばらくイラスト描きに没頭していましたが、SSを書いてしまいました。
だいたいつじつまを合わせてエンドマークまで持って行った(……つもり)だったのですが、気になる事案が2件ほど残っていまして。
それを解消しないと次に進めない気がするので、補足説明みたいなお話を2話(※予定)ほど。
もう少しだけ、エムにお付き合いしていただけると嬉しく存じます。
「エムこん」にご来訪、ありがとうございました。
文章中に出てきた、ローズ・ベルタンはマリー・アントワネットが重用したフランスのモード商です。ファッションデザイナーの先駆で、服飾品商人や、仕立て屋なども兼ねていました。
そんなわけで、次回後日談「SS かわいい従者」をお送りいたします。





