無実自殺
■話「無実自殺」
《細部はあとで書き直す。ファイルサイズ気にしない。後後々》
「あの子、人殺しの子だって……」
「お父さんは人殺しだって……」
「そういえば、あの子の母親、包丁持っていたわよ……」
<場面展開>
ヒズム「…………」
空気「彼のお父さんは人殺し。本当……?」
ヒズム「…………」
空気「かわいそう。喉笛をやられたね……」
ヒズム「――――」
<場面展開>
ホープ「僕は見たんだっ! 奴の父が、僕の母を刺した所を!」
灰色スーツ「だが、そりゃ、むりだ。そのときあの男はここの清掃員だったからねぇ……。はっきり存在が知られてるんだ」
ホープ「じゃあ、他に何が――」
灰色スーツ「スベテ、君の勘違いだ。よろしい。帰ってよろしい」
ホープ「なにが…… まだ」
灰色スーツ「源ちゃんッ もう、全部鍵閉めていいからッ」
ホープ「…………」
源「出ないのか……? ここは日中70度にもなる。――嘘でない証拠は、まわりを見れば分かる。溶けているだろう……?」
ホープ「………………ふぅ……」
トボ…………トボ………………
■主人公
野呂辺ヒズム
男は電車に引かれて死んだ……
男は電車に引かれようとして死んだ――