68/69
第68話
「……さて、思ったよりは大きく感じるな」
まるで錯覚しているかのように、上へと高く長く伸びている。
2階建てのようで、窓も2階部分まで多く開けられている。
もっとも、それすらもさらに高い場所にあるように感じており、感覚的には4階か5階はありそうだ。
「立派に見せようとして、いくつか作り替えたのかも?」
壁際を確認していたスカラタスがそんなことを俺らに行ってきた。
「どういうことだ」
「ほら、このあたりから壁の材質が全然違うの。ここまではきっと向こうの倉庫と同じ、かなり昔に作られたもの。でも、この手で触れれそうな高さのところから上は、もっともっと新しい感じがするの」
言われて俺らもその壁を触りだした。




