67/69
第67話
教団棟の前を通り過ぎ、引き続き祭壇棟へと向かって歩き続ける。
さっきからの一枚岩は間を挟んでずっと同じように続いていた。
教団棟の前だけ継目があって分かれているというのがわかるが、それが終わるとすぐにまた一枚岩に戻る。
「……あっちもそうだったけども、これってすごい岩を使っているんだな」
「信仰の証ってことなのかなぁ。だったとしたら、人喰いカルトの前かここを作っていた人たちが、本気で祈っていたんだろうね」
俺の言葉に、スクティーラが答えてくれる。
「かもな」
誰がここを作ったのかということも、まあきっと人喰いカルトのはるか前の、あの死んだ人のさらに昔のことなんだろう。
封印をしたという話だって、何百年と昔らしい話だ。
だからこの岩を寄進した人たちは、そんな何百年と昔の人達なのだろう。




