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第63話
「……ここにきてようやくの人とのご対面が、まさかしっかりとした白骨とはね」
仕事柄見慣れているわけではあるものの、こういうところで見つけてしまうと別の何かを疑ってしまう。
「食人をしていた形跡はあったか」
俺はまずロカペスに尋ねる。
だがロカペスは軽く首を左右に振るだけだ。
「その痕跡はなかった」
白骨死体はおそらく当時の服であろう土で薄汚れた白色だったであろうものを、上下着ている。
男か女かというものについては全くわからない。
「自然死、というものここでは珍しいだろうな。何かしらのことがあって、ここに遺されたってところか」
周りを見回しながら俺は推測をする。
すくなくとも争って殺されたというものでもないだろうし、何かしらの儀式がここであったとも考えられにくい。
そんな場所での白骨死体となれば、理由を知りたくなるのは自然なな流れだろう。




