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地下遺構  作者: 尚文産商堂


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62/69

第62話

少ししてから、二人が倉庫から出てきた。

「どうだった」

「中には生きている人は誰もいなかった。それで、少し見てくれないか」

珍しく歯切れが悪い言い回しをしているロカペスの言葉で、スカラタスを倉庫の内側、入口を見張る位置に立たせて、俺らは倉庫の中へと入る。

真っ先の印象は思ったよりも片付けられているということだった。

背丈の2倍よりもはるかに高い棚が、通路を作るかのように林立しているのは総監ではあるが、そこにはすでに何も残されていなかった。

わずかにあるものですら、何に使うかわからなう物品ばかりだ。

「で、見せたいものってなんだ」

俺はそんな棚と棚の間を通っていくロカペスの背中に問いかける。

「これだよ」

入口から直接見えない位置、ほとんど対角線で反対側といってもいい場所にあったのは、しっかりとした人骨だった。

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