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第62話
少ししてから、二人が倉庫から出てきた。
「どうだった」
「中には生きている人は誰もいなかった。それで、少し見てくれないか」
珍しく歯切れが悪い言い回しをしているロカペスの言葉で、スカラタスを倉庫の内側、入口を見張る位置に立たせて、俺らは倉庫の中へと入る。
真っ先の印象は思ったよりも片付けられているということだった。
背丈の2倍よりもはるかに高い棚が、通路を作るかのように林立しているのは総監ではあるが、そこにはすでに何も残されていなかった。
わずかにあるものですら、何に使うかわからなう物品ばかりだ。
「で、見せたいものってなんだ」
俺はそんな棚と棚の間を通っていくロカペスの背中に問いかける。
「これだよ」
入口から直接見えない位置、ほとんど対角線で反対側といってもいい場所にあったのは、しっかりとした人骨だった。




