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地下遺構  作者: 尚文産商堂


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第61話

「ここが倉庫ね」

スカラタスが建物の前で立ち止まる。

古びた建物であるが、建物の上の方にある、きっと明り取り用の窓を除いて外側から入れそうなのは目の前にある扉だけのようだ。

「ここも、見る限りは誰もいないみたいね……」

スカラタスはロカペスと一緒に扉のところまで歩み寄ってから確認をする。

俺らは数歩離れたところからその様子を見守っていた。

「……よし、突入してくれ」

扉は鉄製だったのかもしれないが、すでに崩れて久しいようだ。

今やレールだけがその痕跡をとどめているに過ぎない。

その扉の両脇から中の様子を伺い、それから一瞬で突入した。

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