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地下遺構  作者: 尚文産商堂


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第60話

「この石畳、つなぎめがない一続きの巨大石なんだろうかな」

俺も気になったことを言う。

廊下に使われているものであるが、それを惜しげもなく使うというのは俺らからするとあり得ないほどの贅沢だ。

「王宮だって、こういうのは使ってないだろうさ」

ロカペスは振り返ることなく笑って俺らに言った。

実際、王宮にあるものは昔からあるような大きな石をいくつか合わせて作ったものばかりだ。

こういう一枚岩をそのまま使うということは、すでに失われた技術に他ならなかった。

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