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第49話
日誌はそれだけらしい。
「それで工事も全部終わって、ここはそのまま捨てられたってことなのか」
「そういうことらしいわね。それで邪神は地中奥深くに封印されて、以来ここは誰も寄り付かなくなっていた。建物とかも朽ちるままに放棄されていたみたい」
スクティーラが日誌を閉じて、棚のところへと戻す。
乾いた音だけがスッと引きずられ、また静かになった。
「封印された邪神も目覚めそうになっているのかもな。それで人喰いカルトがここに拠点を構え、教団を作っているんだから」
ロカペスが廊下の窓枠越しに声をかけてきた。




