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第41話
「うーん、筆記具で直筆しているせいか読み切れないけれど……」
スクティーラが悩みながらも、それでもわかる範囲を通訳してくれる。
「ここがとんてもなく危ないところで、それでもお金がいいから働かされていたってところかしら。まるで奴隷のようにして、働かされていたようね」
「年中無休で、安給料か。救いようがないな。それもこの人喰いカルトのせいだっていうのか」
「どちらかといえば、当時の政府の方針ね。少しの特権階級がいて、それが大多数の平民から搾取していたっていうことかしら」
日誌にどこまで書かれているのかがわからないが、スクティーラはそう読み解いたらしい。もっとも、部分部分しか読めないという話だったから、真意のところは書いた本人しかわからないが。




