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第36話
ほかのものも、きっと昔は使っていたのだろう。
「それでネクロラジはどんなことをここでしていたんだ」
「邪神を封印してたみたいね。そのための手順もこのどこかにあるみたいよ。別冊にある通り、と書かれているから」
「じゃあ邪神のせいで、世界が滅んだってことか」
スクティーラの言葉に俺は返した。
「そうね、邪神をネクロラジは召喚したけど扱いきれなかったみたいね。それで地下深くに封印することとなった。人喰いカルトはその邪神の復活でももくろんでいるかのような、そんな話が続いているわ。でも、絶対にそれをしてはいけないという警句も合わせてあるわね」
「その邪神、名前はなんていうんだ」
ロカペスが尋ねる。
この世界に顕現しているのであればきっと肉体も持っているだろう。
となれば物理攻撃が効くはずだ。
効くならば攻撃できる、ということでも考えていそうな顔だ。
「オウラヌスと書かれているわ。邪神として、とても文明を支えていたけど、人類はそれを扱うことができなかった。だから封印したという流れみたいね」
オウラヌス、聞いたこともない単語だった。




