赤壁の戦い
赤壁の戦い
曹操軍から大量の矢を奪った劉備軍は呉軍に矢を届け、孔明は孫権の元へ向かった。
諸葛亮「孫権様。十万本の矢、既にお受け取りになって頂いておりますがこれで同盟を結んで頂けますでしょうか」
孫権「当然だ諸葛亮殿! これで劉備軍は同盟を結ぶに見合う相手ということを証明してくれたからな」
周瑜「諸葛亮殿。これから宜しくお願いいたします」
孫権と周瑜の機嫌がいいことが伝わり孔明はほっとしていた。
諸葛亮「こちらこそ宜しくお願いいたします。ところで周瑜殿。曹操軍との戦いに火計は必須と思いますが……」
周瑜「その通りです。諸葛亮殿のご心配は風向きのことですね」
諸葛亮「はい。この時期に東南の風は吹きません。この問題を越えなければ……」
周瑜「それは既に解決済みです。後で出撃して頂くことになります。早々に準備をして下さい」
諸葛亮「!」
孔明は驚いた。自分でも分からない問題を既に周瑜は解決していると答えたからだ。孔明は周瑜に対し危険人物というよりも呉は周瑜に支えられていることに同じ軍師として何故か親近感を抱いた。
孫権「はははは、周瑜! 天才軍師殿が驚いているぞ! 朕も知りたいぞ! どうやって火計を成功させるのだ?」
周瑜「それは申し上げられません。極秘の計略とだけお伝えいたしましょう」
孫権「周瑜は堅いのー。少しくらい教えてくれてもいいのに」
諸葛亮「周瑜殿。お手並み拝見させて頂きます」
周瑜「楽しみにしていて下さい」
孔明は孫権と周瑜に挨拶をし呉を後にする。
キョウ「先生。無事終わったようですね」
諸葛亮「ええ。帰りましょう」
船着き場でキョウが孔明の帰りを待っていた。
キョウ「先生。呉との同盟が成功しいよいよ曹操軍との決戦です。しかし、曹操軍は百万の軍勢です。我ら同盟軍に勝算はあるのでしょうか」
船上で風に身を晒す場所でキョウは孔明に問いかける。
諸葛亮「キョウは呉の周瑜殿がどのような方か知っていますか?」
キョウ「いえ。先生はご存じなのですか?」
諸葛亮「呉には苦難の時代がありました。わずかな期間に主君が二度も変わり孫権殿は乱世に入って三代目の主君です」
キョウ「だからあんなに若かったのか……」
諸葛亮「しかし呉は南の覇者になりました。そこまで呉が大きくなったのは周瑜殿の貢献があったからこそです。周瑜殿なくして今の呉はありません。私以上に素晴らしい軍師です」
キョウ「先生がそこまで言うなんて。きっと優れた人なんでしょうね」
諸葛亮「呉は必ず勝ちます……曹操軍は大軍ゆえの慢心と水上戦の難しさを理解していません。そして火計は無いと判断しているでしょう」
キョウ「どうして火計が無いと判断するのですか?」
諸葛亮「風向きが逆です。火計を用いれば呉軍に被害が出てしまいます」
キョウ「確かにそうですが……ならば風上から火を付けるしか無いか……」
諸葛亮「そうですね。しかし曹操軍百万の中に火種を持ち込めると思いますか?」
キョウ「現実的じゃない……厳しいですね……」
諸葛亮「答えはもうすぐ分かることでしょうが用意周到過ぎます。我らが呉に同盟を申込む前から始めていたのでしょう」
キョウ「そんな凄い軍師が先生以外にも存在するなんて……」
諸葛亮「キョウ、世界は広いのです。これからは私を越える逸材も現れるでしょう。それがキョウであれば嬉しいのですが」
キョウ「先生を越えるなんて僕にはとても……自信はまるでないけれど……それでもせめて先生に認められる軍師になりたい……」
諸葛亮「それであれば大丈夫です。十分に認めていますよ」
キョウ「本当ですか!?」
キョウは孔明の言葉に喜び劉備軍に帰還する。
その頃、曹操軍は大河を挟み呉の対岸に陣を構えていた。百万の軍勢が暮らす陣は広大で岸は武装した兵士で溢れ河は曹操軍の軍船が敷き詰まる。
曹仁「あーあ。こんな戦とっとと終わらせようぜ」
夏侯惇「そうね。これ程の戦力差、呉の連中も投降すれば良いものを」
夏侯淵「惇。敵将の黄蓋が投降申し出てきた」
夏侯惇「黄蓋? 呉の重臣じゃない。それ程の武将が投降? 気になるわね」
曹仁「あ!? 気になる? これほどの大軍だぜ? 単に怖気づいただけじゃねえのか?」
夏侯淵「理由は若い呉の将兵を無駄死にさせたくないと言うことだが……」
曹仁「んん!? 何か気になることでもあるんか?」
夏侯淵「いや、出来れば呉とは戦いたくない。黄蓋の投降をきっかけに呉軍には投降してもらえると嬉しいんだが」
夏侯惇「淵。曹仁はそれじゃ分からないわ。曹操軍は水上戦の経験が不足し最近流行っている疫病……劉備に奪われた大量の矢。曹操軍が有利なのは数のみ」
夏侯淵「そう。数でこそ上回るが、死傷者の比率は曹操軍の方が大きくなるだろう」
夏候惇と夏侯淵は曹操軍の状況を分析していた。
曹仁「はははは! だからって曹操様が負けることは絶対ないんだぜ!」
夏侯淵「そういう話をしているんじゃないんだが……」
夏侯惇「はぁ……淵行きましょう」
曹仁「おい! 俺様を置いて行かないでくれよ!」
能天気な曹仁に夏侯惇達は呆れ曹仁の元を去る。
諸葛亮「関羽殿。出陣の用意はいかがでしょうか?」
関羽「大丈夫だ。いつでも行ける」
孔明はいつ周瑜が仕掛けるか分かってはいない。だが、いつ始まってもおかしくないことだけは分かっていた。その為、出陣の用意をし万が一に備えていた。
劉備「孔明! 雲ちゃん! 周瑜殿から出陣の伝令が!」
「!」
関羽「来たか!」
関羽は意気込む。
劉備「孔明。これをあなたに渡すようにと」
諸葛亮「拝見します。ふむ……」
関羽「何と書いてあるのだ孔明?」
諸葛亮「今晩、曹操軍を急襲するとのことで私たちは河の上流にて曹操軍を待ち伏せよとのこと……」
劉備「それってつまり実質呉軍だけで曹操軍を相手にするってことですよね」
関羽「なんと! それでは我らは残党刈りの命令を受けたのか!」
諸葛亮「そういうことです。それも勝つ前提で……」
劉備「孔明……」
諸葛亮「劉備様。ご不安になるのは当然です。ですが周瑜殿は冗談で物事を進める方ではありません。行きましょう呉軍の……いえ周瑜殿に応える為にも」
劉備軍は夜が更ける前に出航し周瑜の指示された場所に向かう。
張飛「つまんなーい。こんな夜中に河の中で待機するのー? 船の上じゃ遊べないー」
どれくらいの時間が経っただろうか。既に夜が更けてからかなりの時間が経過していた。もしかしたらこのまま何もないのではと誰もがそんな思いを抱き始めていた。
関羽「張、そう言うな。周瑜殿の指令だ。しかし出撃命令だけで詳細が知らされないのはどういうことなのだろう」
劉備「一体、何があるのでしょう? 河沿いのこんな場所で待機というなら余興の花火でもあるのでしょうか」
劉備は冗談を言ってみる。
張飛「花火! 劉姉! 花火が上がるの? 張飛、花火見たーい」
周倉「おいらも見たいです!」
劉備の冗談に反応する張飛と周倉。
趙雲「張飛! 周倉! はしゃがないで下さい。船が揺れます!」
キョウ「花火は絶対に上がらないと思うよ……」
「ええーーー!」
張飛と周倉から悲しい悲鳴が上がる。
周倉「キョウ! 何でそんなこと分かるんだよ!」
張飛「兄ちゃん! ほんっっとに夢がない!」
趙雲「そんなことではつまらない大人になってしまうぞキョウ」
キョウ「何で僕、責められてんだろ? しかも趙雲さんにまで……」
キョウは理不尽だと思った。
関羽「やれやれ……」
関羽は呆れている。
張飛「あーーー! あっちで赤くなってるー! 花火が始まるよー」
張飛が指を指す方角が赤く染まる。
周倉「キョウ! やっぱり花火をするんじゃないか!」
キョウ「本当だ……呉も曹操軍も意外に呑気だな~」
張飛「兄ちゃんは見ちゃ駄目! 夢のない人は見ちゃ駄目だから!」
キョウ「そんな! いいじゃないか少しくらい!」
周倉「さっき絶対に言ったじゃないか!」
趙雲「そうだぞキョウ!」
キョウ「何でまた趙雲さんが出てくるんだ……」
キョウはまた理不尽だと思った。
諸葛亮「これは……みなさん! 花火ではありません! 呉による曹操軍への奇襲です!」
花火だと思われた赤い光は曹操軍の軍船を一気に赤く染める。遠くからでもわかるその尋常ではない炎の範囲に誰もが声を失う。
関羽「火がどんどん大きくなっていく!! これは……」
劉備「孔明!」
諸葛亮「分かっています。全軍に伝令! 曹操軍を迎え討ちます。曹操軍が呉の火計でこちらに避難してくるでしょう。そこを我々で討ち取るのです!」
キョウ「燃え方がおかしい! 火のまわりが早すぎる!」
諸葛亮「周瑜殿。流石としか言いようがありません。全てを把握して劉備軍をこの位置に配置しましたね」
関羽「皆! 曹操軍が来る! 迎え撃つぞ!」
張飛「花火じゃなかったんだ……花火じゃ……」
周倉「おいら本当に嬉しかったのに……少しくらい夢を見させてくれたっていいじゃんかよ……」
趙雲「分かる! 分かるぞ! 周倉! 張飛! この夢を奪い去る行為はこの趙雲も怒りを覚えずにはいられん!」
劉備軍の中には緊張感のない者が紛れているようだ。
呉軍の火計にて大炎上する曹操軍は大混乱に陥っていた。多くの軍船が焼かれ将兵は逃げ惑うも呉軍の追撃により大被害を受ける。
曹操「賈ク! 被害の状況は!」
賈ク「現状を把握しきれませんが! 既に七割を超える被害が出ていると思われます!」
曹操軍は呉軍の火計にて船団の多くを失い撤退は困難を極めていたが曹操はどうにか激戦地から脱出に成功していた。
夏侯淵「孟徳! 前から劉備軍が向かって来ている!」
曹操「ふん。まさか長坂の戦いからこのような事になるとはな」
夏侯淵「一刻も早く着岸させねばなるまい」
賈ク「曹操様。ここは生き残った部隊で劉備を抑えます。今は一刻も早く!」
曹操「うむ。呉の追撃もある。みなそれぞれ役目を果たし再開を祈ろうではないか」
曹操軍の多くは呉の火計にて命を落としたが主要な部隊は既に戦線を離脱し呉軍の追撃に備え各地に馬を走らせていた。
賈ク「楼船に火を放ちそのまま劉備軍に突入させて下さい!」
賈クの指示の元、楼船に火が付けられるが上流にいる劉備軍には届かない。むしろ自分達の進路を塞ぎ進行の妨げとなった。
キョウ「周瑜殿の狙いはこれか!」
キョウは周瑜の曹操軍より上流に位置させた理由が分かった。
諸葛亮「なんとも見事なものです! 敵の行動を事前に読んでの行動とは!」
近づけさせない為の賈クの指示も無駄に終わるかと思ったキョウ達である。
賈ク「まだです! 出来るだけ多くの楼船に火を付け劉備軍に向かわせて下さい!」
賈クは更に楼船を向かわせる。楼船は屋形船の形をした強襲を想定した船である。火を付けられた楼船は50を超えた。
賈ク「ふふふ。劉備軍。これは攻撃ではないのだよ……私は撤退にあたり壁を作ったのだ」
賈クの策は曹操軍に対し退路を塞ぐ愚かな行為だと思えるが劉備軍から見れば攻撃する為の進路を塞ぐ形になった。
諸葛亮「上手い……まるでこの戦上を基盤に見立てているようです」
キョウ「これでは迂闊に近づけません……敵も中々やります!」
愚かと思える行為も一周すれば功を成す。
賈ク「全軍反転! このまま赤壁を目指す!」
曹操「賈ク。正気か? 戦火に戻るのか?」
賈ク「はい曹操様。走舸を用意してあります。赤壁の向かう部隊を囮にしてお逃げください」
曹操「まったく……お前ってやつは」
賈ク「ふふふ」
曹操「ならばお前も当然来るんだろうな」
賈ク「申し訳ありません。この敗退の責任を取らねばなりません」
曹操「そうか……惇」
夏候惇「分かったわ孟徳」
賈ク「何を!」
夏候惇が賈クを持ち上げ肩車する。
夏候惇「一人で格好つけてるんじゃないわよ。この敗北はあなただけの責任じゃないのよ」
賈ク「ですが! 赤壁に向かう部隊には指揮官が必要で!」
曹操「淵。頼めるか?」
夏侯淵「ああ。喜んで引き受けよう」
夏侯淵は快諾する。
夏候惇「淵。気を付けてね」
夏侯淵「こう見えても泳ぎは得意な方だ。安心してくれ」
満寵「夏侯淵さん。私もお供させていただきてよろしいですか?」
夏侯淵「別に構わない。だが無理だけはするなと先に伝えておくぞ」
満寵「はい!」
こうして曹操は逃亡し夏侯淵と満寵が囮となることになった。
関羽「おのれ! 忌々しい! 早くこの楼船を退けろ!」
劉備軍は燃え盛る楼船を退けるのに時間が掛かっていた。
張飛「張飛が壊すよ!」
張飛の一撃で船が破壊されるが船で近づかねば次の楼船には届かず効率の悪さに張飛は苛立った。多くの将兵が楼船の撤去に手を取られていた。
「ぐぁ!」
劉備軍の兵士から悲鳴が聞こえた。
燃え盛る楼船の奥から曹操が乗っているだろう闘艦から夏侯淵が劉備軍に向けて矢を放った。曹操軍の弓兵が夏侯淵に続き劉備軍に矢を打ち込む。
趙雲「ええいまたも夏侯淵か!」
諸葛亮「敵の数はそれほど多くはありません! 敵の威嚇射撃に気を取られては曹操を取り逃します!」
孔明は趙雲を鎮めようとする。
劉備「あのりっぱな闘艦に曹操がいるのでしょうか」
関羽「夏侯淵が守っているくらいだ間違いないだろう!」
多くの楼船が燃え尽き始め水底に沈み始めた。劉備軍は一斉に闘艦に向かう。夏侯淵と満寵の執拗な攻撃に劉備軍は闘艦に近づくことが出来ない。
張飛「兄ちゃん! 張飛のこと少しだけ守っててよ!」
キョウ「何をするんだい張飛!」
張飛「近づいてあの船に穴開けるの!」
キョウ「なるほど! それなら!」
キョウは張飛を乗せた船で一気に闘艦に向かう。
曹操軍から雨の様に矢が降り注ぐ。張飛は蛇矛を振り回し矢を捌く。キョウは漕ぎ手の兵士達を矢から守った……そう張飛を守る必要はないのである。
夏侯淵「おや? あの近くに迫っているのは張飛か」
満寵「一気に狙いますか?」
夏侯淵「いや潮時だ。満寵そろそろお暇しようか」
満寵「はい」
夏侯淵と満寵は河に飛び込む。それと同時に張飛の一撃が船に大きな風穴を開けた。闘艦は水が入り大きく傾く。劉備軍は曹操がその中にいると思い。闘艦を囲む。
松明を掲げ辺りを見張る。
先ほどまで乗っていた闘艦が沈む光景を曹操は眺める。
曹操「馬鹿な連中だ。俺はとっくに避難していることも知らずに。 賈クこれからの策を出せ」
赤壁近くの断崖で沈む船を眺める曹操と賈ク。
賈ク「はっ! この場にて曹操軍を立て直すことは不可能でございます! 呉軍の追撃を躱す為にも今は急ぎ許昌に戻りましょう」
曹操「劉備。またも命拾いをしたな……だがここで俺が死ななかったことは天運にて俺が今だやるべきことがあるからだ! その旨、分からずして俺に勝ったと思うなよ劉備!」
夏候惇「孟徳、しんがりは引き受けるわ。先に行ってて」
曹操は何も言わず頷く。赤壁の戦いは曹操の敗北で幕を閉じるが呉軍にとって壮絶な戦いが始まる。
日が昇り始める頃、大戦は終わりを迎えようとしていた。
キョウ「歴史に残る大勝だ……こんなことって……」
劉備「確かに勝ったのだけれど……曹操軍の将兵たちもまた人……私は心が痛みます……」
キョウ「……」
劉備とキョウは河に流れる曹操軍の死体に目を向ける。
諸葛亮「劉備様。今は乱世。そのお気持ちは……」
劉備「分かっています孔明。私が甘いのですね、私はもっと強くならなければ……」
キョウ「でも……その気持ちは劉備さんの魅力であって力の源となる」
キョウは独り言のように言った。
諸葛亮「キョウ。劉備軍全軍に伝令を飛ばして下さい。これより急ぎ南荊州の攻略に移ります」
張飛「えー打ち上げ花火はーー? 花火やりたーい」
諸葛亮「張飛殿。花火をするのはもう少し後にしましょう」
周倉「でも孔明軍師! おいらも花火を!」
諸葛亮「周倉。いけませんよ。今は一刻も争う時です」
張飛「孔明! ほんとケチ!」
劉備「飛ちゃん……孔明に何を言っているのかしら……」
劉備が静かに怒り込めた口調で張飛に言った。
張飛「だっだって!」
張飛は焦る。
諸葛亮「張飛殿。周倉。今は察して下さい。これから劉備様が領地を手に入れることが出来る絶好の機が待っているのですから」
「ええ! そうなの!」
張飛と周倉は驚いた。
張飛「うん! 花火は我慢する!」
周倉「やっと劉備様が流浪の身じゃなくなるんだ!」
劉備「やっと……」
周倉の言葉に他意がないことは分かっているが劉備は少し傷ついた。
諸葛亮「さて周瑜殿。此度の戦はお見事。しかしこれからの劉備軍の動きは読めますか……ふふふ」
孔明は不敵に笑う。
キョウ「呉と同盟してこの作戦はうまくいった。孫権殿にも有能な武将が揃っているみたいだし。敵対していたらと考えるとぞっとするな」
キョウは曹操軍を実質呉軍だけで撃退したことに呉とだけは争うことは避けねばならないと考えた。
劉備軍は南荊州に船を向けた……。




