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空間欠損の魔法師  作者: 猫宮みけ
第二章 深層拒絶編

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第76話 ──第二試験:魔力量測定と代表候補──

第76話 ──第二試験:魔力量測定と代表候補──


玲奈の優雅な勝利の余韻が残る訓練場。

神代先生が壇上に立つと、空気が一気に引き締まった。


---


神代

「まず最初に伝えておく。

 今年の交流戦に出場する代表は──

 5名 とする。」


観客席がざわつく。


神代

「競技は三つ。

 魔導障害走(2名)

 魔力制御演舞(2名)

 総力戦(5名)

 個人競技は1人1種目のみ。兼任は禁止だ。」


候補生たちの表情が引き締まる。


---


◆ 悠斗の扱い


神代

「篠原悠斗は、すでに代表入りが確定している。

 よって魔力量測定は免除とする。」


観客席

「やっぱり……!」

「欠損魔法のあれを見たら当然だろ……」


悠斗

「……俺、確定してたのか……」


玲奈

「当然だよ。」


---


◆ 第二試験:魔力量測定


神代

「では──

 全員、魔力量測定を行う。

 順番に呼ぶので、呼ばれた者は前へ。」


---


◆ クラスメイトたちの測定


次々と生徒たちが測定器に手を置いていく。


「Bランクか……」

「私はCかぁ……」

「黒川はAランクだけど……今年は競技適性が……」


黒川剛の測定結果はAランク上位。

だが、

近接戦闘特化で個人競技に適性がないため、代表争いからは一歩後退。


こうして、

全クラスメイトの測定は淡々と進んでいく。


そして──

代表候補4名の番が来る。


---


◆ 雷坂ユウマ(雷系統)


ユウマ

「よっしゃ、見せてやるか!」


バチッ!!

青白い雷光が測定器を走る。


観客席

「うわっ……!」

「雷坂、魔力も高いのか……!」


結果:Aランク上位


ユウマ

「へへっ、悪くねぇだろ?」


悠斗

「お前……そんな強かったのか……」


ユウマ

「お前が異常なだけだよ!」


---


◆ 風早ミオ(風系統)


ミオ

「ふふ、頑張るね。」


手を置くと、

測定器の周囲に柔らかな風が生まれる。


観客席

「綺麗……」

「風早さん、魔力の流れが滑らか……!」


結果:Aランク中位(質は高い)


玲奈

「ミオ、すごいよ。」


ミオ

「玲奈ちゃんには敵わないけどね。」


---


水瀬みなせ みお──水系統


「……失礼します。」


手を置くと、

測定器の内部に“水の脈動”が満ちていく。

まるで静かな湖面が広がるような、

透明で澄んだ魔力。


観客席

「魔力の質が……すごく綺麗……!」

「水瀬さん、演舞向きだ……!」


結果:Aランク中位(質はS級)


玲奈

「澪さん……やっぱり綺麗。」


悠斗

「なんか……見惚れるな……」


玲奈

「……?」


澪は少し照れたように微笑んだ。


---


◆ 御門玲奈(空間系統)


神代

「御門玲奈、前へ。」


玲奈

「はい。」


玲奈が測定器に手を置くと──

空間が“静かに密度を増す”。


測定器

「……ッ……!!」


針が限界ギリギリまで跳ね上がる。


観客席

「すげぇ……!」

「御門家の魔力……!」

「これが直系……!」


結果:Sランク(測定器限界値)


悠斗

「玲奈……やっぱりすげぇ……」


玲奈

「ありがとう。」


---

神代

「以上で魔力量測定は終了する。

 全員、よくやった。」


観客席

「今年はレベル高いな……」

「誰が代表になってもおかしくない……!」


神代

「次は第三試験──

 魔力操作実技 に移る。

 ここで、

 “障害走に出す2名”

 “演舞に出す2名”

 を決める。」


悠斗

「(……嫌な予感しかしない……)」


玲奈

「大丈夫。

 悠斗は見てるだけだよ。」


悠斗

「それはそれで怖ぇよ!!」


こうして、

代表5名の座を巡る本当の戦いが始まった。


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